中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

維新の会と憲法

2013-04-01 07:19:34 | 海外あれこれ

 日本維新の会は結党後初めての党大会を開き、綱領が承認されましたが、その綱領の中で憲法について次のように言っています。 

 「日本をと軽蔑の対象におとしめ、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶の占領憲法を大幅改正する」

  これはもともと原案にはなかったのですが、東京からネットシステムを使って参加した石原慎太郎共同代表が大幅修正を要求した結果、彼の持論が党の綱領の一項になったものです。「日本を孤立と軽蔑の対象におとしめ」とは何をもって言うのか、「絶対平和」が戦後の混乱した世界情勢の中でなぜ「非現実的な共同幻想」なのか私には理解できません。いずれにしても戦前の日本を思い描く、錆ついた石原氏の頭にある時代錯誤的な持論がそのまま維新の会の綱領となったことで、維新の会は石原氏の私党のようなものになり、超右派政党としての旗幟が鮮明になりました。この党はこれからどのような方向に行くのか注目したいと思います。

 


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