教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

12月四回目の教室 間近でアオゲラ☆

2019年12月17日 | 教室風景

三日前には黄色の葉が多かったミズキの谷は


赤く染まり葉が減って空が多く見えるようになっていました。

穏やかに晴れた日。早くも12月四回目の教室でした。

皿の上のニカワが固まってしまうので電熱器で温めながら。
立ったり座ったり離れて見たり、絵を描くのも全身運動です。


午前中Iさんが水彩画作品を、Hさんがパステル画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでおたのしみに☆

緑色の葉がなくなったカマツカの樹上で

キョッ!
鳥が甲高い声でひと鳴きしました。

そーっと声の主を探すと

目の前にアオゲラが!


こんなに近くで見たのは久しぶりです。
木をつつくこともせず首をすくめしばらくじっとしていました。


メタセコイアは赤褐色に。


クヌギにコナラ


黄色い葉はコクサギ
青空の下で見るといつにもまして華やかに感じられます。

ヤツデの葉が動いていたので目をこらすと

ひょこっとメジロが顔をだしました。

この日の森は小鳥たちのさえずりでにぎやか!
明日は雨だとわかっているかのようでした。


 

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Iさんの新作日本画(026)

2019年12月16日 | 教室風景

Iさんはドイツの歴史ある街を描かれました。


「ディケルスビュール」 日本画 F6

12-15世紀頃建てられた建造物がそのままに残る街の日暮れ。
夜の華やぎが現れ始めいっそうロマンチックです。古い石畳、
凝った木組みなど誠実に表現され清々しい作品となりました。

近づいてみました。

光と陰を丁寧に追い特に灯された明りの様々な表情をよく観察
されています。やわらかい筆致で細やかに時間をかけて表された
街のどの部分にも温かみがあり素朴な人の生活が感じられます。

作品の色はますます冴えて表現は力強く伸びやかになっている
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“作品集”の中のIさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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12月三回目の教室 色づくカマツカ

2019年12月14日 | 教室風景

暖かかった前日から一変、この季節らしい寒さになりました。


横浜自然観察の森のミズキの谷の彩り
華やかさはもう少しもちそうです。

12月三回目の教室日は時々日の差す明るい曇り空の一日でした。

風もなく穏やかな日和、外で遊ぶ子供たちの声を聞きながら制作していると
朗らかな気持ちに。筆がすすみます♪


午前中Iさんが日本画作品を完成させました。のちほどご紹介して
まいりますのでお楽しみに☆

森への階段を上がったところにあるカマツカの木

小さなリンゴに似た実がなりますが今年はほとんど見られず。
つい最近まで緑色だった葉がすべて暖かい色に染まっていました。


一枚一枚表情が違うものですね☆


愛らしいアオジが落葉をガサガサ。。


セイタカアワダチソウが花盛りの頃
ウラナミシジミが乱舞していたススキ野原

左側の木は大きな実のなるコナラ。気になって近づくと

ドングリはまったく実っていませんでした。

小さな蛾がはためいていたのでフユシャクだ!と追いかけると

この冬初撮り♪クロスジフユエダシャクのようです。


タイワンリスは冬毛でもこもこ。
木々の葉が減り姿を見ることが多くなりました。

気温高めの日が続いているこの12月。冬支度をどうすればいいのか
森の動植物たちも戸惑っているに違いありません。


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季節はずれの暖かさ

2019年12月13日 | 散歩

上着がいらないほどの暖かさだったので朝早くから活動的になり
お昼にお教室があるというのに車で遠方へ出かけ用事を済ませた後
苦手な電器店に行ってのんびりとデジカメをさわったりしました。

さらにいつもの公園へ。


なんと、オオアオイトトンボにまた出会えました。
あたたかいってありがたい。


この前あぶれていたオスでしょうか。
メスが飛んできてくれるとよいね。

黄葉の進むイイギリにはヒヨドリたちが群れ

実を次々とついばんでいました。


枝によってはほとんど実がないところも。


ヒヨドリたちはとても敏感で少し近づけば鳴き交わして飛んでしまう。
近くの木に隠れながらの撮影です。


カエデの紅葉も進んでいました。


今年の赤は鮮やかで深い。


落ちた葉っぱを見ているだけでも体が温まってきます。


通いなれた散歩道。今までこんな色になったことがあったかな。

思い返せば昨年は紅葉どころではなかった。
胸が苦しくなることが続いていたから今年の彩りがこの一瞬が
特別でかけがえのないものに思えます。


 


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Aさんの新作日本画

2019年12月12日 | 教室風景

Aさんは南国の鳥を描かれました。


「見栄を切る鳥」 日本画 F15

コンゴウインコが羽を広げた瞬間。その華麗さと強い存在感に
心動かされ緻密に表現されました。質の違いをよく観察され
下地を工夫し描き込まれた鳥は生命感にあふれ迫力があります。

近づいてみました。


瞳は鋭く澄んでこの鳥の賢さがあらわされています。羽の表情にも
時間をかけ幅の広い赤色を出すのに苦心されました。ゴージャスな
主人公にぴったりな雲母を背景に用い煌めきと日差しを表しました。

よく勉強され画材研究にも熱心なAさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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彩り最盛期ひだまりの猫

2019年12月10日 | 散歩

青空の出た休日。
公園のイチョウの色づきが気になり見に行きました。


かわいい横顔。。気持ちよさそうです。


黒さんはとてもリラックスしていてご機嫌のよう。
落葉をガサガサさせている小鳥を気にしているようでした。


大きなイチョウはすべての葉がレモン色になり今が見頃!


下の方はわずかに黄緑色のところが残っています。


カエデも色が深くなり


光に透かすと黄金色


真紅に染まっていたものも


小鳥がたくさん集まっていた木


クヌギの幹を見るとまだ産卵しているクヌギカメムシ母さんがおり
樹皮の溝にはたくさんの卵が見られました。


尾羽をくるんくるん回すモズ
とまっていたエノキの葉はだいぶ黄色くなっていました。

今年の紅葉は色鮮やかに感じられます。

コメント (2)
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Oさんの新作日本画(0199)

2019年12月09日 | 教室風景

Oさんは旅の思い出を描かれました。


「浄蓮の滝」 日本画 F4

落差25m、中伊豆の名瀑です。貴重な羊歯に覆われた柱状節理は
大胆に描き込まれた飛沫で霞んでいます。山の緑、ワサビ田の黄緑、
滝壺の青。すべてが滝の神々しさ涼やかさを際立たせています。

近づいてみました。


鬱蒼とした緑は粘り強く岩絵の具を重ね厚く濃く、流れは場所に
よりタッチを使い分け軽やかに仕上げました。伸びやかな筆遣いは
生命感にあふれ滝の轟音や吹き抜ける風が感じられるようです。

枚数を重ねる毎に作品に華やかさ、強さが増しておられる
Oさんの作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のOさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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12月二回目の教室 ノササゲの実り

2019年12月07日 | 教室風景

寒い一日でした。


それでも雲間から青空が見えると暖かみが感じられました。

12月二回目の教室日でした。


午前中、10年在籍されだいぶ前に退会されたSさんがお越しくださり
本当に嬉しかった♪画材を分けてくださり旧知のお仲間とも談笑。
心温まるひとときをいただきました。今年開催予定の「グループ彩雲20周年記念展」
にOBとして出品していただけることになりました♪


午後もにぎやか。お茶や甘いものをいただいたり開催中の展覧会や
いまセール中の画材店のこと、あれやこれやをお話している間にも
手はとめず。またたくまに時間がすぎていきました。

午後にAさん、Oさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


この日の森は驚くほど静かで小鳥やリスがみな何処かへ
引っ越したのかと思うほどでした。


おや?ノササゲ!


いつも通っている道沿いの目立つ場所にサヤがはじけたノササゲが。
ずっと会いたいと思っていました。何故今まで気が付かなかったのだろう?


すぐ近くには愛らしいトキリマメも。それともタンキリマメ?
トキリマメとそっくりなタンキリマメがあるそうなのですが
葉がなくなった今では調べようがなくわかりません。


赤銅色に染まったメタセコイヤの前に黄色く輝くツル植物。


カエデドコロでした。実はこれから熟していくところかな。


美しいクモがいたので急ぎ背面をパシャリ。
動きが素早くてブレてしまいました。この模様、アオオニグモのようです。


昼も会いに行ったのですがこの体勢のまま。
来週も会えるかな。。

ツユムシ発見!


喜んで接写すると、すでに絶命していることに気づきました。
赤茶色の蜘蛛が近づいています。
これから他の生き物によって自然にかえってゆくのでしょう。

紅葉は進んできましたが光が足りずあまり撮影できませんでした。
次回はカラッと晴れてくれますように。


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いのちをつなぐオオアオイトトンボ

2019年12月06日 | 生き物

正午の川沿いは日向であればあたたかく


風もないのでまだ昆虫が見られるかもしれない♪
いそいそと小さな池へ。

すると出会えました!


綺麗なハート型☆
オオアオイトトンボのカップルが成立していました。


ハート型はどんどん変わって


やがてこの形に落ち着きました。
下にもう一匹オスがいます。

突然


メスにアタック!


上のオスはメスを離すことなく横恋慕は失敗に終わった・・のかな?
産卵するまで見守りたかったけれど時間切れとなり残念。


ムシャムシャ黄色い翅の虫を食べていたアキアカネ
拡大しても何の昆虫かよくわかりませんでした。


久しぶり!のキタテハ
成虫越冬タイプなので厳しい季節に備え栄養を蓄えているのですね。


テントウムシはどこで越冬するのかな。

本格的な冬を目前に小さな生き物たちは懸命に活動していました。


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色づく水辺

2019年12月05日 | 散歩

久しぶりに大きな池のある公園へ。


かしましく鳴き交わしていたのはヒドリガモたち


大好きなカイツブリに


キンクロハジロもいました。
ほかにもバンやオオバン、コガモにカルガモ。


小鳥の声に見上げれば彩りゆたか☆


クヌギにまじった黄色い葉っぱは何だろう?


ムラサキシキブの葉は黄金色


メジロがやってこないかな~♪


カエデの後ろに丈高いセンダンの木


葉が落ちた頃にヒヨドリたちがやってきて実をついばむのですが
今年は年末ごろかな?

三脚を立てて何かを待っている方たちをよく見かけるようになりました。
ミソサザイ、ルリビタキ、シギの仲間?冬がやってきました。



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