さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

処暑・禾乃登る~移りゆく季節

2024-09-06 | たわごと・できごと
新暦の、およそ9月2日~6日ごろの今の時期は
旧暦では処暑のもう末候、
「禾乃登る(こくものみのる)」
です。

処暑とは、
暑さが少しやわらぐころのこと。
朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂いはじめます。

禾乃登る とは、
田に稲が実り、穂をたらすころ。
禾(のぎ)とは、稲や麦、稗、粟など穀物の総称で、
もともとは、稲などの穂先に生えている毛のことだとか。

なんとも亀さんペースの更新行進で。。。すみません。
仲良くしてくださっているブログのお友達のみなさんとも
ごぶさたでごめんなさい。

今年のこれまでは、
懐かしくうれしい再会と、かなしいお別れが交錯した日々でした。

沖縄の、親愛なる従兄のあとを追うように、
それとも従兄が連れて行ったのか…
ちょうどひと月あとに、宮古島に住むその母が亡くなりました。
私の母の姉にあたる伯母です。
そしてそのちょうど2週間後には、叔父が。
亡くなった伯母と、私の母の弟である叔父です。

その伯母にも叔父にも、こどもの頃からよく可愛がってもらいました。
もう一度どんなに会いたかったか。。。
このさき宮古島へ行っても、もう会えないのかと思うと
心残りでなりません。

すでに亡くなって久しい私の両親を含め、
仲睦まじいきょうだい、親子、親戚どうしであったので、
今はもうこの世のくるしみから救われて
あの世で仲良く楽しく暮らしてくれていると信じましょう。

前回に書いた大暑のころから、
季節はもう立秋、処暑へと移り、明日からは白露に入ります。
朝晩、いくらかしのぎやすくなりましたが、
日中はまだまだ厳しい暑さですね。

とりあえず、元気に過ごしています。
がんばるわがやの老犬、りんを中心にした毎日です。
粗相が増えて、足腰のふんばる力も弱って、
目や耳の衰えもあって、
お世話や見守りが多くなりました。
清潔作業中にヨゴレ作業に入る必要ができることもしばしば。
特に朝からの出勤日は、仕事あと帰宅すると、
まずケージ内の掃除&りんの汚れた足洗い
から始めないといけないことが多くなりました。

夜間も徘徊っぽい行動があったり
排泄を促すためベランダに連れ出したりなど、
途中で何度か起きる必要があることが増えました。

それでもまだまだ、それなりにボチボチとですが
りんの状態に合わせたペースで楽しく暮らしています。
よくがんばってくれていると思います。
歯にほとんど欠けはなく、
目は衰えているはずですが、濁りなく澄んでいます。
寝る時間は増えたし、足腰も弱りましたが
寝たきりではなく自分で歩けています。
ゴハンもなんとか食べてくれています。

来月19歳のお誕生日も、どうか元気に迎えられますように。


私の五十肩の痛みは継続中で、いまだ難儀しており
着物のお稽古もお休み中。
前結びでどうにか仕上げられる半幅帯で、
(それでも痛くてやっとのことですが;)
この夏は浴衣を何度か着ておでかけできました。
弟夫婦が一緒に行くはずだったのが、
急なことで行けなくなったお嫁さんの代わりにと
弟に誘ってもらったコンサートや、
お友達とのランチ会などで。

そろそろ浴衣の季節も終わり、
単衣の時期ですが、半幅帯でなんとかなる着物なら
そうしたいなあと思っています。
本当は基本のお太鼓と、できればつの出しをマスターしたいのですが。。。
こちらもあせらずボチボチです。

とりとめない日常ですが、またカメさんペースで書いていきます。

みなさま夏のお疲れが出ませんように。


 ぼんやりと暮らしていても伸びる爪  さくら

 
 

 

 

 

 

 


夏の名残りに、私の身近な金魚ちゃんたちを集めてみましたよ^^



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大暑・桐始めて花を結ぶ

2024-07-22 | たわごと・できごと
新暦の、およそ7月22日~27日ごろの今の時期は
旧暦では大暑の初候、
「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」
です。

大暑とは、
もっとも暑い真夏のころのこと。
土用のうなぎ、花火にお祭りと、風物詩が目白押しの季節です。
ゲリラ雷雨で、直前で中止になった花火大会があったようですね。
楽しみにしていた方々には、残念なことでしたが、
大きな事故がなかったのは幸いでした。

桐始めて花を結ぶ とは、
桐の花が梢高く、花を咲かせるころ。
和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきました。
我が家には桐だんすはありませんが、
着物を収納するにも、いちばんふさわしいものですね。

長らく書けなくて…
のぞいてくださっていた方には申し訳ありません。
とりあえず日常の日々を過ごしてはいるのですが、
心身あまり元気ともいえず。
暑いというだけでも、誰もがしんどい今の時期ですが
心身の予備力がない状態だなあ…
と自分で感じています。

それ以前から、調子がよいとはいえませんでしたが、
ひとつ大きなできごとは、
その存在が支えであった、従兄を亡くしたこと。
父母のときは、まがりなりにも
そのとき自分にできることをしたという思いがあるのですが、
その従兄との急なお別れには、悔いばかりが残ります。

25年ぶりに、沖縄へ飛びました。
何から何まで助けてくれた弟が一緒でなければ、
行けていたかどうかも自信がありませんが、
とにかく行かずにはいられなかったと思います。

この世のどこにも、もうそのひとがいないという寒さ、
さびしさ、こころのたよりなさ。
お別れはいつもつらいものですが、
ことのほか、身にしみるお別れでした。

またしばらく書けない日が続きそうですが、
仕事や、夫とりんとの(ハラハラしながらの)生活は
どうにかがんばっています。

川柳部屋のブログは、
遅れ遅れでもなんとか更新していこうと思っています。

暑さ本番のこの時期、
新型コロナもまた感染が広がっている現状で
心身の健康を保ち暮らすことが、
誰にとっても大仕事ですが、
なんとか乗りきりましょうね。


 ばた足で必死にもがき泳ぐ日々 さくら



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小満・麦秋至る~紫陽花と初浴衣

2024-06-04 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月31日~6月4日ごろの今の時期は
旧暦では小満の末候、
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」
です。

麦秋至る とは、
麦が熟して、収穫するころ。
実りの季節を、麦の秋と呼びならわしたそうです。

毎年、通勤道で楽しませてくれる紫陽花です。

 

 

 


先日、日常の食材を買うおなじみのスーパーで、
たまたまその日紫陽花が売られていました。
ひと株だけ売れ残っていた、その最後の鉢を買って
わがやに仲間入りしてもらいました。
(格安のおねだんでしたよ^^)

さっそく、少し大きめの鉢に植え替えてやって…↓

 


1週間ほどしたら、いっそう色あざやかな青に。↓

 


以前買った紫陽花は、私がいつまでも花を切らずにいたために
翌年花を咲かせることができず、
しばらく様子を見ましたが、結局だめにしてしまったのです。
育て方を知らないままに、かわいそうなことをしました。

山の紫陽花など、枯れたあとも花のかたちはそのままに
味わいがあるものですから、
おうちでもそのままでいいのかと…;;

今度は、いいタイミングでちゃんと切ってやろうと思います。
そうしないと、翌年に花を咲かせるための栄養が、
今年咲いている花のために使われてしまうのだとか。
毎年咲いてくれるようになったら、うれしいのですが、
さてどうなるやら。。。


五十肩の痛みで日常の動作にも難儀していますが、
着付けもなかなか困難で、
このところずっと行けていないおけいこ。

6月は浴衣ということで、
半幅帯なら何とかなるかな~と、がんばって参加してきました。
写真はおけいこ前の、おうちで着たときのものですが…
今年の初浴衣ですね。
そして、この浴衣を着るのもお初です。

 

 


が。。。

このろうけつ染めの花がナゾなんです。

はじめはカタクリの花だと思ったのですが…
葉っぱを見るとカタクリじゃなーい!
ユリでもないし、いったいコレは、なんの花??

わかる方がいらしたら、ぜひ教えてください^^

いつかわかればいいな~と思いながら、
ナゾの花を楽しんで着ています。

今年も、夏の間に浴衣をたくさん着られるといいなあ♪


 夏が来る前におさらいする浴衣 さくら





  
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小満・紅花栄う~久しぶりの着物は…

2024-05-27 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では小満の、もう次候、
「紅花栄う(べにばなさかう)」
です。

飛ばしてしまったみっつの時候…
立夏の次候は
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」
…土を肥やしてくれる、みみずが土の中から出てくるころ

立夏の末候は
「竹笋生ず(たけのこしょうず)」
…たけのこがひょっこり出てくるころ

小満の初候は
「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」
…蚕が、桑の葉をいっぱい食べて育つころ

でした。

小満とは、
いのちが次第に満ち満ちていくころのこと。
草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、
日を浴びて輝く季節。

紅花栄う とは、
紅花が一面に咲くころ。
黄色い花を咲かせ、紅の染料となりますね。

色とりどりの紫陽花が咲く季節になりましたね。

またまた間があいてしまいました。
日常動作でしばしばおそわれる肩の痛みやら
夜中にちょいちょい起きるりんのおつきあいやらで
なんとなく体力の消耗を感じます。

肩の痛みは、なんだか気力も持っていかれちゃう感じ。。。
着物のおけいこもずっとお休み中ですが、
先日オフ会がありまして、
運よく今回は夫の出張もなく、
りんとお留守番していてくれるというので
参加します~ということになっていました。

あいにくの雨でしたが
(たまにしか着られないでいる着物なのに、
 雨多いな、最近^^;)
ぶじ参加でき、楽しくランチ会してきました。
この日はランチ会だけ。
それでも、なんだかいろいろな意味でおなかいっぱいな会に。。。

自分でなんとか着物を着たあと、
肩の痛みで腕が不自由な状態で帯を締めにかかります。
やはりかなり無理があって、
仮紐はうまく結べないわ、帯枕はうまく上がらないわ…
夫にも手伝ってもらってどうにか形になりましたが、
おかみさんに直していただいてから行きました。。。

なんとなくおさまりが悪いようだったのが、
気持ちよい締めぐあいと安定感にほっとする思いで
おでかけできました。

ホントに、この肩の痛みがあると
 しょっちゅう着物を着ましょ♪
という気持ちにはなれません。
むかしの人は、毎日着ていらしたのにねえ。
もっと着慣れていたら、ちがうのでしょうが。。。


 

直していただいて、うまくグレー&ベージュ2色が前面に出ました♪
慣れた向きで自分で締めた最初は、
どうしても1色の部分しか出せなかったのです。 ↓

 

これはこれで、わるいわけではないのですが
2色の色合いのところが好きなので、そちらを出したかったのですよね^^

 

後ろはこんな感じです。

ちょうど1年ほど前、この麻の夏帯にひとめぼれ。
しばらく眺めては迷う日々を過ごし、わがやにお迎えしましたが
まだ締める機会がありませんでした。

今回はこの帯を締めたくて、
手持ちの着物の中から合いそうなものをと選んだのが
この、母の単衣の紬です。

昨年お稽古で着たあと、おでかけでは一度も着ていません。
お稽古のときには、白大島かな、ということでしたが
大島ではなく白鷹紬かも…と最近言われました。
どちらでも、
母から譲り受けた愛着あるものであることに変わりありませんが
自分の持っている着物が何であるか知っておくことは勉強になります。
ふさわしい時と場所で着るためにも。

事前から雨予報の日でしたが、
雨だからとこの白い着物をやめて、
いちから着物のコーディネートを考え直す気力はありませんでした~;;
今回締めたかった、この帯に合う今頃の着物も思いつかなかったし。。。

雨コート着たので大丈夫です!
着物によごれは見当たりませんでした。ホッ^^

もう単衣でも暑くなってきて、そろそろ浴衣が着たいですねえ。
単衣の時期のうちに着たかった着物もいくつかあるのですが、
また来年のお楽しみです。
肩の痛みが治っているといいなあ。

浴衣なら半幅帯なので、
名古屋帯でお太鼓にするよりは、まだ楽でしょうか♪
今年も何度か着て楽しみたいと思います。



 遅々とした歩み季節に追いつけぬ さくら



 
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立夏・蛙始めて鳴く~GW明けて

2024-05-07 | たわごと・できごと

ありゃあ、いくつの時候を飛ばしてしまったことやら;;

新暦の、およそ5月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦ではもう立夏の初候、
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
穀雨の次候は
「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」
…霜のおおいがとれ、苗が健やかに育つころ

穀雨の末候は
「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」
…牡丹の花が咲きだすころ

でした。

立夏とは、
次第に夏めいてくるころのこと。
青葉若葉のみどり、さわやかな風、
気持ちよい五月晴れの季節。

蛙始めて鳴く とは、
野原や田んぼで、蛙が鳴きはじめるころ。
オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だとか。
蛙も、恋の季節ですね。


さて、めずらしく長い連休だったわが職場も
今日から診療再開でした。
患者さんも、院長およびスタッフも、
GWのあいだ大きな変化や事故などはなく過ごせたようで何よりです。

今朝早くから、また出張に出かけた夫ですが、
GW中に予定されていた出張がひとつ、
行かなくてよくなったので、5連休できました。

おかげで、久しぶりに夫の実家にも行けて
両親の顔を見てくることができましたし、
夫にお留守番してもらい、
久しぶりの友人とゆっくり会うこともできました。

実家行きには、もう長時間置いてはいけないりんも連れて…
車の行き帰り、たびたびぐずるので
何度も車を止めてはしばらく外に出したりしながらです。

車の中ではカートに入ってもらっていますが、
もうそろそろ実家に着く、というときにぐずりだし、
膝に乗せてなだめていたら、
着く直前にやられました^^;
膝の上でオシッコジャ~;;;

高齢ながら、いまだにオムツほとんどしたことないんですよね。。。
夜間や留守中など、使ってみようとしたこともありますが
いまひとつうまくなじめず、活用できていないのです。

粗相に大わらわのこともしばしばあり。。。
そして、留守にして帰宅するときは、毎回スリル満点??
仕事からも買い物からも、大慌てで帰る毎日が続いており。。。

夜中のぐずりや徘徊もどきもしばしば。

りんの老いも、また一段階すすんだようではあるので、
それに合わせていろいろ変えていく必要があるのですが、
なかなかすべてうまくいくように、とはむずかしいものですね。

りんにも私たち飼い主にも、なるべくストレスや負担が少ないように
考えていきたいと思います。

亡き両親が長く住んでいた実家はもうありませんが、
その門扉の横に毎年咲いてくれていた、
プランターの紫蘭がありました。
紫蘭を見かけるたびに、いつもそれを懐かしく思い出します。

わがやでも咲いていてくれたらうれしいな、
とずっと思いながら、なかなか売っているのも見かけず
ご縁がありませんでしたが、
夫の実家にも咲いていました!
ひと株分けてもらってきて、さっそく植えましたよ。

 
 
うまく根付いて、これから毎年咲いてくれたらいいなあ。

 

↑ これは、職場のクリニックの紫蘭。

4月に撮ったものです。
掘って持って帰ってもらってもいいよ~と言われていますが、
せっかくここでキレイに咲いているのになあ…
それに、株を傷めないように掘ってもいい時期がよくわからないしで
遠慮しておりました~^^;


 なつかしい我が家に咲いていた紫蘭 さくら



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