ライトフロウズノウト 今日の1ページにようこそ♪
今日はちょうど秋のお彼岸の終わりの日、
暑さ寒さも彼岸までと言いますが
本当に今週はぐっと涼しくなりました。
家の近くは豊中以上に小さな空き地や畑や林、森
多いのできっとそうと思ってましたが
虫の声はやはり種類も量も多く聴こえて
夜はにぎやかです。虫の声はコオロギ・鈴虫・松虫
など心地よい音のが多いので、外で鳴っている分には
不思議と睡眠の邪魔にはならないです。
むしろお寝み前のBGM的に毎晩聴くのですが
先週の何日かに、どう聞いてもこれは、部屋の中に
一匹いるよねというのがいました。
押し入れか部屋の隅か、”チッチッチッチ…”xリピートで
小さいのが夜中にずっと鳴いていたのです。
これは何やら気になって、寝入りばな少し気になりました。
どこから入ったのか、どこに隠れてるのか、
家の中には虫の食べ物はないし出られなくなったらお互い
困るし…探しても小さな虫多分見つからないし
と思ってましたが
何日かしたらいなくなっていました(^^
玄関から堂々とお入りになったコオロギさんには
そっと戸外にお引き取りいただき、部屋の窓枠にいたヤモリさん‥
春先3㎝ほど、これもお外に‥夏には倍ほどになったのが
窓ガラス外側にくっついてますが
このあたりはご愛嬌で、暮らしのごく小さなできごと
言えます。でも
小さい時に見た超特大の蜘蛛…記憶のなかでは
足を入れたら15cmはあったと思う…母親が
苦労して家の外に追い払った…や、
豊中の家で二回ほどあった迷子の蝙蝠乱入…多分緑地から
何か間違えて家に入って、見えないのか方向感覚おかしく
なったのか、パニック起こして部屋中あちこちぶつかって
飛び回る…窓全開でもなかなか出ないのを必死に誘導、は
ないようにと切に願います。
うちは猫がいることもあり、窓は開けても網戸は締めるよう
気を付けてはいますが、時おりふと予期せぬお客様来る
可能性が今の家も無きにしも非ず。
これまでのところは可愛い範囲の侵入者でした。
秋の虫の声は、小鳥たちのさえずりと同じく
小さな体で疲れ知らずに良く響く、私の羨ましく思う
音でもあります。あとしばらく、10月ぐらいまでは
毎日、夕方~夜に虫たちの合奏を楽しめるのが嬉しい‥
そんな初秋の気分の中で十二ヵ月の声の詩~九月のが
できました。もしよければまた、お付き合いください。
【 九月の声の詩: 秋の彩りの音 】
澄んだ虚空を抜けて
宙に向かって飛ぶ
蒼い音
山並みを見下ろして広がる
薄い羽根の形した
白い波長
軽やかに風にのり
細かな模様を作る
愛らしい囀り
木影で無心に呼びあう
小さな喜びの
スピリット
静かな花色を
点々とのせた
空き地の草叢
土の底に溜まっていく
冷たい温度
その上に重なる
乾いた落ち葉たち
道行く人の足元も手先も
次第に優しい
宵の色に染まる
前の季節の言葉は
そうして喪われてゆく
九月の空間を振るわせ
ひと呼吸ごとに
彩りを変える
秋の声たち
可視も不可視も等しく
今在る姿で
同じ時間に
包まれていく