うわぁ、もう12月半ば!
長びいたカゼがようやく落ちついた…
というところで、
記憶もあたらしい、早いうちに書くつもりだったのに
なんだかんだと バタバタする日が続いた。
だいだいリートのあとすぐの日曜日にも
ソプラノA野先生門下の方々と、
”ちょっと早めのクリスマスコンサート”
なる うちわの会で歌う機会がひとつあり、
(だいだいリートで歌ったのとおなじ曲をソロ&
ぬっくさんとのデュエット各1曲と、プラス
デュエットで きよしこの夜 を歌った)
12月5日には、毎年恒例の伊丹市民合唱祭で
ジュビラーテのみんなと歌い…
カゼが治りきらないまま、
出演じたいが あやぶまれた本番続きだったが、
なんとか ぶじ歌うことができて ほっとしている。
さて、今回のだいだいリート。
たっちぃ師匠の門下生も ドンドン増えて、
お仲間のみんなが歌う曲は
さまざまなジャンルから 選曲するようになり、
ここ数回で バラエティーに富んだプログラムになったなあ
と感じる。
フランス語の曲に初挑戦する人がいたり、
オペラのアリアを 毎回レベルアップさせながら
むずかしい曲にチャレンジして 歌いきる人がいたり、
デュエットは 2度目、O度目と おなじみのコンビもいれば、
毎回 あたらしいコンビが誕生したり…
コンサートの時間が長くて
お客さん 疲れないかな? というのがちょっと心配だけど、
わたしも 観客として ずーっと聴いてみたい気がする。
みんな それぞれ、自分が選んだ だいすきな曲を歌っているから、
聴いていて 楽しそう。
失敗したーとか、練習よりうまくいかなかった~とか
思うことはいろいろあっても、
それはそれで。。。
なあんて、終わったから こんな余裕のこと書いてるけど
実際は あいかわらず おちつきなく本番前を過ごしていたのだ。
意味もなくウロウロしたり、
トイレに何回も かよったり。
それでも、いつもよりは まだましだった。
体調が 万全でなかったせいで、
よけいなチカラが 入らずすんだ、というより
よぶんなところに ちからを持っていく余裕などなかった、
はじめから チカラがぬけていた…
という感じかな。
とにかく、緊張はあったが ガチガチに硬くならず歌えた
というのが よかったことのひとつ。
1曲目に歌ったのは、おなじみぬっくさんとの
「小さな木の実」
ぬっくさんはシャーベットのようなオレンジ、
わたしはライトグリーンのドレス。
この曲を 3曲あるうちのいちばん最初に歌えたのが
また よかった。
なんというか…
いちばん 安心した気持ちで歌えると 自分で感じていたから。
楽屋で 声だしして直前の合わせをしていたとき、
くま先生に 愛あるダメ出しをいただいたのに、
それが 本番で直せなかったのが残念だったけれど、
曲の旋律と ハモりの気持ちよさのおかげもあるが、
ぬっくさんとの一体感を 自然体で感じて歌うことが
練習のときと同様に、本番でもできたので
うれしかった。
彼女がこちらに寄り添うように うまく
ハモッてくれるから だろう。
お仲間さんのひとりにも、
「さくらさんは幸せよ~ぬっくさんにハモッてもらえて♪」
と言われた。
そのとおりだと思う。
ところで、
くま先生のダメ出しのひとつが、
(極端な話、
たとえその直前の部分をどんなにいいかげんに歌ってでも)
わたしがしっかり くっきりと出すべき部分をぬいている、
逃げている…ために、
下パートの人が その部分でハモるべき不安定な音を
さらにつかみにくくなっているよ。。。ということ。
このところ、
自分がおさえるべきところは 出すぎちゃいけないところは
って ことばかり考えていたから、
一瞬 意外にも感じたのだが、
そうか、
そういうことを もっともっとわかりつつ 感じつつ
歌わないといけないんだよなあ…
と、すごく納得。
デュエットとか 合唱とか、
人と一緒に歌うときの、フレーズごとの、もっとこまかくいえば
語句 語句ごと、一音一音ごとの 自分の役割。
自分たちパートの役割。
そして まとまるために必要なこと。
そのつど 教えられないと思いおよばないことが多いけれど、
もっと いろいろなことが
”わかったうえで” 歌えるようになりたい。
(もちろん、五感で感じることも たいせつにしながら)
そうしたら、もっと自分も相手に寄り添うことができ、
相手にも もっとハモりやすく気持ちよく歌ってもらえそう。
1曲と向き合うとき、
その曲とは たくさん対話しているつもりだけど、
まだまだ…もっともっと…なんだな。
2曲目に歌ったのは、ソロ。
赤いドレスにお着替えして、
「悲しい調子で歌わないで」