川沿いの散歩道にある数本の桜が3分咲きとなっていました。
じーっと見ていれば花開くところが見られるかな?
ふんわりとした優しいピンク♪
桜餅が食べたくなりました。
甘~い香りのミモザの花の見頃はそろそろ終わり
入れ替わるように咲き始めたのはヒュウガミズキ
奥にレンギョウ、上にはコブシのすてきな春色小道♪
コブシにすこし遅れてハクモクレンも満開に
ハクモクレンとコブシ。花の大きさも花びらの厚みも違うけれど
一番の違いは、コブシの花のねもとに小さな葉が出ていること。
モクレンにはないので、ここが見分けのポイントなのだそうです。
この冬、テレビで偶然目にした「タイマグラばあちゃん」という映画。
岩手県の早池峰山麓に暮らす夫婦の素朴で豊かな日常生活を
15年間追ったドキュメンタリーなのですが、その中で
「コブシの花がよく咲けば今年は豊作、花つきが悪ければ凶作
とおじいさんが教えてくれた」という内容の場面がありました。
あまりにも胸に響く映画だったので、毎春ただうっとりと眺める
だけだったコブシが今年からは特別な花となりました。
映画を振り返りながらじっと見上げていた白い花のなかに
岩手県で生まれ育ち、心からその故郷を愛していた
在りし日の父の笑顔が見えたような気がした彼岸中日でした。