熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

シーサーブログから引越したばかりでいいね、応援などをいただいてもリアクションが出来ませんので、悪しからずご了承願います。

那須岳周辺散策

2011-10-17 11:25:07 | 登山
 公園の欅も色づき始め秋が日増しに深まってきましたね。NHKのニュース番組で那須岳の素晴らしい紅葉を放送していましたので、先週10月11日(火)急に思い立って行って来ました。熊谷の自宅を5時30分に出発。いつもは館林ICから東北道に乗るのですが、最近のナビは北関東道の太田・伊勢崎ICから岩舟JCT経由を薦めます。そのルートで行ってみましたが、3連休後の平日ということもあって道は空いています。那須ICで降りて途中ロープウェイの手前が多少渋滞した程度で約3時間で到着。ツイッターで確認すると山麓駅駐車場はもう満車です。なので手前の大丸温泉駐車場に車を停めて山麓駅まで歩くことにしました。

 何とか8:54のロープウェイに乗り9:00に那須岳へ到着。

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少しガスが出ていますが、ロープウェイから見る朝日岳は素晴らしい紅葉です。気温は山麓で11℃今シーズンで2回目の二桁の気温と言っていました。山頂駅の気温は7℃、防寒着や手袋が必要です。普通なら茶臼岳に登るのですが、今日は足に自信が無い連れがいるので牛ヶ首まで行って折り返すことにしました。

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 牛ヶ首まで約30分。眼下には絶景の紅葉が現れます。この紅葉はなかなか見られませんね。

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 茶臼岳はガスに覆われ見えたり見えなかったりの状態。時折強風が吹きます。

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 天候も崩れそうな気配なので早々に退散することにしました。山麓駅に9:30過ぎに着きましたが、道路ははハザードを点けて駐車場の空くのを待つ車の列でした。

 まだ時間が早いので平成の森の「駒止めの滝」を見ることにしました。まだこちらへ向かう車は多くはありません。駐車場も何とか入れました。


 森の小道を進むと色づいた真っ赤に色づいた紅葉も。

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 素晴らしいグラデーションも。

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 やってきました。前回は8月末でしたので青葉でしたが、かなり良い感じの紅葉が始まっています。

 こちらが前回8月末

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 こちらが10月11日。

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今週あたりが見ごろかもしれませんね。


 途中でお昼をいただき熊谷到着が16時30分。ハイシーズンに出掛けた割にはスムーズな紅葉狩りでした。



林家たい平チャリティ寄席inながとろ

2011-10-12 05:15:00 | 日記
 好天に恵まれた連休を皆さんは如何お過ごしでしたか?

HappyMonday法とやらで「10月10日体育の日」この懐かしいフレーズは暫く聞きませんでしたね。何でも6年ぶりとか。3連休になる方もいらっしゃって、何か体に良いことをという気が起きる日でもあります。さー坊は今日は笑って体に良いことをしてきました。

 秩父鉄道長瀞駅開業100周年記念の林家たい平師匠の高座を聴いてきたのです。たい平さんと言えば、今や笑点の大喜利メンバーで有名ですが、師匠の実家は私と同じ秩父です。私が良く行った美味しいうどん屋さん「原島うどん」のすぐ隣に実家があります。うどん屋さんはうどん玉だけを販売するお店でした。知る人ぞ知るというお店でしたが、もう数年前に閉店してしまい、秩父に行く楽しみがひとつ減りました。



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高座は13時開演の部を聴きましたが、有隣倶楽部の会場は満員御礼です。SLとセットで来場された方も多かったのでしょう。

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 最初にたい平師匠が笑天の楽屋話などをして笑わせ、お次は弟子の林家あずみさんが出身の京都を舞台にした三味線漫談。端唄や小唄などを披露して会場をまったり気分に。






 たい平師匠の演目は「禁酒番屋」



<あらすじをウィキペディアから引用>


 きっかけは、とある武家の家中の事件。


『月見の宴』というものの最中、泥酔した二人のお侍がチャンバラを始め、一人がもう片方をバッサリ。


斬った方はそのまま帰って酔いつぶれ寝込んでしまったが、翌朝目覚めて我に返るや、「主君に申し訳ない」とこちらも切腹をしてしまった。


その話を聞いた主君、「酒が災いしての無益な斬り合い、何とも嘆かわしい事じゃ。今後、わが藩では藩士が酒を飲む事を禁ずる。余も飲まぬからみなも飲むな」。


殿様自ら『余も飲まぬ』とのお達しがあれば、藩士一同否応なく禁酒するしかない。


こうして家中一党禁酒、となったが……何しろものが酒である。そう簡単にやめられるわけがない。なかなか禁令が行き届かず、隠れてチビリチビリやる者が続出。


また騒動になることを恐れた重役が会議をした結果、屋敷の門に番屋を設け、出入りの商人の持ち込む物まで厳しく取り締まる事になった。人呼んで「禁酒番屋」。


近藤の注文


番屋ができてしばしのち……


家中の侍でも大酒飲みの筆頭である近藤、酒屋にやって来てグイッと一気に三升。『禁酒なんど糞くらえ』で、すっかりいい心持ち。


「いい酒であった。小屋でも飲みたいから、今晩中に一升届けてくれ」


つっと帰ってしまった。太い奴もいたものである。


もとより上得意、亭主も無下には断れないが、近藤の長屋は武家屋敷の門内、配達が露見すれば酒屋は営業停止もの。しかも入口には例の「禁酒番屋」が控えている。どうやれば突破できるのか……


突破失敗また失敗


亭主が頭を抱えていると、小僧の定吉、恐る恐る手を上げる。


「正直に酒徳利を持って関所を通ろうとしたら止められます。菓子屋の梅月堂で南蛮菓子のカステラを売り出したとか。そいつに見せかけたらどうです」


もとよりお菓子は御法度の外である。酒屋ではカステラを買ってきて中身を抜き、五合徳利を二本、菓子折りに詰めてきれいに包装する。定吉、菓子屋の小僧に衣装を借りて禁酒番屋へ……


「お頼み申します」


「通れ……そのほうは何じゃ?」


「向こう横丁の菓子屋です。近藤様に、カステラのお届け」


近藤は家中屈指のウワバミ、そこに菓子屋からカステラ……あ奴いつ甘党になった、おかしい、と指摘する番人もいたが、『進物の菓子』を止める理由もない。「よし、通れ」ということになった、ところまでは良かったが……


「有難うございます……ドッコイショ!」


「待てい!! 菓子折り一つで『どっこいしょ』とは何だ!?」


抗議の声も聞かばこそ、折りを改められて「この徳利は何じゃ?」。


「えー、それはその、先ごろ出ました、『水カステラ』という新製品で……」


「たわけたことを申すな! そこに控えおれ。中身を改める」


一升すっかり飲まれてしまった。


「かようなカステラがあるか。この偽り者!!」


飲まれて追い出され、見事に失敗。


<引用終わり 以下省略>


 たい平師匠のアレンジは次に突破する小僧さんに伊達直人を使ったところでしょうか。

ランドセルの中に五合徳利2本を忍ばせます。徳利の中身を聞かれると「飲んで覚える漢字ドリル」だと答え、これを飲むと「憂鬱」や「薔薇」の字が書けるようになるのだと説明しますが、もちろん失敗。カステラで一升、漢字ドリルで一升都合二升飲まれてしまいました。ここから酒屋の逆襲が始まるのですが、お後は高座でお楽しみ下さい。

 最後のサービスは恒例の「秩父夜祭り実況中継」。これも昔の秩父夜祭りの触りを擬音で紹介するものですが、秩父生まれには最高のサービスです。師匠お疲れ様でした。


 高座が終わったのが14時少し回ったところ。少し暑さを感じるような陽気でしたので、家内が前から一度味わいたいと言っていた「阿佐美冷蔵の天然かき氷」をいただくことに。さー坊は金崎の本店しか知らなかったのですが宝登山神社の通りにも支店が出来たのですね。お店の前は今日も行列です。約1時間待ちでした。でもこの日は「出雲駅伝」を実況中継していましたので、待ち時間が苦になりませんでした。東洋大学の初優勝がかかった襷を渡されたアンカーは設楽啓太。寄居町出身の双子兄弟の兄さんです。対する二位の早稲田は平賀翔太、逃げ切れるか微妙なところ。でもやってくれました。見事初優勝です。3区を走った弟の悠太は区間賞。兄弟の箱根の活躍が楽しみです。そうこうしているうちに番が来ました。


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 オーダーしたのは抹茶あずき(黒みつがけ)¥800

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 良いことが重なった日でもありことのほか美味しくいただきました。でも結構ボリュームがあります。ダイエット中の中高年にはハーフサイズを検討して頂けるとありがたいですね。氷やさんでも通年営業だそうですから、ご興味のある方はお出かけ下さい。 食べ終わって帰る時もまだ行列でした。

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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番聴き比べ

2011-10-10 06:21:00 | 演奏会
 芸術の秋・スポーツの秋・食欲の秋・・・皆さんはどんな秋を楽しまれていますか?

 365連休の身にはあまり関係ありませんが、3連休も今日で終わりですね。好天に恵まれた連休で何よりです。

8日に雄ちゃんと東京オペラシティのチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートを聴いてきました。聴きたかったのは表題のとおり「チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番」ご記憶の方も多いと思いますが、9月25日放映のN響アワーで辻井伸行さんが弾いた曲です。N響との初めての競演がこの曲だったということで、リハーサルから紹介されていましたね。辻井さんはこの曲が好きだというとおり、エネルギッシュな名演でしたね。その興奮も冷め遣らないうちに、イープラスのバーゲンチケットの案内が送られて来ました。前記の公演のS席を半額の¥5,000で販売するとのことです。すぐ雄ちゃんにメールを送って飛びつきました。早速申し込むと席も17列の4番・5番で下手の席です。これなら鍵盤も良く見えそうです。聴き比べのソリストは第8回フランツ・リスト国際コンクールで優勝したウクライナ出身のヴィタリー・ピサレンコ。

 14時開演なので午前中ちょっと寄り道をして、山種美術館で開催されている「知られざる歌舞伎座の名画」を鑑賞。

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これは音声ガイドに紹介されている展示作品の一部です。

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 会期は11月6日までですが、こちらもお奨めです。歌舞伎座が閉まっていなければ見られない日本画の名品がいっぱい展示されています。大観・古径・御舟・深水・・・・それに役者さんが描いた絵もありますので、歌舞伎ファンには必見でしょう。折角ですから記念に一枚。

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 見終わってからバスで渋谷駅に出ました。満員のバスで常識を疑う女生徒達にも会いましたが、公徳心は何処かに置き忘れてしまったようですね。

 空腹だと怒りっぽくなるので、昼食は渋谷でとることにしました。東急東横店では北海道物産展を開催中でしたので、そこで探す事に。本当は浜松町の「大つけ麺まつり」に行く予定でしたが、往きの電車が遅れた関係でそちらは又の機会ということにしました。会場に着くと12時前でしたが、既にラーメン店は長蛇の列。これではコンサートの時間に間に合うか心配です。そこですぐに座れる小樽の「巽鮨」さんへ。

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知床に行ってきたばかりなので、何か近く感じます。ひとっきり北海道談義をしていると、ここも行列の店になってしまいました。美味しいお鮨でしたね。巽鮨さんは小樽運河の北一ガラスさんのすぐ近くにあるそうですから、小樽にお出掛けの節はお出掛けになっては如何でしょう。

ホームページはこちらです。http://www.tatsumi-sushi.jp/

 さていよいよ本番です。でもその前にオペラシティ前でパチリ。

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 幕開きはドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」、続いて「チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番」変ロ短調。ちょうどすぐ前の席が5席ほど空席だった事もあって、ピアニストの指運びが良く見えます。辻井さんとN響も良かったですが、こちらも負けずに良いですね。途中休憩が入って最後は「チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調」こちらは指揮者に酔いました。ブラボー!の連呼でした。

 皆さんも良い連休を!


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
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さきたま古墳とさきたま緑道を歩く

2011-10-04 22:19:54 | ノルディックウォーク
 今朝(10月4日)はコタツを出したくなるような寒さでしたね。季節は一気に1ヶ月も先に進んでしまったようです。

Walkingコースも平坦な道ばかり歩いていると、山に登った時に足が上がらなくて結構大変です。そこで今日は緑道の終点になっている、さきたま古墳群に登ってからさきたま緑道を歩くことにしました。ご存知かもしれませんが、さきたま古墳群も世界遺産登録を目指しているので、周辺も良く整備されています。爽やかな秋の日、古墳巡りにお付き合い下さい。


 最初に登ったのは円墳では日本最大といわれる丸墓山古墳です。

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 案内板はこちらです。

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 頂上の案内板にはこうあります。

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 復元された忍城はこんなふうに見えます。

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 東日本大震災の関係で封切りが延期になった「のぼうの城」の舞台もここだったのですね。


 次に登るのは稲荷山古墳、こちらは国宝の「稲荷山鉄剣」が出土したことで有名です。

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 案内板はこちら。

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 次は将軍山古墳。こちらは登れません。

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 案内板はこちら。

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 石室の材料が房州石だというのは驚きです。


 最後に二子山古墳、こちらも登れません。

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 このルートを歩くと約2km、さきたま緑道を北鴻巣まで行って折り返してくると10kmですから、合計12kmのコースになります。今日は少し手前で折り返しましたので11kmでした。秋の爽やかな一日、古墳めぐりも悠久の世界に想いを馳せてお奨めです。



第22回太田松茸道中(妻沼聖天山の部)

2011-10-03 08:51:10 | 日記
今日は「くまがやを学ぶ講座」の第2回目です。前回の詳しい内容は本人がまだ良く消化していないため、別の機会にUPしますが、その講座の中で紹介された、第22回太田松茸道中(妻沼聖天山の部)を見学してきました。

お目当ての一つはそこで無料で振舞われる、松茸のお吸い物です。



 松茸道中の由来を以下に「山田屋焼きまんじゅう」さんのブログから引用させていただきました。

>江戸時代の初め、金山から沢山の松茸が採れました。

寛永6年(1629)館林城主の松平忠次が、将軍徳川家光に献上したのが始まりと伝えられています。

彼岸から10月にかけて金山山中の40ヶ所ほどで生え出た松茸は、山守りの御林守(おはやしのかみ)の家に集められます。

そして献上の日になると竹籠に詰められ、老中の証文写しを添えて江戸城まで運ばれました。

太田を朝9時に出発、中継で人足を交代し休みなく運ばれ、江戸城到着は翌朝5時を例としました。

この搬送は松茸道中と呼ばれ、大名と同格といいますから威厳は大したものだったようです。

鮮度保持のため搬送時間20時間ということからも威勢は伝わってきます。

明治以降は皇室へ引き継がれ昭和30年代まで続けられました。

現在では松茸はとれなくなってしまいましたが、献上松茸と松茸道中は語り継げていきたい、郷土の大切な歴史のひとこまです。


 最初に刀水橋の熊谷側のたもとで一行を待ちました。ベンチに腰かけて待っていると、車で刀水橋を通りかかった方に、車を停めて「何の行列ですか?」と尋ねられました。その方々も一緒に見物して珍しいものを見られたと喜んで帰りました。一行が14時少し前に、橋を渡って熊谷に入ってきました。

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 本物の松茸が籠の中に入っています。担いでいる方も手甲、脚絆に草鞋履きでとても素人には見えないですね。お侍様も立派です。

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 こちらの松茸には圧倒されます。松茸ご飯が何人分出来るのでしょうか?

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 一行が聖天山の近くまでやって来ました。今日は少し肌寒いような陽気で松茸道中日和かもしれません。


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 江戸時代の行列は江戸城までですが、現代の松茸道中は妻沼聖天山までで終わりです。ですが古来の史実どおりに、こちらでは道中の安全祈願をするという設定になっています。その昔、太田の呑龍さまと聖天さまは仲が良くなかったという言い伝えもありますが、この日ばかりは歓迎ムード一色です。


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 一行の皆さんが記念撮影をしているのを脇目に見てお吸い物を頂戴しました。いいお味です。

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 毎年10月の第一日曜日に開催されるそうですので、改装なった聖天山を見学がてら、松茸道中見物も一興です。

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