さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

穀雨・霜止んで苗出ず~今月のことば

2023-04-29 | 今月のことば
新暦の、およそ4月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の次候、
「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」
です。

霜止んで苗出ず とは、
霜のおおいがとれ、苗が健やかに育つころ。
種籾が芽吹き、すくすくと、あおあおと伸びていきます。

もう霜は降りなくなるころ、とはいうものの、
農業に影響の大きい、特に茶葉にとって大敵の霜。
思わぬ遅霜に見舞われることもあるそうで、
まだ要注意の季節のようです。

草餅がおいしい季節でもありますねえ。
よもぎの味と香りが好きです。
私は、桜餅よりお気に入りかな^^

おなじみご近所のお寺さんの、今月のことばはこれでした。 ↓

 

おそらく日本中のほとんどの人が、つい先日聞いたであろう
大谷選手の、WBCでチームメイトに語りかけた決勝試合前の言葉。

これを言われるまで、
これから試合でたたかう相手に対して、
無意識のうちにも「憧れ」の思いを抱きつづけていた選手は
多かったのではないでしょうか。

憧れて、やっとやっとたどり着いた同じ土俵。
でも、勝つためには憧れていてはならない。
今だけでも、その憧れは捨てて。。。
目が覚めるような言葉でした。

WBCにいたるまでも、それ以降も、
たゆまず前を見ては、さらなる高みをめざす大谷選手こそが、
多くの人にとって憧れの存在でしょうね。


 憧れてやまぬ人の背まだ遠い さくら


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穀雨・葭始めて生ず~文楽鑑賞

2023-04-24 | 映画ほか芸術鑑賞記
新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。

穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。

葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
葦とはイネ科の多年草で、
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。

「葦(あし)」が「悪し」に通ずることを避け、
しばしば「ヨシ」とも呼ばれるとか。

先日、ご招待券をいただき、文楽を鑑賞してきました。
生まれてからずっと大阪に住んでいますが
(今は兵庫県在住ですが、地域としてはほとんど大阪)
文楽劇場に行くのは初めて。

昨年、鳴門の友人を訪ねたとき
これまた初めて人形浄瑠璃を鑑賞したのですが、
いつか文楽にも行ってみたいなと思っていたところでした。

実は、昨年秋におでかけする予定だったのです。
それは、私が自転車に追突されるという事故に遭った翌々日に
予定されていた、着物でおでかけする会のイベント。
その日の文楽鑑賞を楽しみにしていたのですが、
当然泣く泣くキャンセル。
まあ、また機会もあるでしょう。。。

と思っていたら、
こんなに早い時期にその機会に恵まれました。
着物教室のおかみさんが、

 「ご招待券をいただいたけれど、私は行けないので
  よかったら行ってらっしゃい」

と、お仲間さんとふたりで行けるチケットをくださったのでした。

ありがたくそのご招待を受け、おでかけしました。
電車で大阪方面へ出かけるのも久しぶり。

演目は「曽根崎心中」。

曽根崎通りやお初天神など、
子どもの頃から何度も訪ねて親しんでいる場所ですが、
そのゆかりの有名な演目については
鑑賞したことがなく、知識もほとんどなく…
今回はいろいろ勉強させていただきました。

人形遣い、太夫、三味線の、息の合ったわざにより
人形にたましいが吹き込まれる伝統芸能。
引き込まれてしまいました。

風が強い日でしたが、気温は高く日中は暑かったです。
母の単衣の紬を着ました。
落ち着いた赤で、気後れすることなくすんなり着られる着物です。
帯は私が買ったもので、これも紬。 ↓

 


梅田の阪急(百貨店)地下でお弁当を買って行きました。
おいしかった~♪ ↓

 


お弁当を前に、うれしそうな顔!
お酒がないのが残念??  ↓

 


おまけ。。。  
買ってからしばらくになりますが、
ようやく今回お初で身につけた月兎の帯留め。輪島塗だそう。
細い帯締めの、黒と赤を2本使いにしました。 ↓

 


ちょうど今年は、
近松門左衛門の300回忌だそうです。
うちから、行こうと思えばすぐ足をのばせるところに
近松門左衛門の墓所(広済寺)と、
隣接した「近松公園」
があるのですが、こちらもお参りしたことがないので
これを機会に、近々訪ねてみたいと思います。


 人形にいのち吹き込むわざの冴え さくら


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おまけ~お花見の日の写真

2023-04-19 | たわごと・できごと
先日の「着物でお花見」
でご一緒したみなさんのおゆるしがいただけたので、
写真をアップします^^

 

 

 

 


みなさん渋いお着物姿の中、
私だけ、ハデハデで浮いていますが。。。;;

着付けも、今後の成長に乞うご期待!?


 今だけの季節逃さず着る着物 さくら


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清明・虹始めて見る~着物でお花見

2023-04-17 | たわごと・できごと
新暦の、およそ4月14日~19日ごろの今の時期は
旧暦では清明の末候、
「虹始めて見る(にじはじめてあらわる)」
です。

虹始めて見る とは、
春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ。
これから夏にかけて、夕立のあとに多く見られる季節だとか。
そういえば春って、意外に雨が多い気がします。
虹を見つける楽しみができますね。

桜から花水木へ、藤へと、花のリレーが楽しみな季節。
いつもの通勤道やお散歩道に咲く花たち、新緑の木々が
目にもあざやかです。

 

 

 


先日、着物教室のおかみさんと、お仲間さん3名と
ご近所の公園へお花見に出かけました。
予定していた日が雨になったので、2日あとに延期して。

みなさんそれぞれ素敵なお着物姿で、写真をお見せしたいのですが
おゆるしを得ていないもので…うずうず^^;
おかみさんやお仲間のみなさんは、
紬や絣、キレイ系とシックで渋い装いでしたが、
私だけなぜかハデハデに;
別の、袷の着物を着るつもりだったのが、

 「暑くなるわよ~25℃くらいまで上がるらしいわ」

と聞き、こりゃいかん、単衣で考え直さねば
と慌てたところ、おかみさんが

 「あのチューリップの単衣着たら?」

と。。。

これです。 ↓  帯は、抑えた色調のピンクで抽象のポイント柄。

 

 

布地の写真だけでは、なんのこっちゃわかりませんねえ^^;
銘仙(絹)だそうです。
近いうちにまた着る機会に恵まれたら、写真を撮っておくとします。
着心地は軽く涼しく、その日の気候にはぴったりでした。

訪れた公園には、
かわいいドウダンツツジや黄色のモッコウバラや、ネモフィラが元気に群れ咲き、
シャガやクリスマスローズも。そして八重の桜が。
さわやかな風に揺れる、木々の新緑。
ぐんぐん伸びそうな竹林。

(写真がなくて残念;;)

お花見のあとは、すぐ近くの風情あるお蕎麦屋さんでゆっくりランチ。
少しだけビールもいただき。。。

帰りの道々にも、
ソメイヨシノから少し遅れて咲く八重桜、小手毬、大手毬の桜が
ちょうどいい見頃に咲いていました。

 


花は美しく、目にもごちそう、
お蕎麦とビールで舌もお腹も満足。
定食についていた穴子寿司がまたおいしくて~♪

おしゃべりも楽しく、
いいひとときを過ごさせていただきました。

 
 めぐる春一期一会の花に会う さくら


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清明・鴻雁北へかえる~競馬場へ

2023-04-10 | たわごと・できごと
新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は
旧暦では清明の次候、
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

清明とは、すべてのものが清らかで生き生きするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
いのちが輝く季節の到来。

ひとつとばしてしまった清明の初候は
「玄鳥至る(つばめきたる)」
…海を渡って、つばめが南からやってくるころ
でした。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、また秋には日本へ渡ってきます。


晴天の休日。
お友達に誘われて、
先月、生まれて初めて競馬場という場所へ行きました。

馬は好きで(動物全般ですが)、
乗馬クラブに通っている、別のお友達の紹介で、
体験乗馬とか、お正月の引き馬体験などさせてもらったことがあります。
でも競馬場は初めて。
以前から、行ってみたいと思いながら、その機会もなくて…
うちから気軽に?行ける競馬場はふたつもあるのですが。

ひとつだけ、レースの賭けに参加してみました。
やり方もよくわからないままに(友達も詳しくはない)
このコが1着になる、という単勝買いで100円。
パドック?で、いちばんキレイだと感じたコに迷わず1票。
なんと1着で来てくれました。
これがきっと、ビギナーズラックというのですね。
マテンロウスカイという馬でした。

そして今回は、
 桜花賞があるから行こう!
と誘われ、行ってきました。
この日も、少しひんやりしていましたが、
文句なしの気持ちいいお天気。

そして、先日よりもさらにお祭りムードの競馬場。
人の数も、先日の比ではありません。
お参りできる馬頭観世音さまがあると知り、
まずはお馬&騎手さんが、事故や転倒などなく
みんなぶじに走れることを祈願。

レースは柵前でしっかり観られました。
始まったら、一瞬でしたが…わずか1分半ですものね。

現地で観たレースは…

はい、最高でした^^
1着になったお馬の、後方からのすごい追い上げ、追い抜きに感動!

相変わらず馬券のことがよくわからないまま、
やはり単勝だけですが、何頭かのお馬さんの券を買い…

その1着になったリバティアイランドも買っていました。
(今回は100円よりもう少し多くね)
1番人気だからではなくて、お顔も名前も好きだったから。

でも、誰~も期待していなさそうな、人気のない1頭が、
やはりお顔も名前も気に入って、
 私が応援しちゃる♪ ニンジン代だ~!
と、このコの券も買いましたが、ビリでした。。。
トーセンローリエ というお馬。
最初は上位3頭でがんばっていたのに、いつのまにビリに??
レースのあと、叱られたりしていないだろうかと心配しています。

  

お友達が、「手を出して」
というので出したら。。。
なにこれ、熱血青春もの??^^;
楽しい1日の、よい記念写真になりました。

馬は、なにを思って走っているのかなあ。。。


 受け容れたさだめなのかい競走馬 さくら


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