中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

たき火

2013-02-13 06:50:44 | 身辺雑記

 冬になると思いだす好きな童謡は「たき火」です。私くらいの年輩の人はたいてい知っているとは思いますが、若い人たちはどうでしょうか。子どもになるともうなじみはないだろうと思います。歌詞は次のようなものです。

   かきねの かきねの まがりかど
   たき火だ たき火だ おちばたき
   あたろうか あたろうよ
   きたかぜぴいぷう ふいている

   さざんか さざんか 咲いた道
   たき火だ たき火だ おちばたき
   あたろうか あたろうよ
   しもやけお手々が もうかゆい

   こがらし こがらし さむいみち
   たき火だ たき火だ おちばたき
   あたろうか あたろうよ
   そうだんしながら あるいてく  

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 2番の歌詞の「しもやけお手々が もうかゆい」という個所の「しもやけ」は、昔の子どもはよくかかったものでしたが今はどうなのでしょう。しもやけは寒さのために手足の指や頬、耳たぶなどが炎症を起こし赤くなって痒かったり痛くなったりするのですが、私や妹も手が真っ赤に膨れたものでした。あの痒さは忘れられません。今では良く効く軟膏があるようですが、当時はどうだったのか記憶がありません。

 たき火も最近は見なくなりました。私の住む市では市街地ではたき火は禁止です。昔はちょっとした空き地があると、そこでよくたき火をしていました。だいたい朝の光景です。この歌も学校に行く途中の小さい小学生の様子を歌ったものでしょう。

 たき火ではありませんが、大晦日には炭俵を燃やしました。炭俵が燃えると顔が熱くなるほどで、冬には気持ちのいいものでした。日が弱くなるとまだ黒いうちに少しづつ水をかけて火を消し、まだ暖かいうちに火鉢に入れ、正月の準備をしました。これも冬の風物詩のようなものでした。

 年をとると、いろいろなことが懐かしくなるものです。童謡に描かれて光景もその一つです。