さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

春分・雀始めて巣くう

2021-03-23 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月20日~24日ごろの今の時期は、
旧暦では春分(しゅんぶん)の初候、
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
です。

春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつとされます。
春分の日を中日に、前後3日を含めた7日間が、春のお彼岸。
今年は桜も早い開花となりました。

雀始めて巣くう とは、
雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ です。

父が生きていれば、3月20日が80歳の誕生日でした。

それまでたいした病気もなく、寝込んだこともなく、
ピンピンと元気で若々しい父でしたが、
たちのよくない、たったひとつの病のために
73歳でこの世を去ってしまいました。
亡くなった人の歳をかぞえても詮のないことですが…
今でも父と母の存在を大きく感じながら生きています。


いつもの散歩みちに、スミレが群れ咲いているのを見つけました。
うれしくなりますね。

 

 


時々足を延ばす公園のミツマタも、開花しています。
ジンチョウゲ科のミツマタ。
必ず3本セットで枝分かれします。
その皮は、和紙や紙幣の原料に使われるそうですよ。

 

 
こちらは、アカバナミツマタ。 ↓

 

いつのまにか、どんどん春が広がってきているのですね。


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啓蟄・菜虫蝶と化す

2021-03-15 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月15日~19日ごろの今の時期は、
旧暦では啓蟄(けいちつ)の末候、
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
です。

冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
やわらかな春の日を浴びて、羽がみずみずしく輝きます。

ご近所の、つぼみだったモクレンが花ひらきました。
すぐに散ってしまうモクレンです、
しっかり今年の花を愛でておきましょう。。。

 


 

2月はまだ、こんなつぼみでした。

 

 

これもご近所で咲いている、アーモンドの花。
桜と同じくバラ科サクラ属の仲間なので、よく似ていますね。
桜(ソメイヨシノ)よりも、ひと足早く咲きます。



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雨水・草木萌え動く

2021-03-01 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月1日~4日ごろの今の時期は、
旧暦では雨水(うすい)の末候、
「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」
です。

草木萌え動く とは、
次第にやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころ。
冬の間に蓄えていた生命の息吹が外へ現れはじめる季節です。

菜の花が、元気をくれるような黄色で咲きはじめています。
お花屋さんにも、桃の花とともに見かけるようになりました。
そして八百屋さんでも菜の花が…
食べるほうの菜の花もいいですね。
野菜はなんでも好きですし、旬のものは特においしい。
菜の花の出回るこの時期は、せっせと買って食べています。
たいていあっさりとおひたしですが、
菜の花とあさりのパスタなんかもいいですねえ。

お誘いがあり、先日久しぶりに友人と会うことができました。
一昨年以来の再会でしょうか。
通勤や日常の買い物以外のおでかけも、いつ以来でしょう。
中山寺の梅を堪能してきました。
木にもよりますが、全体的に七分咲きぐらい。
お天気もよい日中で、
マスクをしたままのおしゃべりにも花が咲き、
いい時間をいただきました。


 

 



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雨水・霞始めて靆く

2021-02-24 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ2月24日~28日ごろの今の時期は、
旧暦では雨水(うすい)の次候、
「霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)」
です。
靆く(たなびく)…難しい漢字ですね。

雨水とは、降る雪が雨へと変わり、
氷が解け出すころのこと。
昔からこの季節は、
農耕の準備をはじめる目安とされてきたそうです。

霞始めて靆く とは、
春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。
遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節。
春のまぼろしに出遭いそうですね。

また冬の寒さが戻りましたが、
日中のひざしはあたたかでした。
ご近所でモクレンのつぼみを見かけました。
咲いてしまうと、あっという間に散ってしまう花なので、
時期をのがさず愛でたいと思います。

 


久しく会えていない年長の友人、同期の友人からそれぞれ、
梅見に行きましょう、一緒にランチをしましょう
と、3月のお誘いをいただきました。

わたしの住む兵庫県では、大阪府、京都府とあわせて
3月7日を待たず緊急事態宣言が解除されそうな気配ですが、
来月の半ばごろには、どんな状況になっているでしょうか。
まだまだ、油断することなく
毎日の感染対策の習慣を続けながら暮らしていく必要があると思います。


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立春・魚氷に上る

2021-02-18 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ2月14日~18日ごろの今の時期は、
旧暦では立春(りっしゅん)の末候、
「魚氷に上る(うおこおりにあがる)」
です。

魚氷に上る とは、
あたたかくなって湖の氷が割れ、魚が跳ねあがるころ。
そんな春先の薄く張った氷のことを、薄氷(うすらい)
と呼ぶそうです。

とはいうものの、昨日今日は冬の寒さ。
春寒、余寒と言われる、冬の名残りの寒さでしょうが、
めったに雪の降らないこのあたりでも雪がちらつくほどです。
地方によっては、雪の積もったところもたくさんあることでしょう。
いちどあたたかくなったあとの寒さ、
春先になってまた積もる雪…
は、心身にこたえますね。

それでも、花たちは着々と春への準備にいそしんでいます。

 

ご近所の沈丁花がほころんできました。
花ひらき、香りだす日が楽しみです。
水仙、梅とともに、だいすきな香り。
春を教えてくれる香りですね。


 

こちらもご近所の梅。
可憐な色です。

春の兆しを見つけながら、通勤やお散歩の道を楽しんで歩いています。


コメント (2)
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