立冬の朝はそれほど寒くなく風もなく気持ちよく歩けました。
ノブドウの実は色づきヤマノイモの翼果も黄色く♪
ノササゲのサヤもそろそろはじける頃かと見に行くと
フジの花のように見えるツルが!
誰かが引き下ろしたのか自然になのかノササゲのたわわに実るツルが
道の真ん中にぶら下がっていました。
今まで目に高さにあるものしか気が付かなかったので
こんなにたくさん実っていたとは驚きました。
秋の紫色といえば、リンドウはどうかな?
草むらの中に数輪ありましたが朝のうちは閉じたまま。
お昼に花開いたところを確認しようと思いつつこの日は行けませんでした。
11月2回目の教室日でした。
この日も小鳥やリスの鳴き声、子供たちの歓声を聴きながら
心穏やかに制作できました。秋も深まるにつれ体験学習する学校など
施設を利用する団体が増えたようで周辺に賑わいが戻ってきました。
午前中Iさんの日本画作品を、午後にIさんの水彩画作品を撮影することが
できました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
昼休みも秋の彩りを探し歩くと
コマユミの実を撮影していないことに気づきパチリ
こんなものがいくつもありましたが、何だろう?
何かが潜んでいるのか食べかすなのか。細かい糸が気になります。
あちこちでコジュケイの家族がのんびり食事
アカメガシワに、みーっけ♪
翅が葉っぱにそっくりのヒメクダマキモドキでした。
クズの葉にはアシグロツユムシ
ツユムシの仲間を見ると秋も深まってきたな~と思います。
この日印象に残ったのは初めましての可愛い甲虫。
教室終わりの夕方、ドアを開け放して掃きだしていたら
部屋に甲虫が飛び込んできて、しばらくグルグル飛びまわりました。
ようやく動きがとまったところを箒でちょちょっと触ると死んだふり。
急いでいたので数枚撮影し、外に出しました。
気になって、帰宅してから調べると名前はムネアカセンチコガネ。
神奈川県では準絶滅危惧種で、会おうと思ってもなかなか会えない
菌を食する珍しい甲虫だとか。蛍光灯に引き寄せられたようです。
何でもっとじっくり撮影し、観察しておかなかったのか!
愛のない対応で警戒させてしまった。ムネアカセンチコガネさんごめんね。。
顔まわりや触覚や脚をもっと見ておきたかったな。
次回の夕暮れ、また会えるかもしれないと思うとワクワクします。
日射しがまぶしい♪
朝から気持ちのよい青空が広がっていました。
アキアカネの翅が黄金色にきらめき
エビヅルの葉も夢のような彩りに。
光が特別澄んでいるように感じられました。
めったにない上天気だったこの日は11月最初の教室日でした。
窓からの風は爽やかで光も良く手元が良く見えます。
穏やかで心地よい日はいつにもまして作品とじっくり対話できます。
制作するにも思索するにも散策するにもぴったりの一日。
無心になって充実した時間を過ごすことができました。
そろそろかな、とカマツカの木を見上げると
実が赤くなっていました。
カマツカの実は小粒のリンゴのよう。
葉が黄色くなるこれからも楽しみです。
マユミの実もはじけだしました。
完熟するのを小鳥たちが楽しみにしていることでしょう。
サルトリイバラの実もたわわ
似た形のシオデの実も熟したようです。
サルトリイバラもシオデも葉はルリタテハの幼虫の食草♪
両方ともつる性ですがサルトリイバラは半低木。
サルトリイバラの葉は、滋賀を旅した時食べた「がらたて」という
あんこ菓子に使われていて香りが良く驚きましたが食べられなかったような。
シオデは草本。
シオデの若芽はアスパラガスに似て人気の山菜だそう。
セイタカアワダチソウが盛りを過ぎ、センダングサの仲間に蝶がきており
このキタキチョウやウラナミシジミ、
多くのキタテハが見られました。冬越しの準備ですね。
メタセコイヤは少しずつ黄色味が増してきました。
一日野原に寝転がっていたいと思えるほど
久しぶりにしみじみ秋の良さを感じた日でした。
今にも雨が降りそうな暗い森は風がひんやりとして静かでした。
咲き残りのトリカブトやサラシナショウマを味わいながら
ひと月前に比べすっかり寂しくなった小径をゆくと
一輪、ヤマラッキョウが咲いていました。
迷ったけれど来てよかった!急に元気が出てきてあちこち見ると
センブリ!
イヌセンブリは見たことがあるけれどセンブリは初めてです♪
湿った場所にあるイヌセンブリとは立ち姿も蜜腺の様子も違う。
なめるように辺りを見たけれどあったのはこの小さな株だけ。。
可愛いホコリタケがぽこぽこと。
もののけ姫にでてくるこだまのようです。
いつまでも見ていられる。。
丸くてほろっとくずれるクッキーが食べたくなります。
緑のくすんだ森でテンナンショウの仲間の果実が目立っていました。
数多く咲いていたのは
コウヤボウキの花
気温が低いのにマルハナバチの仲間が飛んでいたので
近づいてよく見ると
花に黒くて腰の細いハチがうずくまっていました。
フタスジスズバチのようです。
接写しても逃げないので生きているのか心配になりましたが
脚は動かしていたので寒くて飛べないだけなのかも。
手がかじかむ気温だったので飛ぶ虫は諦めていましたが
タラノキの葉にアマガエル
撮影し損ねましたがヤマアカガエルも水辺にいました。
華麗なツバメエダシャクの仲間
あまりに動かないので蜘蛛に捕まっているのではと
腹側も見ましたが、ただとまっているだけでした。
ヒナバッタでしょうか、草地にふみこむと数頭飛び出しました。
普段はすぐ逃げるような生き物たちが大人しく接写モデルに。
小鳥の歌声がやんだと思ったら雨が降りだしました。