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「佐渡を世界遺産にする首都圏の会」第5回総会開催―山本顕男新会長を選出

2019年11月25日 09時31分00秒 | イベント

 令和元年11月10日ビジョンセンター浜松町に於いて、109名の参加者で首都圏の会総会を開催した。

坂田正通会長の挨拶に続きご来賓の方々からのご祝辞を頂いた。

 佐渡市副市長の伊藤光様からは、佐渡市の現状報告と世界遺産登録達成を願う署名が49万人以上集まった事、彦根城が国内推薦書獲得に動き始めとりあえず2~3年後を目指している等の報告があった。新潟県教育庁文化行政課課長の佐藤美由紀様からは、令和2年1月26日に、時事通信ホールで開催する世界遺産登録推進講演会への協力が呼び掛けられた。東京新潟県人会副会長の細井ミツ子様からは、細井様の出身地村上も精錬に使用する鉛を通して佐渡と係りが有り、是非世界遺産登録をと訴えられた。

 引き続く議事では、活動報告・収支報告が満場一致で承認された。最後に

 一身上の都合で退任を表明した坂田正通会長の後任に、山本顕男新会長を選出し、坂田会長の退任の挨拶と山本新会長の就任挨拶で、総会を終了した。

 引き続き 国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長の鈴木一義先生から「佐渡鉱山絵巻に見る人々の暮らし」と題して151名の参加者を前に講演を頂いた。

現存する佐渡鉱山絵巻は百点以上。百年以上に渡り描き続きられており、技術革新等その変遷を知ることが出来る―世界の鉱山では奴隷制度による労働体制が多いが、佐渡鉱山は共同作業体制が読みとれる―相撲を楽しむ図や、婦人や子供の労働、託児所の図が見られ、一種の福利厚生も窺える等、絵巻を見るだけでも普遍的価値が認められると講演された。

狭い会場は、立見席が出るほど盛況で、冷房が効かないほど熱気にあふれていた。

 交流会は場所を変えて日本海庄や浜松町北口店で鈴木先生も出席し、盛大に行われた。初めに若波会による佐渡民謡のご披露を戴き、続いて(一社)佐渡を世界遺産にする会の中野洸会長による挨拶を兼ねた乾杯、3か所にわかれた部屋でそれぞれに懇談し来年の推薦獲得に向けて意見交換し交流を深めた。当日応援に駆けつけて頂いた新潟出身の演歌歌手「舞さくら」さんの歌も入り、予定の時間はあっという間に過ぎて、佐渡市世界遺産推進登録議員連盟の近藤和義幹事長から力強い中締めの言葉を頂いて、交流会を終えた。

国内推薦の見通しはこれまでになく明るいものとなり、ようやくゴール地点が見えるところまで来たと感じる今年の総会となった。

(報告:佐渡を世界遺産にする首都圏の会 伊藤 功)

 

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