ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヶ月の声の詩: 八月 夏の終わりのシンフォニア 】

2021-08-27 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト 今日の1ページにようこそ♪

八月も残り少なくなってきました。

 

各地で自粛期間続き、不要不急の外出は控えよう

というなかで、家にいることが多くても

コロナの情報更新・激しくて長い豪雨・海外で

地震や政変があったりで

外からのニュースを受け取るだけでも

振れ幅が多い月でした。

オリンピックとパラリンピック・高校野球は

開催中ですが、TV中継・録画でも自ら信じるところで

力の限り戦う姿からは感動と勇気も

いただきました。

(閉会までアスリート・関係者皆様どうか健勝で)

 

 

そんな中で仕事も8月は年度初めのカレンダー通りな

こともあり、気分的にはあまり寂しいことはなくて

 

十二ヵ月の月の詩~8月の声の…

も一旦ひとつ完成したのですが

それは少し重い気がしたので

とっておくことにして、

もう一つあったイメージから作ってみました

もしよければ画像一つの下、

お付き合いくださいませ♪

 

 

【 8月の声の詩:夏の終わりのシンフォニア 】

夏のさよならの声は賑やか

影と夜が
日ごとに長くなっても
景色の彩りの
シェイドが深くなっても

夏を生きる命は
在るままを響かせて

花火の一雫のように
瞬いて咲く

それぞれの色
ひとつずつの声

空の果て それより高く
海山越えて まだ遠く
響き合い広がる

同じ夏を生きる
命のシンフォニア

まだ続くなかで
小さく始まる秋の音

二つの季節が
少しだけ重なる

ゆく月の名残り
まだ見ぬ明日への畏れ
そのままに編み込んで

瞬時に移ろい煌めく
季節の万華鏡

今この時の
繰り返しはない
愛しい書置きをそこに
映している
 
  処暑の緩やかな残照
  まだ聞こえる蝉の声
  緑深い木立の葉ずれ
  雲の峰から聞こえる遠雷

  子ども達の夏休みは終わり
  夏越しの峠は疾うに過ぎて
  祭りは密かな祈りの中

  秋は優しく訪れる
  蒼天掃く雲の影
  夕空の茜から宵の紫暗への転調
  虫たちの涼やかな輪唱
  夜鳥の羽ばたき
  月の光の囁き

  奏でられている
  多重の声を聞き分けるうち
  人ではない姿の時の
  記憶が甦る

 

 

 


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