ライトフロウズノウト 今日の一頁へようこそ♪
春の足取り 今年は少し遅いよう
でしたが先週あたりから
一気に春らしくなりました
その分 雨もよく降りますね
春雨 春霖(しゅんりん)菜種梅雨(なたねづゆ)花の雨、
桜流し、催花雨(さいかう)
春の雨の美しい言葉もたくさんあります
桜の花 北摂の平地ではそろそろ一重が
終わるようです
咲くときの見事さはもちろんのこと
散る姿もこれほど美しい花は他にない
と 古来言われてきてその通りに
私も毎年しみじみ感じ
桜咲く国に生まれた幸せを感じます
不思議なのは同じ所の同じ桜を
見ていても 毎年どこかが違うように見える
一年経てばその分 桜の木も一歳年を取り
また、その年の気候でも
枝ぶり、花の咲き方見た目は
多少なりとも変化しているでしょう
けれど
梅の木などでは年ごとに
”違う”という印象は持たずで
桜の場合は
見ている自分の心持ちを反映している
のだろうなと思います。
冬から春 ~ 春先は誰にとっても
変化の多い時 出会いと別れがあるとき
新年度スタートの時
心揺れるのは私だけではなく
多くのかたが桜の蕾ふくらみ
花びら舞い散るまでの間
その年その時の 自身や周りの
イメージを重ねて見られることでしょう
”桜花吹雪と散り乱れ
春愁淡き窓の雲 ♪……
↑通っていた高校に「四季歌」というのがあり
その出だしのところの歌詞なのですが、
これはメロディーとともに
毎年決まって思い出します
さて 桜 さくら
ひとつお知らせで… 前にもblog・Facebookで少し触れて
いますが、来月5月に 私は
桜の和歌(万葉集より)で
朗読をさせて戴くという
とてもありがたく貴重な機会を戴きました。
桜の花に戴いたご縁、それだけではなく
他にも感謝お伝えしたいかたがた
との出会いあり
2017年5月14日(日) 18:00~
「氷室神社しだれ桜 花咲寄進の集い」
(奈良春日大社 参道入口近く)
というご奉納会に参加します。
「奈良、時の雫」保山耕一氏作
たいへん美しい映像詩の上映はじめ
素晴らしい演目の数々予定されていますので
上記リンクをぜひ一度ご覧ください
(お心寄せていただく皆さまの
ご参加募集されています)
このご奉納会朗読の準備で
万葉集をはじめから終わりまで
全容を改めて見てみたのですが
(ななめ読みで「読んだ」とはとても言えない)
歌集の感想としてはあまりに平たい
趣のない言葉になりますが
古代の歌集が内包する
… ページの文字の向こうに垣間見える
世界のスケールに圧倒されて
ただただ 凄い、と思いました
文庫本(全四巻 中西進氏全訳注原文付 講談社)
になっていることに大感謝の私です
一巻裏表紙の言葉
「万葉集」は日本人の心の古典であり
貴族から庶民までに至る各階層が見事に
謳い上げた 世界に比類なき民族詩の金字塔」
4516首 短歌・長歌他数種の歌
(ちなみに古今和歌集で1111首新古今和歌集1970首ほど)
編纂はいちどきに行われたのではなく
”予想以上に長い歳月にわたって増減を経ながら
現在のかたちにたどり着いた” 中西進博士解説より
そうです。
Wikipediaによれば
編纂者は複数(諸説あり)で
延暦2年(783年)頃に大伴家持が20巻にまとめた
とのことですが
編纂の期間は 7世紀後半~8世紀後半
100年@@以上にわたって、あるいはそれ以後も
行われてきたそうです。
筆と紙が貴重品でPCもコピーなどももちろん無い
時代の「本」
できれば大きな図書館で文庫本以外のものも
見に行きたいと思っています
こうした古典としての価値は
文学者にはほど遠い私にも
わかるとして それでも
それより何より素晴らしいことは
万葉集のこれほどの数の歌の一つ一つが
天平~白鳳文化の時代に生きた
人々の息遣いを身近に伝えてくれる
というところでありましょう
機械のなかった時代
透明な空気の中の美しい自然・人々の感性に
思いを馳せるとき
古代への浪漫・憧れだけでなく
ふと私たちの生きる現代と引き比べて
何かしら切ない思いが寄せて
きたりもします
もともと古典は好きなほうではありましたけど
今思いがけずより身近に
なった私
しかし予兆~サインのようなこともあり
昨秋あたりから古文の音調の
文章に何とはなしに心惹かれて
いたりもしたのです
万葉集 魅力的な和歌 季節に合うものなど
またblogでご紹介して
みようかなとも思っています
もしよければ
お付き合いくださいませ^^
春の足取り 今年は少し遅いよう
でしたが先週あたりから
一気に春らしくなりました
その分 雨もよく降りますね
春雨 春霖(しゅんりん)菜種梅雨(なたねづゆ)花の雨、
桜流し、催花雨(さいかう)
春の雨の美しい言葉もたくさんあります
桜の花 北摂の平地ではそろそろ一重が
終わるようです
咲くときの見事さはもちろんのこと
散る姿もこれほど美しい花は他にない
と 古来言われてきてその通りに
私も毎年しみじみ感じ
桜咲く国に生まれた幸せを感じます
不思議なのは同じ所の同じ桜を
見ていても 毎年どこかが違うように見える
一年経てばその分 桜の木も一歳年を取り
また、その年の気候でも
枝ぶり、花の咲き方見た目は
多少なりとも変化しているでしょう
けれど
梅の木などでは年ごとに
”違う”という印象は持たずで
桜の場合は
見ている自分の心持ちを反映している
のだろうなと思います。
冬から春 ~ 春先は誰にとっても
変化の多い時 出会いと別れがあるとき
新年度スタートの時
心揺れるのは私だけではなく
多くのかたが桜の蕾ふくらみ
花びら舞い散るまでの間
その年その時の 自身や周りの
イメージを重ねて見られることでしょう
”桜花吹雪と散り乱れ
春愁淡き窓の雲 ♪……
↑通っていた高校に「四季歌」というのがあり
その出だしのところの歌詞なのですが、
これはメロディーとともに
毎年決まって思い出します
さて 桜 さくら
ひとつお知らせで… 前にもblog・Facebookで少し触れて
いますが、来月5月に 私は
桜の和歌(万葉集より)で
朗読をさせて戴くという
とてもありがたく貴重な機会を戴きました。
桜の花に戴いたご縁、それだけではなく
他にも感謝お伝えしたいかたがた
との出会いあり
2017年5月14日(日) 18:00~
「氷室神社しだれ桜 花咲寄進の集い」
(奈良春日大社 参道入口近く)
というご奉納会に参加します。
「奈良、時の雫」保山耕一氏作
たいへん美しい映像詩の上映はじめ
素晴らしい演目の数々予定されていますので
上記リンクをぜひ一度ご覧ください
(お心寄せていただく皆さまの
ご参加募集されています)
このご奉納会朗読の準備で
万葉集をはじめから終わりまで
全容を改めて見てみたのですが
(ななめ読みで「読んだ」とはとても言えない)
歌集の感想としてはあまりに平たい
趣のない言葉になりますが
古代の歌集が内包する
… ページの文字の向こうに垣間見える
世界のスケールに圧倒されて
ただただ 凄い、と思いました
文庫本(全四巻 中西進氏全訳注原文付 講談社)
になっていることに大感謝の私です
一巻裏表紙の言葉
「万葉集」は日本人の心の古典であり
貴族から庶民までに至る各階層が見事に
謳い上げた 世界に比類なき民族詩の金字塔」
4516首 短歌・長歌他数種の歌
(ちなみに古今和歌集で1111首新古今和歌集1970首ほど)
編纂はいちどきに行われたのではなく
”予想以上に長い歳月にわたって増減を経ながら
現在のかたちにたどり着いた” 中西進博士解説より
そうです。
Wikipediaによれば
編纂者は複数(諸説あり)で
延暦2年(783年)頃に大伴家持が20巻にまとめた
とのことですが
編纂の期間は 7世紀後半~8世紀後半
100年@@以上にわたって、あるいはそれ以後も
行われてきたそうです。
筆と紙が貴重品でPCもコピーなどももちろん無い
時代の「本」
できれば大きな図書館で文庫本以外のものも
見に行きたいと思っています
こうした古典としての価値は
文学者にはほど遠い私にも
わかるとして それでも
それより何より素晴らしいことは
万葉集のこれほどの数の歌の一つ一つが
天平~白鳳文化の時代に生きた
人々の息遣いを身近に伝えてくれる
というところでありましょう
機械のなかった時代
透明な空気の中の美しい自然・人々の感性に
思いを馳せるとき
古代への浪漫・憧れだけでなく
ふと私たちの生きる現代と引き比べて
何かしら切ない思いが寄せて
きたりもします
もともと古典は好きなほうではありましたけど
今思いがけずより身近に
なった私
しかし予兆~サインのようなこともあり
昨秋あたりから古文の音調の
文章に何とはなしに心惹かれて
いたりもしたのです
万葉集 魅力的な和歌 季節に合うものなど
またblogでご紹介して
みようかなとも思っています
もしよければ
お付き合いくださいませ^^