30さいも過ぎてから
日本酒のおいしさを知ってしまったわたし。
当初は 酔っぱらったあげく、
失敗することも多くあった。
ひとに迷惑をかけ、たくさんお世話をかけた。
大目にみてくれる人たちに恵まれていたから
よかったものの、
こんなことを繰り返していては、
友だちをなくしても不思議ではないと
反省することしばしば…
はめを外すならもっと若いうちに、
しかたないなあ~と思ってもらえる年齢のうちに
しておけばいいものを、
わたしは本当に、こういう面でもおくてというのか、
しておくべき時期に しておくべきことをクリアせずに
としだけオトナになってしまった人間のようだった。
何度も失敗と反省をくりかえしては、
こりているのやらいないのやら、
そういうおとなげない自分をはずかしいと思い、
おろかしいと感じ、
自己嫌悪におちいることが多かったのだが。。。
40さいを過ぎても、
ちょっと気をぬいて緊張を解いてしまうと
何度か、やらかしてしまった。
つねに緊張がつよいタイプのわたしは、
いったんほぐれて それに身をまかせてしまうと
とめどなくくずれてしまうのかも知れない。
そして、50代を目の前にしているいま。。。
いろいろな理由から、
外でのむ機会がほとんどなくなったこともあるのだが、
酔っぱらってはめを外すこともなく、
淡々と毎日をお行儀よく過ごす自分が、
なんだか 酔いたりなくものたりなく感じる
この不可思議さ。
これが、ないものねだり(もしくは単なるワガママ?)
というものなのだろうか。
それだけ、としをとったということなのだろうか。
今だって、ほんのたまには
自分がわからなくなるくらい酔う日があったって
いいではないかと
こころのなかでは思っているのだが、
実際にそれをやらかすと、きっとまた
後悔しきり、反省しきり なのだろう。
それに、自分の家でならともかく、
外で酔いつぶれている今の自分の姿を想像してみるに、
まちがいなくイタイおばさんだよ。
いや、これまでもそうだったんだろうけど…
何か建設的な、ひとに迷惑をかけない(!?)、
自己嫌悪にもおちいらなくてすむ、
希望の持てるような楽しみ、リラックス方法を見つけなくては(笑)
歌や川柳は、楽しみではあるけれど
リラックスというより、
ある種 理性的で緊張感をともなう作業だからなぁ。。。
日常から離れて、
ちいさな旅でもいいから、できたらしたいな。