新暦の、およそ1月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の初候、
「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」
です。
大寒とは、
1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。
そして、
日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。
款冬華さく とは、
蕗の花が咲きはじめるころ。
凍てつく地の下では、春の支度が着々と進められているのですね。
昨年から予定されていたオフ会で、
新春の文楽公演におでかけ。
かつて母が着ていた色無地に、初めて袖を通しました。
帯もお初です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/15/62f153ac739ca31486c92df75cf96a99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/67/244b8247583bfa3f34855012e999a6e8.jpg)
この着物に、母がどんな帯を合わせていたのか、
私の記憶にはなく、写真も残っていないので、わからなくて…
それとは別に、何年も前にお店で見せていただいてから、
憧れていた帯がありました。
今の自分には不相応かな…と、ずっと見送ってきたのですが、
まだお嫁入りしていなかった(!)この帯を、
昨年末にキヨミズ買いしてしまい…
清水買いとは、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、
えいやっと買い物してしまうこと?らしい。
それです。
色合いといい、大好きな鳥獣戯画の絵柄といい、
華やかだけど派手にもなりすぎず、やっぱり好きだ!
それにもしかして、
そろそろ着たいと思っている、母のあの色無地にも
合いそうではないか♪
…と、これはこの帯を買うことを決めたときの、
私のココロの声。
しかし、問題は、二重太鼓で仕上げる必要があることでした。
帯枕の位置を印していただいたりして、
チャレンジはしてみたのですが、あえなく挫折。
当日の帯結びは、
着付けのおけいこでお世話になっている先生に丸投げ~;;
ああ、なさけなや。
「またお勉強していきましょうね」
「ハ、ハイ。。。」
使いたいと思っていた帯留めは、帯締めが太くて通らず断念。
シンプルな装いになりましたが、これはこれでいいか。。。
またひとつ、母の着物を着ることができたうれしい日でした。
そして、このお気に入りの帯も自分で締められるように、
もっと励まねば^^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a9/cbfc73da67a2bc5037b355027e4de17f.jpg)
文楽の演目は、
「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)でした。
伊達家のお家騒動の中で、
母として子を思う親心を押し殺してまでも、
若君鶴喜代を守り奮闘する乳母・政岡を中心とする物語。
涙なしには観られません。
夏にご近所の近松記念館で
「曽根崎心中」を鑑賞した折に人形遣いをされていた
人間国宝・吉田和生さんが政岡を演じておられ、
ふたたびのご縁をうれしく思いました。
おみやげに、今年の干支・龍の手ぬぐいを。
龍が背に乗せて運んでくれるのは
「平和」だといいな。。。
鳥獣を母の着物に遊ばせる さくら
旧暦では大寒の初候、
「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」
です。
大寒とは、
1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。
そして、
日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。
款冬華さく とは、
蕗の花が咲きはじめるころ。
凍てつく地の下では、春の支度が着々と進められているのですね。
昨年から予定されていたオフ会で、
新春の文楽公演におでかけ。
かつて母が着ていた色無地に、初めて袖を通しました。
帯もお初です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/15/62f153ac739ca31486c92df75cf96a99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/67/244b8247583bfa3f34855012e999a6e8.jpg)
この着物に、母がどんな帯を合わせていたのか、
私の記憶にはなく、写真も残っていないので、わからなくて…
それとは別に、何年も前にお店で見せていただいてから、
憧れていた帯がありました。
今の自分には不相応かな…と、ずっと見送ってきたのですが、
まだお嫁入りしていなかった(!)この帯を、
昨年末にキヨミズ買いしてしまい…
清水買いとは、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、
えいやっと買い物してしまうこと?らしい。
それです。
色合いといい、大好きな鳥獣戯画の絵柄といい、
華やかだけど派手にもなりすぎず、やっぱり好きだ!
それにもしかして、
そろそろ着たいと思っている、母のあの色無地にも
合いそうではないか♪
…と、これはこの帯を買うことを決めたときの、
私のココロの声。
しかし、問題は、二重太鼓で仕上げる必要があることでした。
帯枕の位置を印していただいたりして、
チャレンジはしてみたのですが、あえなく挫折。
当日の帯結びは、
着付けのおけいこでお世話になっている先生に丸投げ~;;
ああ、なさけなや。
「またお勉強していきましょうね」
「ハ、ハイ。。。」
使いたいと思っていた帯留めは、帯締めが太くて通らず断念。
シンプルな装いになりましたが、これはこれでいいか。。。
またひとつ、母の着物を着ることができたうれしい日でした。
そして、このお気に入りの帯も自分で締められるように、
もっと励まねば^^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a9/cbfc73da67a2bc5037b355027e4de17f.jpg)
文楽の演目は、
「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)でした。
伊達家のお家騒動の中で、
母として子を思う親心を押し殺してまでも、
若君鶴喜代を守り奮闘する乳母・政岡を中心とする物語。
涙なしには観られません。
夏にご近所の近松記念館で
「曽根崎心中」を鑑賞した折に人形遣いをされていた
人間国宝・吉田和生さんが政岡を演じておられ、
ふたたびのご縁をうれしく思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f8/b6b97c97eaad852e99dcf9d6a6308c9c.jpg)
おみやげに、今年の干支・龍の手ぬぐいを。
龍が背に乗せて運んでくれるのは
「平和」だといいな。。。
鳥獣を母の着物に遊ばせる さくら