「白山」
白い山という名を持った山は、 欧州にモン・ブラン(モンは山、ブランは白)があり、
ヒマラヤにダウラギリ(ダウラは白、ギリは山)がある。 そしてわが国の代表は白山である。
~ 中略 ~
私のふるさとの山は白山であった。 白山は生家の二階からも小学校の門からも鮒釣りの川辺かも泳ぎに行く海岸の砂丘からも、
つまり私の故郷の町のどこからでも見えた。 真正面に気高く美しく見えた。 それは名の通り一年の半分は白い山であった。
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
(山名由来 ・・ ズバリ1年の半分が雪を頂く 「白い山」 が定説。 古くは 「しらやま」 と読んだ)
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7/16(日) 白山に登りました。
この時期の白山登山は、 中でもこの先、別当出合からの登山道はマイカー規制のため市ノ瀬Pから
バスで移動になります。 なので昨夜はここ、 市ノ瀬Pにて車泊しました。
有名な山のため、 約500~700台駐車可能な駐車場はクルマでいっぱいでした。 頂上の山小屋で
泊っている人含め相当の人がこの白山に入っていることが容易に想像できました。
(昨日大山を終え米子自動車道 ~ 中国自動車道 ~ 神戸、大阪、京都、琵琶湖、伊吹山を右手に見ながら
北陸自動車道へ入り福井北ICで降り、 永平寺近くを通り白山口へ。 夕方涼しくなった駐車場でのんびり
過ごす時間ってなかなかいいものでした。 お陰でお酒の進むこと、進むこと。。 ぬははー )
5時始発のバス待ちの行列。 この時間で後ろ、既に長い待ち行列ができてます。

僕は4時20分から並びました。
いよいよ出発です。 バスは早めにきてくれました。

別当出合(べっとうであい)着。 ここから登山開始!

(マイカー規制以外日はここまでクルマで上がってこられる。 200台くらい?駐車可)

サイトでよく見る吊り橋。

高いっス。。 長いし揺れるし、 で。

その後いきなりの急登が始まります。 しかも石段が特に急。

この急さで下りはつまづくと危険のため、 登りと下りは一方通行でした。 (下りは別の道)
中飯場という場所着。

その後も急登が続き大汗ビッショリ。
避難小屋着。


中はすこぶる綺麗でした。

後の祭りだが、 昨日のうちにここまで登り涼しく(この時期の車中泊は暑くて眠り浅い)ゆっくりするのもいいなあ、 と。。
大分登ってきました。 それにしても天候優れません。 (予報は晴れだったのに・・)

やがて黒ボコ岩着。

スゴイ人出。 皆さん昨夜は山小屋に泊り今日下山の方たちです。 んっ?? 上は雨か!?

弥蛇ヶ原。 晴れていればこの前面に白山が眺められるハズなのですが・・。


大きなザックです。 今夜は山小屋泊りですね。 それにしてもデカ過ぎ!?

室堂ビジターセンター(山小屋)到着。 (大人数泊れます)

エネルギー補給し山頂目指します。 (立ち止まっていると風と霧で体急激に冷えてくる)

寒いー! 強風ためカッパを着ました。

白山奥社。

頂上着。

なーんも見えましぇーん。。 でもこれもひとつの景色。 ここに来られたことに感謝です。
山頂はこんな感じ。 (右側は断崖絶壁)

風強く寒かったー
室堂に下りてきました。

ここでやっと腰を下ろし小休止。 おにぎり、 バナナチップ、 水分補給、 ストレッチ、 深呼吸。。
こんな天候なのに不思議と心晴れやかでした。 それはきっと・・ 遠く栃木から来て昨日の大山、
今日の白山に登れたことに大満足できたからだと思います。
やっぱりここまで来て良かったです!
下山時に少しだけ晴間が見えました。


気持いいー!!

黒ボコ岩に立つ本当の山ガール。 左上の少女。 ← きっと素晴らしい将来が待っているハズ。

こちらにもいました、 山ガール。

どうですか、 「山」 いいっしょ?
一生懸命登り、 山小屋に泊り、 体を休め、 質素でも実においしいごはんを食べ、 翌日花を見ながら家族一緒に下山する。
こんな素敵な場所に出会えます、 日常と180度違う世界を楽しめます。 山、 始めませんか。
(今回の遠征で撮った写真(約1,200枚)の中で、 これが一番好きな1枚)
この時期の山は花がいっぱい咲いています。 名前はわかりませんが見ていて嬉しくなります。

あと4km。 最後のため、 この辺あたりから一段と気を引き締めます。

やっと吊り橋が見えてきました。

下界は晴れていますね。 ま、 仕方ない、 これもまた山の天気。

んー、、 気持のいい青空。

そして無事下山。

バスに乗って体を休めます。 (当然エアコン稼働していません、 んなもん全然平気)

11時50分発。 この発車待ちの車内の安堵感って言ったら・・

そして市ノ瀬P着。

お疲れ様でした!!

今日の白山は山頂付近が終始ガスに覆われ真白だった。 僕の中ではこれぞホントの白山であった。 (^^v
それにしても白山は綺麗でカワイイ花がいっぱい咲いていた。 花の宝庫って感じでした。
この後は ここまで来たらやっぱり永平寺っしょ! ということで永平寺見学に出向きました。
そして大野の街で買い出し後、 明日登る予定の荒島岳登山口にて車泊することとなりますぅ、、 ???
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「白山」
先にも書いたが頂上はガスで何も見えなかった。 が、それでも何故か心晴ればれ大満足でした。
家から場所遠い山行は道順を一筆書きに効率的に登らないと金銭的にも時間(限られた休暇)的にも
難しくなります。 山の先輩諸氏から見れば “ピークハント” とお叱りを受けるかもしれませんが、
現実的はこうなのです。 (多かれ少なかれ100名山目指す方たちはこの方法も選択肢の一つのハズ)
且つ3日間連続の山登りを下支えする体力、 毎日の車中泊、 貧弱な食事、 体調管理、 そして往復2,100kmの移動。
全部が全部山登りのための行動。 特に遠征時一番に気をつけることは・・ 絶対に事故のないように、 です。
(遠方での交通事故や怪我病気は絶対禁物)
なので、、 そういったことも含め本日の白山も大満足なんだと思います。
(無事登り下り切れた、 やり切れた、 安全に帰って来れた、 という思い)
将来 会社勇退後時間ができた暁には、 今度はゆっくりのんびり再再度全国行脚できれば幸いかと。
今その布石を打っていると思い、 過ぎゆく景色や道、街の雰囲気を頭の中に焼きつけています。
その時はたぶん、、 軽の1BOXで車中泊しながら全国を渡り歩こうかな・・。
ああ、 今から楽しみだなー。。
以上です!