日中は気温は30度近くに上がり、湿度も80%以上、不愉快な梅雨の日。家にいても仕方がないので夕方外に出た。
家のすぐそばにある小さな水田には稲の苗が植えられている。何となく涼しげな風情なので眺めていた。
急にさっと強い風が吹いてきて、稲の苗がいっせいに風にそよぎ、水面に波紋ができた。とても気持ちがよく、しばらく風を楽しんだ。
近くの家々のアジサイは今が盛りだが、雨が降っていないと心なしか表情が冴えない。やはりアジサイは梅雨の雨に濡れているのが、似合うようだ。
蒸し暑いのにはうんざりするが、梅雨が明ければ猛暑の夏。梅雨のない西安では毎日30度を超す暑さだと李真が言っていたが、日本でもどうなるだろうか。去年よりはましだろうとも言われているが、それでも熱中症に注意ということがたびたび警告されている。
日が暮れて夕焼け空になったが、気のせいか夕焼けまでが暑い感じだ。