さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立春・東風凍を解く~ゆるやかに

2025-02-05 | たわごと・できごと
新暦の、およそ2月4日~8日ごろの今の時期は
旧暦では立春の初候、
「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」
です。

立春とは、
初めて春の兆しが現れてくるころのこと。

東風凍を解く とは、
あたたかい春風が吹いて、川や湖の水が解け出すころ。
旧暦の七十二候では、この季節が新年のはじまり。

時候ではそのようになっていますが、
今年は立春を過ぎてからやってきた最強寒波に
身構える昨日今日。
雪の多い地方の方々は、
さぞかしたいへんな思いをされていることでしょう。

ふだんほとんど雪の降らないこちらあたりも、
油断はできませんね。
無事に乗りきれますように。


年のはじめから、
ひと月に1回ペースのようなことになっておりますが。。。^^;

大きな変化や刺激は少ない、
おだやかに流れているような毎日ながら、
こまごまとした雑多な用に追われて1日が終わります。

大きな変化はない、といっても
少しずつ確実に変わってゆく現状のあれこれを
意識無意識で感じてもいますね。
進んでゆくりんの老い、わたしたち自身の老い。
避けられぬことなら、ゆっくりつきあっていくしかありません。
どうぞゆるやかに、お手やわらかに…と願います。

肩の痛みで着物のお稽古もお休み中ですが、
着物から離れてしまわないようにしたいです~;

仕事以外の外出は最小限にしている状態は変わらずで、
ついつい引きこもりがちになってしまいますが、
夫が在宅できる休日に誘われたハイキングなどには
ほんの時々ですが、出かけています。

自然にふれて歩くのが、いちばんのリフレッシュになっていますね。
夫との外出は…
お留守番のりんを気にしながらの、
日常の買い出しドライブくらいでしょうか。

目を離せないことが増え、
お世話が増え、
夜中に起きることも増え、
工夫する必要のあることも増えましたが、
りんとおうちにいる時間も、それはしあわせな時間です。

これまでの丸い器を水平に置いて、では
食べにくそうになったので、
傾斜がついていて、鼻の長いりんによさそうな形状の器を
買ってみました。

 

少しは食べやすくなったかな。
これでも途中でフードを端っこに寄せてやったり、
前に寄りすぎて器に足をつっこんでいるのを救出したり、
足腰が弱ってふらつき、よろけて時には転んだまま起き上がれない(!)
のを防ぐのに、
まるで競馬でお馬がゲートインするように
食卓のまわりを安定するよう囲ってやったり…
と、環境をそのつどいろいろ整えてやる必要があるのです。

ない知恵をしぼっては、困りごとに対応する毎日です^^;

おうちで過ごす時間には音楽をかけて、
リラックスリラックス…♪
ですが、家にいると、いろいろ気になる雑用も目につくんですよねえ。
見ないふり。。。


 ゆるやかな変化に合わせ知恵しぼる  さくら


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬至・雪下麦を出だす~あけましておめでとうございます

2025-01-01 | たわごと・できごと
 

新暦の、およそ12月31日~1月4日ごろの今の時期は
旧暦では冬至のもう末候、
「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」
です。

冬至とは、
1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。
これから日が伸びていくので、
古代には冬至が1年のはじまりでした。

雪下麦を出だす とは、
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。

新しい年の明け、
いかがお過ごしでしょうか。

昨年10月から、すっかりごぶさたしてしまいました。
余裕がないままにバタバタ過ぎてしまった、
というのが正直なところでして…
特別何があった、何をしたというわけではないのですが、
毎日のことをひとつひとつこなしていくだけで
一日が終わってしまうのが現状です。

夫とりんと、つつがなく年を越すことができました。
それだけでもうじゅうぶんかな。
りんをカートに乗せて、
おなじみのご近所のお寺さんで除夜の鐘をつき、
そのすぐお隣りの神社で初詣もできました。

りんとのお散歩が日課ではなくなって、
お寺さんまで歩くのも久しぶり。

 

除夜の鐘つき(年が明ける直前)時なので
ぎりぎり12月のことばですね。

昨年は、うれしい再会も多くありましたが、
またかなしいお別れもたくさんあった年でした。

さて、今年はどんな年になるでしょうか。
スローペースでしか動けませんが、
ぼちぼちやっていきましょう。

気まぐれにしか更新できませんが
たま~にのぞいてくださるとうれしいです^^;

おだやかな日々でありますように。


 しなやかに生きて脱皮をくりかえす さくら



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

処暑・禾乃登る~移りゆく季節

2024-09-06 | たわごと・できごと
新暦の、およそ9月2日~6日ごろの今の時期は
旧暦では処暑のもう末候、
「禾乃登る(こくものみのる)」
です。

処暑とは、
暑さが少しやわらぐころのこと。
朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂いはじめます。

禾乃登る とは、
田に稲が実り、穂をたらすころ。
禾(のぎ)とは、稲や麦、稗、粟など穀物の総称で、
もともとは、稲などの穂先に生えている毛のことだとか。

なんとも亀さんペースの更新行進で。。。すみません。
仲良くしてくださっているブログのお友達のみなさんとも
ごぶさたでごめんなさい。

今年のこれまでは、
懐かしくうれしい再会と、かなしいお別れが交錯した日々でした。

沖縄の、親愛なる従兄のあとを追うように、
それとも従兄が連れて行ったのか…
ちょうどひと月あとに、宮古島に住むその母が亡くなりました。
私の母の姉にあたる伯母です。
そしてそのちょうど2週間後には、叔父が。
亡くなった伯母と、私の母の弟である叔父です。

その伯母にも叔父にも、こどもの頃からよく可愛がってもらいました。
もう一度どんなに会いたかったか。。。
このさき宮古島へ行っても、もう会えないのかと思うと
心残りでなりません。

すでに亡くなって久しい私の両親を含め、
仲睦まじいきょうだい、親子、親戚どうしであったので、
今はもうこの世のくるしみから救われて
あの世で仲良く楽しく暮らしてくれていると信じましょう。

前回に書いた大暑のころから、
季節はもう立秋、処暑へと移り、明日からは白露に入ります。
朝晩、いくらかしのぎやすくなりましたが、
日中はまだまだ厳しい暑さですね。

とりあえず、元気に過ごしています。
がんばるわがやの老犬、りんを中心にした毎日です。
粗相が増えて、足腰のふんばる力も弱って、
目や耳の衰えもあって、
お世話や見守りが多くなりました。
清潔作業中にヨゴレ作業に入る必要ができることもしばしば。
特に朝からの出勤日は、仕事あと帰宅すると、
まずケージ内の掃除&りんの汚れた足洗い
から始めないといけないことが多くなりました。

夜間も徘徊っぽい行動があったり
排泄を促すためベランダに連れ出したりなど、
途中で何度か起きる必要があることが増えました。

それでもまだまだ、それなりにボチボチとですが
りんの状態に合わせたペースで楽しく暮らしています。
よくがんばってくれていると思います。
歯にほとんど欠けはなく、
目は衰えているはずですが、濁りなく澄んでいます。
寝る時間は増えたし、足腰も弱りましたが
寝たきりではなく自分で歩けています。
ゴハンもなんとか食べてくれています。

来月19歳のお誕生日も、どうか元気に迎えられますように。


私の五十肩の痛みは継続中で、いまだ難儀しており
着物のお稽古もお休み中。
前結びでどうにか仕上げられる半幅帯で、
(それでも痛くてやっとのことですが;)
この夏は浴衣を何度か着ておでかけできました。
弟夫婦が一緒に行くはずだったのが、
急なことで行けなくなったお嫁さんの代わりにと
弟に誘ってもらったコンサートや、
お友達とのランチ会などで。

そろそろ浴衣の季節も終わり、
単衣の時期ですが、半幅帯でなんとかなる着物なら
そうしたいなあと思っています。
本当は基本のお太鼓と、できればつの出しをマスターしたいのですが。。。
こちらもあせらずボチボチです。

とりとめない日常ですが、またカメさんペースで書いていきます。

みなさま夏のお疲れが出ませんように。


 ぼんやりと暮らしていても伸びる爪  さくら

 
 

 

 

 

 

 


夏の名残りに、私の身近な金魚ちゃんたちを集めてみましたよ^^



コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大暑・桐始めて花を結ぶ

2024-07-22 | たわごと・できごと
新暦の、およそ7月22日~27日ごろの今の時期は
旧暦では大暑の初候、
「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」
です。

大暑とは、
もっとも暑い真夏のころのこと。
土用のうなぎ、花火にお祭りと、風物詩が目白押しの季節です。
ゲリラ雷雨で、直前で中止になった花火大会があったようですね。
楽しみにしていた方々には、残念なことでしたが、
大きな事故がなかったのは幸いでした。

桐始めて花を結ぶ とは、
桐の花が梢高く、花を咲かせるころ。
和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきました。
我が家には桐だんすはありませんが、
着物を収納するにも、いちばんふさわしいものですね。

長らく書けなくて…
のぞいてくださっていた方には申し訳ありません。
とりあえず日常の日々を過ごしてはいるのですが、
心身あまり元気ともいえず。
暑いというだけでも、誰もがしんどい今の時期ですが
心身の予備力がない状態だなあ…
と自分で感じています。

それ以前から、調子がよいとはいえませんでしたが、
ひとつ大きなできごとは、
その存在が支えであった、従兄を亡くしたこと。
父母のときは、まがりなりにも
そのとき自分にできることをしたという思いがあるのですが、
その従兄との急なお別れには、悔いばかりが残ります。

25年ぶりに、沖縄へ飛びました。
何から何まで助けてくれた弟が一緒でなければ、
行けていたかどうかも自信がありませんが、
とにかく行かずにはいられなかったと思います。

この世のどこにも、もうそのひとがいないという寒さ、
さびしさ、こころのたよりなさ。
お別れはいつもつらいものですが、
ことのほか、身にしみるお別れでした。

またしばらく書けない日が続きそうですが、
仕事や、夫とりんとの(ハラハラしながらの)生活は
どうにかがんばっています。

川柳部屋のブログは、
遅れ遅れでもなんとか更新していこうと思っています。

暑さ本番のこの時期、
新型コロナもまた感染が広がっている現状で
心身の健康を保ち暮らすことが、
誰にとっても大仕事ですが、
なんとか乗りきりましょうね。


 ばた足で必死にもがき泳ぐ日々 さくら



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小満・麦秋至る~紫陽花と初浴衣

2024-06-04 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月31日~6月4日ごろの今の時期は
旧暦では小満の末候、
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」
です。

麦秋至る とは、
麦が熟して、収穫するころ。
実りの季節を、麦の秋と呼びならわしたそうです。

毎年、通勤道で楽しませてくれる紫陽花です。

 

 

 


先日、日常の食材を買うおなじみのスーパーで、
たまたまその日紫陽花が売られていました。
ひと株だけ売れ残っていた、その最後の鉢を買って
わがやに仲間入りしてもらいました。
(格安のおねだんでしたよ^^)

さっそく、少し大きめの鉢に植え替えてやって…↓

 


1週間ほどしたら、いっそう色あざやかな青に。↓

 


以前買った紫陽花は、私がいつまでも花を切らずにいたために
翌年花を咲かせることができず、
しばらく様子を見ましたが、結局だめにしてしまったのです。
育て方を知らないままに、かわいそうなことをしました。

山の紫陽花など、枯れたあとも花のかたちはそのままに
味わいがあるものですから、
おうちでもそのままでいいのかと…;;

今度は、いいタイミングでちゃんと切ってやろうと思います。
そうしないと、翌年に花を咲かせるための栄養が、
今年咲いている花のために使われてしまうのだとか。
毎年咲いてくれるようになったら、うれしいのですが、
さてどうなるやら。。。


五十肩の痛みで日常の動作にも難儀していますが、
着付けもなかなか困難で、
このところずっと行けていないおけいこ。

6月は浴衣ということで、
半幅帯なら何とかなるかな~と、がんばって参加してきました。
写真はおけいこ前の、おうちで着たときのものですが…
今年の初浴衣ですね。
そして、この浴衣を着るのもお初です。

 

 


が。。。

このろうけつ染めの花がナゾなんです。

はじめはカタクリの花だと思ったのですが…
葉っぱを見るとカタクリじゃなーい!
ユリでもないし、いったいコレは、なんの花??

わかる方がいらしたら、ぜひ教えてください^^

いつかわかればいいな~と思いながら、
ナゾの花を楽しんで着ています。

今年も、夏の間に浴衣をたくさん着られるといいなあ♪


 夏が来る前におさらいする浴衣 さくら





  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする