中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

徒然雑記

2012-09-09 14:28:39 | 身辺雑記

9月6日

 ○広島市で夜、小学6年生の女の子が塾の帰りにバスから降りて母親の迎えを待っていると、大学生に誘拐された。誘拐された地名が私の妻の実家があったところでふと興味を惹かれた。大学生は東京の成蹊大学に在籍していて所属学部を留年中だそうだが、誘拐の手口、は悪質で、少女をナイフで脅かして市内で買ったスーツケースに閉じ込め、タクシーを拾い、あらかじめ予約してあったホテルまで行こうとした。幸い異常に気付いた運転手が少女を救い出し、通行人の協力で大学生を捕えた。大学生はホテルで少女に猥褻な行為をしようとしたらしく、大学での部活動に行き詰っていたと言う。

 大学生にもピンからキリまであり、これまでにも不祥事を起こしてニュースになったことも多いが、この事件は異常だ。なぜ東京から広島まで出てきたのか分からないが、計画的なのか衝動的なのか、何とも見当がつかない常軌を逸した行為だ。 

 

 ○西安の謝俊麗から、私の怪我のことで見舞いの電話があった。夫君の劉君ともどもずいぶん心配したようでてくれたようで「(独りでは心配だから)西安においでよ」と言ってくれた。元気ならすぐにでも行きたいくらいだ。息子のナオナオや李真の息子のチェンチェンに会えたらどんなに嬉しいことかと思う。それだけにもう会うことはないのだと思うとひどく寂しい。

 9月7日

 ○維新新党の党首に橋下徹氏が選ばれるというニュースがあったが、当の橋下氏は市役所で報道陣に対して「国全体の政治に関与する新党の代表に地域政党の代表から横滑りはできない」と述べ、党内選挙で選ぶ考えを示したと言う。

 その理由について「大阪府民、市民から直接選挙で選ばれた自分が地域政党の代表を務めるのは許される。国政政党となると、一定の民主主義の手続きをとらないと、危険な集団になってしまう」と述べたらしいが、その言や善し。当然のことだろう。新聞などで発表された後で維新の会の内部で疑義が出されたのかも知れない。松井知事が幹事長に擬せられていることも一緒に扱うのか。党内選挙の「党内」は近く結成されると言う維新新党のことなのか。いずれにしてもその党内選挙の結果、橋下氏ということになると民主的手続きは済ませたとして受けるのか。そのあたりのことはよく言を変え適当な詭弁で言いくるめる彼のことだから、彼のお得意の弁ではないが「2万パーセント」分からない。

 

 ○大阪でリゾートホテル事業を手掛ける企業が100万円の特別おせちを売り出したそうだ。フォアグラやキャビア、トリュフ、三重県産の伊勢海老などを使うと言う。金杯付きで8個限定だが、7日午後6時現在で6個が予約済みとのこと。ほどなく完売するだろう。負け惜しみと言われるだろうが、おせちと言うと美味しくないという先入観がある私だが、世の中にはこんな物に惜しげもなく金を使う人がいるものだと思う。羨ましいというよりは呆れてしまう。本当に世の中不景気なのか。それとも貧富の差が極端になっているのか。 

9月8日

 ○今日の『朝日』の朝刊一面トップは、またしても維新の会関連の記事だ。見出しは大きく「新党名『日本維新の会』」とある。こんな記事は四面でいいと思うが、『朝日』はよほど橋下氏や維新の会への思い入れが強く、この右翼政治家と政党の国政での「躍進」「活躍」を期待しているのだろう。ふと敗戦後に、『朝日』が戦争に協力し、国民を誘導したことを懺悔する記事を出したことを思い出した。マスメディアはまた同じ過ちを繰り返すのか。