河岸忘日抄(堀江敏幸 新潮社)
「いつか王子駅で」が気に入ったので、堀江さんの本をもう一冊読んで見ることにしました。
フランスの河岸に浮かぶ船に住んでいる主人公の日常を描いています。
繋留された船での生活というと、貧乏くさい感じになりそうなのですが、内装や家具は年代ものの立派なもので、暮らしぶりはとても優雅。
主人公は、一日中、本を読んだり、レコードを聞いたりしてすごし、気が向くと買い物にいったり、料理をしたりします。話し相手は郵便配達夫と大家で、日本の知り合いとは文通をしています。
こうした設定は「いつか王子駅で」と共通する部分が多いのですが、この本の方が内省的な感じがしたし、フランスという舞台になじみがないせいか、「いつか王子駅で」に比べると読みにくくて、少々つまらなかったように思いました。
「いつか王子駅で」が気に入ったので、堀江さんの本をもう一冊読んで見ることにしました。
フランスの河岸に浮かぶ船に住んでいる主人公の日常を描いています。
繋留された船での生活というと、貧乏くさい感じになりそうなのですが、内装や家具は年代ものの立派なもので、暮らしぶりはとても優雅。
主人公は、一日中、本を読んだり、レコードを聞いたりしてすごし、気が向くと買い物にいったり、料理をしたりします。話し相手は郵便配達夫と大家で、日本の知り合いとは文通をしています。
こうした設定は「いつか王子駅で」と共通する部分が多いのですが、この本の方が内省的な感じがしたし、フランスという舞台になじみがないせいか、「いつか王子駅で」に比べると読みにくくて、少々つまらなかったように思いました。