熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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林家たい平チャリティ寄席inながとろ

2011-10-12 05:15:00 | 日記
 好天に恵まれた連休を皆さんは如何お過ごしでしたか?

HappyMonday法とやらで「10月10日体育の日」この懐かしいフレーズは暫く聞きませんでしたね。何でも6年ぶりとか。3連休になる方もいらっしゃって、何か体に良いことをという気が起きる日でもあります。さー坊は今日は笑って体に良いことをしてきました。

 秩父鉄道長瀞駅開業100周年記念の林家たい平師匠の高座を聴いてきたのです。たい平さんと言えば、今や笑点の大喜利メンバーで有名ですが、師匠の実家は私と同じ秩父です。私が良く行った美味しいうどん屋さん「原島うどん」のすぐ隣に実家があります。うどん屋さんはうどん玉だけを販売するお店でした。知る人ぞ知るというお店でしたが、もう数年前に閉店してしまい、秩父に行く楽しみがひとつ減りました。



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高座は13時開演の部を聴きましたが、有隣倶楽部の会場は満員御礼です。SLとセットで来場された方も多かったのでしょう。

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 最初にたい平師匠が笑天の楽屋話などをして笑わせ、お次は弟子の林家あずみさんが出身の京都を舞台にした三味線漫談。端唄や小唄などを披露して会場をまったり気分に。






 たい平師匠の演目は「禁酒番屋」



<あらすじをウィキペディアから引用>


 きっかけは、とある武家の家中の事件。


『月見の宴』というものの最中、泥酔した二人のお侍がチャンバラを始め、一人がもう片方をバッサリ。


斬った方はそのまま帰って酔いつぶれ寝込んでしまったが、翌朝目覚めて我に返るや、「主君に申し訳ない」とこちらも切腹をしてしまった。


その話を聞いた主君、「酒が災いしての無益な斬り合い、何とも嘆かわしい事じゃ。今後、わが藩では藩士が酒を飲む事を禁ずる。余も飲まぬからみなも飲むな」。


殿様自ら『余も飲まぬ』とのお達しがあれば、藩士一同否応なく禁酒するしかない。


こうして家中一党禁酒、となったが……何しろものが酒である。そう簡単にやめられるわけがない。なかなか禁令が行き届かず、隠れてチビリチビリやる者が続出。


また騒動になることを恐れた重役が会議をした結果、屋敷の門に番屋を設け、出入りの商人の持ち込む物まで厳しく取り締まる事になった。人呼んで「禁酒番屋」。


近藤の注文


番屋ができてしばしのち……


家中の侍でも大酒飲みの筆頭である近藤、酒屋にやって来てグイッと一気に三升。『禁酒なんど糞くらえ』で、すっかりいい心持ち。


「いい酒であった。小屋でも飲みたいから、今晩中に一升届けてくれ」


つっと帰ってしまった。太い奴もいたものである。


もとより上得意、亭主も無下には断れないが、近藤の長屋は武家屋敷の門内、配達が露見すれば酒屋は営業停止もの。しかも入口には例の「禁酒番屋」が控えている。どうやれば突破できるのか……


突破失敗また失敗


亭主が頭を抱えていると、小僧の定吉、恐る恐る手を上げる。


「正直に酒徳利を持って関所を通ろうとしたら止められます。菓子屋の梅月堂で南蛮菓子のカステラを売り出したとか。そいつに見せかけたらどうです」


もとよりお菓子は御法度の外である。酒屋ではカステラを買ってきて中身を抜き、五合徳利を二本、菓子折りに詰めてきれいに包装する。定吉、菓子屋の小僧に衣装を借りて禁酒番屋へ……


「お頼み申します」


「通れ……そのほうは何じゃ?」


「向こう横丁の菓子屋です。近藤様に、カステラのお届け」


近藤は家中屈指のウワバミ、そこに菓子屋からカステラ……あ奴いつ甘党になった、おかしい、と指摘する番人もいたが、『進物の菓子』を止める理由もない。「よし、通れ」ということになった、ところまでは良かったが……


「有難うございます……ドッコイショ!」


「待てい!! 菓子折り一つで『どっこいしょ』とは何だ!?」


抗議の声も聞かばこそ、折りを改められて「この徳利は何じゃ?」。


「えー、それはその、先ごろ出ました、『水カステラ』という新製品で……」


「たわけたことを申すな! そこに控えおれ。中身を改める」


一升すっかり飲まれてしまった。


「かようなカステラがあるか。この偽り者!!」


飲まれて追い出され、見事に失敗。


<引用終わり 以下省略>


 たい平師匠のアレンジは次に突破する小僧さんに伊達直人を使ったところでしょうか。

ランドセルの中に五合徳利2本を忍ばせます。徳利の中身を聞かれると「飲んで覚える漢字ドリル」だと答え、これを飲むと「憂鬱」や「薔薇」の字が書けるようになるのだと説明しますが、もちろん失敗。カステラで一升、漢字ドリルで一升都合二升飲まれてしまいました。ここから酒屋の逆襲が始まるのですが、お後は高座でお楽しみ下さい。

 最後のサービスは恒例の「秩父夜祭り実況中継」。これも昔の秩父夜祭りの触りを擬音で紹介するものですが、秩父生まれには最高のサービスです。師匠お疲れ様でした。


 高座が終わったのが14時少し回ったところ。少し暑さを感じるような陽気でしたので、家内が前から一度味わいたいと言っていた「阿佐美冷蔵の天然かき氷」をいただくことに。さー坊は金崎の本店しか知らなかったのですが宝登山神社の通りにも支店が出来たのですね。お店の前は今日も行列です。約1時間待ちでした。でもこの日は「出雲駅伝」を実況中継していましたので、待ち時間が苦になりませんでした。東洋大学の初優勝がかかった襷を渡されたアンカーは設楽啓太。寄居町出身の双子兄弟の兄さんです。対する二位の早稲田は平賀翔太、逃げ切れるか微妙なところ。でもやってくれました。見事初優勝です。3区を走った弟の悠太は区間賞。兄弟の箱根の活躍が楽しみです。そうこうしているうちに番が来ました。


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 オーダーしたのは抹茶あずき(黒みつがけ)¥800

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 良いことが重なった日でもありことのほか美味しくいただきました。でも結構ボリュームがあります。ダイエット中の中高年にはハーフサイズを検討して頂けるとありがたいですね。氷やさんでも通年営業だそうですから、ご興味のある方はお出かけ下さい。 食べ終わって帰る時もまだ行列でした。

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