日経新聞の夕刊の映画評の昨年の年間ベストで複数の方があげられていたので、見てみました。
アメリカでは、そのだだっ広い国土のせいか、今でも(日本などにくらべると)ラジオの人気が高いと聞きます。そういえば大統領の大事な演説などはかならずラジオでも発表されるような気がします。
長年ラジオのライブ番組が行われてきたフィッツジェラルド劇場が買収されることになり、その最後のライブが行われることになります。この映画は最後のライブそのものと舞台裏を描いています。
メリル・ストリープはじめ俳優達が生歌(?)を披露してそれも素晴らしい雰囲気がある(特に前半で歌う「赤い河の谷間」がとても良かった)のですが、映画全体としてはいわゆるシチュエーションコメディに近いものがあって、ショーの中あるいは舞台裏で展開されるジョークもとても楽しめます。
最近日本では三谷幸喜さんの舞台や映画が人気があってその大半がシチュエーションコメディのたてつけなのですが、作品数が多くなったせいか、パターン化して、あざとさみたいなものが目立つように思います。この映画はそういう製作側の「ウケたい」とか「賞をとりたい」とか「儲けたい」という欲望があまり感じられず、力がぬけた上品な作品になっていると思います。
アメリカでは、そのだだっ広い国土のせいか、今でも(日本などにくらべると)ラジオの人気が高いと聞きます。そういえば大統領の大事な演説などはかならずラジオでも発表されるような気がします。
長年ラジオのライブ番組が行われてきたフィッツジェラルド劇場が買収されることになり、その最後のライブが行われることになります。この映画は最後のライブそのものと舞台裏を描いています。
メリル・ストリープはじめ俳優達が生歌(?)を披露してそれも素晴らしい雰囲気がある(特に前半で歌う「赤い河の谷間」がとても良かった)のですが、映画全体としてはいわゆるシチュエーションコメディに近いものがあって、ショーの中あるいは舞台裏で展開されるジョークもとても楽しめます。
最近日本では三谷幸喜さんの舞台や映画が人気があってその大半がシチュエーションコメディのたてつけなのですが、作品数が多くなったせいか、パターン化して、あざとさみたいなものが目立つように思います。この映画はそういう製作側の「ウケたい」とか「賞をとりたい」とか「儲けたい」という欲望があまり感じられず、力がぬけた上品な作品になっていると思います。