ひさしぶりに歌のおはなし。
この3月に、
A野先生門下生の発表会があり、
そこで歌わせていただくのが 記事タイトルにある2曲。
ひとつは
A野先生に これ歌わない??と薦めていただいた曲で
”エンヒェンのアリア” と呼ばれる
「Kommt ein schlanker Bursch gegangen」
…すてきな人が来たときは。
ウェーバー作曲「魔弾の射手」
というオペラで歌われるアリアのひとつ。
わたしにとっては お初のオペラアリアになる。
ドキドキ。
もうひとつは
昨年末から なんとなく歌いたくなっていて
自分で選んだ
チャイコフスキー作曲の
「Nur wer die Sehnsucht kennt」
…ただ憧れを知る人だけが。
曲の決まったのが 今年に入ってからで
3月に本番という、
こんなに短い練習期間で ひと前で歌えるまでにしないといけないのは
はじめてのことなので、
ずっと 汗マークついてる感じ。。。
だいだいリートでも、
たいてい 早めに曲を決めて
半年近く練習期間をもつのが わたしの通常のペースなので…
だけど 本番の日はうごかないのだし、
ほかの門下生さんたちだって おなじ状況だろうし、
決まった本番にまにあうように練習するしかないと
自分なりに カクゴを決めてのぞむ。
エンヒェンのアリアは
たっちぃ師匠門下のお仲間である うたこさんも
いま 練習中らしく、
5月のだいだいリートで聴くのを楽しみにしているわたし。
どんなんなるかわかんないけど、
3月にわたしも歌ってみるわね。。。
オペラアリアは、
すごい声楽家さんたちが
そのテクニックを惜しみなく披露される とんでもない曲だという
ニガテ意識がずっとあって、
(しかも 絶叫系やらコロコロ系が多いし…ムリムリ!)
。。。と、
自分が歌う曲として 選ぶことができずにきたけれど、
選んでいただいたこの曲は
明るくて 可愛くて ほほえましく、
あ、これ歌いたいな…と思えたし
歌ってみれば むずかしいんだけれど、
明るい気持ちで 少女にもどった気分で(?)
笑顔で歌えそう。
とっても すきになれた。
たっちい師匠には、
先日 今年お初のレッスンをやっと受けられたのだが…
予想していたとおり
にがてな装飾音符やら 発音のこまかい部分を
ことごとくチェックされましたぁ。
装飾音符はいつも、
どう歌っていいやらわからなくて
テキトーに コブシつけるから
音は勝手にふやしてるし、
音程いいかげん だし。
音源きいて 自分で音やら発音をさらっているうちは
こまかいところを注意しながら おぼえるのだが、
ある程度 流して歌えるようになると
「歌えたような気になって」
こまかいところが いーかげんになってしまう。
レッスン受けないと そこらあたりが甘いまま
まちがって おぼえてしまっていたりとかする…。
いまだに いろいろクリアできない点が多いが、
短い期間のなかで
自分にできることを できるだけやって、
あとは 楽しく歌えれば と思う。
エンヒェンが まだ若く、
恋に恋する青い少女の歌ならば
2曲目の 「ただ憧れを…」は、
恋の甘いよろこびも悲哀も知った オトナ??の女のイメージ。
この詩には シューベルトをはじめ
多くの作曲家が曲をつくり
おなじ歌詞の ちがう曲がたくさんあるらしい。
ドイツリートの会では、シューベルトのを習ったことがある。
詩が抽象的に感じて、
どうイメージすればよいのか 具体的にわからずにきたのだが、
ある訳詩に
いや、ただ”逢瀬への”憧れを知るひとだけが
かつて苦しみ これからも苦しむわたしを
理解するだろう
とあったのを読み、
ああ そうか…それならわかる。
と、わたしのなかで納得できたものがあった
(ような気がした)。
2曲つづけて歌うので
(そういう機会は あまりない…
はじめてのだいだいリートの時以来 かなぁ)
本番では 気持ちをすぐ切りかえて、
ちがう歌の世界に 入らないと と思う。
むずかしそー。 できるかな。
こんな時期によりによって なぜなんだと思うが、
働け もっと働けと わたしのおしりをたたくかのように、
仕事の予定が イレギュラーでつまりにつまってしまった最近。
もっと歌いこんで、
もしまちがえても余裕でスルーできるくらいになりたいし
こまかいところも もっと練習したいし
レッスンも受けたいけれど…
仕事も家のことも 日々やることいっぱいあるなかで
健康管理もしつつ(休養と称して 寝る寝る!)
時間をやりくりしないといけないし、
おまけに 中腰の姿勢の多い職業柄か
このところ 腰痛がきつくなり…悩まされている。
が、
誰でも、いつも ととのった条件のなかで
歌えるわけではないものね。
できる最善を 尽くすのみです。
しばらくまた、記事も書けないかなあ。
毎日あくせくと、
でも 元気にはしておりますので ご安心を♪