中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

クロチビの再来

2007-10-22 19:50:51 | 身辺雑記
 人が来たので外に出て応対し、終わってから家の前の道の向こうを見ると、小さな痩せた黒猫が歩いて来るのが見えた。最近どこかで生れたらしい。

 頼りなげな様子なので近寄って声をかけると、少し警戒をしている様子だったが逃げる気配はない。一緒に外に出ていた我が家のミーシャがそばに来た。「いじめるんじゃないよ」と声をかけたが、そんなことは分かるはずもないミーシャは近寄っていった。普段はこのあたりは彼女の縄張りで、ほかの猫が来ると威嚇し、時には喧嘩にもなるが、相手が小さいせいか脅かすようでもなく、かなり興味がある様子だった。しかし子猫の方は大きな体のものが近寄ってきたので怖かったのだろう、後ずさりした。だいぶ痩せていたので、家からミーシャの餌をひとつまみ取ってきて与えると、すぐに飛びついてカリカリと音を立てて食べてしまった。だいぶ腹を空かせているようなのでもっとやりたかったが、馴れてしまってこのあたりに住みつかれてはご近所迷惑なので心を鬼にしてやらないことにした。



道の向こうにいる子猫を気にするミーシャ。



  街に出る途中に地蔵の小さな祠があり、そこにはよく猫がたむろしていて、一時は10数匹もいたことがあったが、最近では2匹くらいしか見かけない。以前ここに黒い子猫がいて勝手にクロチビと名づけ、通りがかりにその可愛い仕草を見るのが楽しみだったが、急にいなくなった。このことは今年の1月3日のブログに「クロチビ」という題で書いた。どこから来たのか、今度来た子猫はそのクロチビにそっくりで、何かしら愛おしい気持ちになった。あのクロチビも可愛かったので、地蔵堂から姿を消したのはどこかに引き取られて飼われたのかもしれない、そうするとひょっとするとこの子猫はクロチビの子か孫かも知れないなどと現実味の薄いことを考えた。

クロチビ