ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヵ月の風の詩:1月 雪の繭 】

2023-02-09 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト 新しい1ページにようこそ

 

すでに二月に入っていますが

毎月ひとつ 作り続けている詩の

1月分ができたので更新します。

 

このところ遅れ気味…1年ごとにテーマを決めて、

次の5月からまた新しいのにしますがここ一年は「風」

なのですが、どちらかいうと一月のは雪の詩になりました

もしよければどうぞお付き合いください

 

寒い日 雪の日続くようなので

皆様2月も暖かくして気を付けてお過ごしくださいね

 

 

 

【 十二ヵ月の風の詩:1月 雪の繭 】

風のない夜に
降る雪は

さらさら しんしん
凍えた余韻を
重ね続ける

雪の音
聞くうち思いは
闇夜の中に
溶けてゆく


ひとり静かな
部屋の中

白いリフレインは
微睡みを誘う

夢の幻の
仄かな声の
密やかな問い

忘れない?


忘れるための
画像の記憶

見えない色の
波長を知るまで

心の底に
降り積もる雪


胡蝶の夢の
中にいるのは

私 それとも
あなたでしょうか

雪の繭の裡
眠り続ければ

時計の針は
ゆっくりと止まる

目覚めることを
やめた魂の
なんと多いこと


夜通し雪は
降り積もり

見慣れた辺りの
冬枯れの
景色のすべて

白と銀色の
覆いをかけた


朝の陽に
明かに映える
雪の絨毯

氷の粒が
さざめき光る
自然のみ技の
美しさ


時計の針が
進んだのは夢
それとも現

誰も知らない
心の底の
雪の繭の中

 

 

 

 

 

 


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