土曜日のことです。
カルチャーセンターへ出張レッスンに行くため、センター南の駅舎を出た所で、スタジオのお客様にばったり。
なんでも、この近くに正覚寺というお寺があって、花菖蒲と紫陽花を見に行ってきたところだと言うのです。
カメラマンもたくさんいたよ、と。
「正しく覚える、ダンスといっしょだね!」と私。
私はこれから仕事なので、一眼レフ持ってないけど、コンパクトデジカメ持っていたので後ほど行くことに。
さて、3時過ぎ、外は雨が降り始めていた。
カルチャーセンターと同じ階にダイソーがあるのでビニール傘を買い求め、道行く人に尋ねながら「正覚寺」へ。
7分位歩いたところにありました。
雨は徐々に多くなり、境内は大きな樹木が多いこともあって、暗くなってきた感じがした。
私は、急いで撮らなければと気が焦っていました。
奥に進んで行くとハナショウブが見えたので、すぐカメラを用意して撮り始めた。
いつもですと撮影に行く時はスニーカーを履いて行くのですが、予定外のことでこの日はパンプス。
接写しようと、コンクリートの縁の上に乗った時、バランスを崩して左足がハナショウブの沼地の中にずぼずぼずぼ。。。
えっー!、深っ、ぬ、抜けない、抜けないから右足もとられてしまい、とうとう両足が。
傘はさしたままで、カメラをバッグにしまってなんとか自力で両足を抜いた。
あ~あ、両足がふくらはぎまで泥んこになってしまった。
私はすぐに思いました、撮る前に本殿にお参りするべきだったと。。
数人の人たちが気の毒そうに私を見ていました。
雨もしのげるので、手水舎でひしゃくで水をすくい、事もあろうに私は足に水をかけて清めた?
どろんこなのでなかなか落ちない、靴の中も泥だらけ。。。。
電車に乗らなくてはいけないので取りあえずズボンの泥をなんとか落とし、靴も濯ぎ、濡れてはいますが一段落。。
足まで清めて、ここで本殿にお参りしました。
日曜日、業界の知人に普通ならそこで帰るでしょう、と言われましたが、撮影を続けました。
歩くたびに靴の中ではグシャ、グシャ。。
手水舎の脇にきれいに咲いていたタイサンボク。

普通なかなかこうは撮れません、手の届く高さに咲いていました。

ナツツバキも咲いていました。
先日、東京新聞に京都の東林院というお寺で「沙羅の花を愛でる会」の写真が掲載されていました。
ナツツバキ(沙羅双樹)は朝咲いて夕方には散ることから、
平家物語には「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」と記されている。
そのお寺では緑の苔の上に散った白い沙羅双樹の花びらが浮かんでいた。

この正覚寺では平らに剪定されたツツジの上に散っていました。
紫陽花も見頃です。

雨で重くなっています。

墓地の方まで行ってみると斜面一面に白いアジサイが咲いていました。

ホタルブクロもたくさん咲いていました。

スイレン池もありました。
4時過ぎ、駅に向かう頃にはズボンも軽くなり、雨天で濡れた程度になった。
しかし、靴の中は冷たいまま。
帰宅してすぐに浴室へ駆け込んだ私でした。