ライトフロウズノウト
新しい1ページにようこそ♬
12月も半分過ぎてやっと
「11月」の詩が掲載ができました。
月ごとにひとつ「12か月の…の詩」を書き始めて
今回いちばん遅いアップではないかと思います…
これがやっぱり、最近は8割方はできているのに
そこから言葉の入れ替え作業‥いわゆる推敲にとりかかり
落ち着くまで時間がかかる、という最近のパターンでした。
推敲:語句や文章をあよりよくするため自ら吟味し
練り直していくこと
確かにそうなのですが、そしてより確りとお読みくださるかたに
伝わるようにと、その気持ちは勿論いつもあるのですが
詩の仕上げの時は、私の場合
一旦自分が書いた言葉でも読み返した時点で
どうしてもそのままでは”いけない”、納得できない
言葉が目について置き換えたくなり、また探し始めます。
良くしようという向上心から一歩離れています。
そして一つ直すと連動して またもう一つと修正が増えたりして
語彙力の不足を嘆くこととなります。もっと磨かねば、
ともよく思います。
これはなんでここに来た? と自問するような
違和感のある言葉や詩句が出てきて
一回置いたらもう触れない、これしかない
ということも時々あります。「言葉」は不思議です。
奇抜な表現や不自然な組み合わせをわざと作る意図はないのに
自分でも奇妙な取り合わせ?になることもあります。
宇宙や星の画像が好きなのでそれらに関する言葉も
多くて現実から離れている、あるいは夢見がちな
言葉が多いほうだという自覚はあります。
時おりどうしても出てくる言葉、離れないイメージがあり
これらは書き起こすまで
ずっと私の意識の中に居続けます。
そんなに上方向からは来ないので
よく言われる「降りてくる」とは違うかなと感じます。
まあ自分語りはこれほどにしまして
ただ、こんな風にやや不可解な作詩の過程でできた詩句を
お読みくださるかたがたへの
心からの感謝を改めて今お贈りします。
… そろそろもう少しふんわり書きたいのですが
次どうなるかはわかりません。
「言葉」は不思議な生きものなので…。
では画像の下に⤵ もしよければ
☆左 ハッブル宇宙望遠鏡 ☆右 最新のJWST望遠鏡による画像
左右 同じ宇宙で右の方には65億光年の銀河団まで写っているとのこと⤵
☆JWSTによる最新の映像 木星と衛生 木星にも輪がある⤵
☆海王星の環も幾つか衛星とともに⤵
【11の風の詩:星の声を運ぶ風 】
宙から降り来る
星たちの声
夜風に紛れて
細かく散らされ
運ばれてゆく
粉砂糖よりも
小さく軽く
燦く欠片に
なった声たちは
同じほどに
澄んだ波長の
地上の粒子に
いつしか出会い
融和する
……… 星の声は
水晶の鈴の音よりも
透明な音
本当は
生まれる前から
誰もが体に
持っている音
宇宙に生まれた最初の星は
仄かに蒼い光のふるさと
遥かな昔の響きのふるさと
冬の風に運ばれた声は
氷の世界の粒子と出会い
零度で研がれる
刃に変わり
真実と虚偽を
切り分けてゆく
それは
あらゆる空間
事象の中で
自然に働く
摂理のひとつ
最初の星の
静かな姿は
夢の奥底に
仕舞われている
意識の海に
静かに潜り
仄かに揺らぐ
始の波長と
交信する時
広がる視野の
クリスタル·クリア
流れる時の
密度が高まり
加速し続ける
今この時に
最上の
純度の五感と
霊感を得て
次の季節に
目覚める声を
新しい宙に
還す人たちが
一人またひとりと
現れる