さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

うれしいことがありました

2015-10-29 | 川柳に寄せて


それは数日前の朝のこと。

家の電話が鳴り、あわててとった。

午後からの出勤の日だったが、
ひょっとしてスタッフに急病でもあって
朝の勤務に出る必要ができたのかな!?

それともまさか、母の急病??

などと、よからぬことを思いながら。

すると、

 「さくらさん?

  わたし じゅんこです。
  おめでとう!!」


…おめでとうって、何が??

じゅんこさんというのは、
毎月 川柳を投句させていただいている豊橋番傘川柳会の会長さん。
お仲間に入れていただいてから、
ずっとお世話になりっぱなしのかたなのだが、
おあいできたのはまだいちどだけ。
お電話でも、何度かお話ししたことがあるくらい。

まず、じゅんこさんが その会長さんのじゅんこさんであることを
頭で認識したあと、
いただいたおめでとうの言葉への疑問があらためてわいてくる。

はて。

近頃、自分自身にも 身内にも、
おめでとうと言われることなどおぼえがない。

とまどって、

 「えっ、えっ、なにがですか?」

としか返答できず。

するとじゅんこさんは、

 「川柳マガジン文学賞の準賞に選ばれていましたよ!

  お名前見てびっくりしました。

  うれしくてうれしくて、すぐお電話しました」

と言われるではないか。


川柳マガジンって、夏ごろに応募した…
記憶がよみがえる。


わたしは兵庫県に住んでいて、
豊橋番傘の毎月ある定期の句会には まったくうかがうことなく、
句を送るだけのかたちで参加しているのだが、
毎月、その句会の内容をふまえた川柳誌を届けて下さる。

それといっしょに、
全国各地でおこなわれる川柳大会の応募用紙も
送って下さることがある。

毎日きちんと何句かつくっているわけでもなく、
作句のペースは一定せず、どちらかといえばスロー…
与えられた課題に即興でつくることも苦手なわたしは、
毎月の豊橋番傘への投句がやっとで、
それ以外の大会に応募することは、めったにない。
ここ数年は特に…
父母のことで その余裕も持てずにいた。

が、
とりあえずあれこれがひと段落ついた今だからなのか、
副賞に句集を出してもらえると書いてあるのについひかれてしまい、
そのときの自分の心持ちにもっともしっくりくる10句を
ほとんど迷うこともなく選んで、
しめきりぎりぎりに応募してしまったのだった。

句集を出版する。

それは、わたしの大きな夢のひとつだから。

といっても、
これに応募して句集を出してもらえるのは
大賞受賞者ただひとりだけ。

句会参加もいちどしか経験がなく、
毎月フーフー言いながら、
やっと投句しているような自分が受賞できるわけはない。

そう思いながらも、
宝くじで夢を買うのと似たような気持ちで、
句集を夢みながら応募したのだった。

それが、大賞に次ぐ準賞に選んでもらえたなんて。

夢にあと一歩だったなんて。

しみじみうれしい気持ちと、
でもまだ句集を出すことは夢のままなんだなあという
残念な気持ちとがいりまざる。

けれど、
自分のつくった、拙くてもかわいい句たちが、
ひろく読んでいただける機会にめぐまれたのだ。
やっぱりうれしい。
うれしさがじわじわ実感となってくる。
バンザイ!


ふりかえってみれば、
川柳にであい、ご縁をいただき、
つくりはじめてから今年で10年。
来年には50さいになる。

くぎりめに、よいごほうびをいただいた気持ち。
10年目と50さいの記念に句集までつくれたら
どんなにかうれしかっただろうけれど、
それはもうすこし待ちなさい ということなのかな。

時期や状況にめぐまれたら、
自費出版でもいいけれど、
いくらぐらいかかるんだろう。。。

もうしばらく、
夢は夢のまま たいせつに胸に抱いておく。

生きているうちに、句集の夢をかなえられるかな。
 

以下が、今回の応募作品10句。


      「今、ここを生きる」 

   
    今ここを生きるいつかはみんな風

    欠けてまた満ちるこころもあの月も

    その年にならねば見えぬものがある

    平凡を積みかさねるという非凡

    生きてきたように死にゆく嘘のなさ

    もう聞けぬ小言がいまも生きている

    おたがいが相手の杖となる齢

    在るものはいつかなくなるたしかな絵

    半世紀生きてこの身はまだ青い

    永遠はないからいまがいとおしい



読んで下さって ありがとうございます。






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耳ふたつ…意味ふたつ?

2015-06-10 | 川柳に寄せて

 
  (写真は「花の庵」さなえさん よりおかりしています)


   ふと思う耳ふたつあることの意味


この川柳をつくったのは、
もうずっと以前のこと。

耳ふたつあることの意味。

話すくちがひとつだけなのに対して、耳はふたつ。
ならば、自分が話す以上に、ひとの話をよく聴け
ということだろうと解釈した。

沈黙が気まずくて、とか、
相手にたずねられるままに、とか
笑ってくれるのに気をよくして調子にのって、とかで
どうかすると、
よぶんなことを話しすぎてしまう
自分へのいましめにもした。

人間の解剖生理学的な理由以外で考えるのであれば、
耳がふたつある意味って、
これしかないだろう!と思っていた。


   もっとよく聴けとふたつの耳が言う

   耳すませ声にならない声を聴く

   聞き役に徹して人が見えてくる


もう、聴くっきゃないでしょう~!

とばかりの句の数々。


ところが最近、あるかたがこんなことを言われた。


「耳がふたつある意味?
 決まってるじゃなーい。
 右で聞いて左に抜けるためですよ。
 それの素早さを、私は特技としています」


(肩の?)チカラがぬけた。

なるほど。。。

たしかに、それが必要となる状況が、
人生にはしばしばありそうだ。

そしてそれを、意識的にすることが
わたしはにがてなようだ。

自分が意識せずしての、もの忘れは得意とするところだが。

だんだんじょうずになっていけるだろうか。

 そんなこと、ひとに言われるまでもなく、あったりまえじゃない。
 今まで考えなかったの~!?

って、言われるかな。。。

今後、耳ふたつあることの意味を、
ひとつに限定しないで、
ふたつに増やすことにしよう。
いや、これら以外にもあるかも知れないので、
ふたつとも限定しないことにしよう。


そういえば、ここ最近に、こんな句もつくったのだった。


   耳栓もじょうずに使う年の功








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第26回 NHK学園全国川柳大会

2012-11-15 | 川柳に寄せて


きょうは 川柳のおはなしです。


2年前に はじめて投稿してみたNHK学園全国川柳大会。

そのときの記事は こちら

昨年はというと、
忙しさにとりまぎれてか、句ができなかったのか、
とにかく 投稿できずじまい。

今年は なんとか句ができたので、
また送ってみたのが 9月半ばごろ。

その大会が、先日の日曜日に国立市で開催されたのだが、
そういう場に不慣れなこともあり
予算がないこともあり、
その日にほかの予定が入ったこともあり…
と、
あれこれの理由から わたしは行かず。


大会のすこし前に 秀作と佳作の内定通知が届いていた。

そして 今日帰宅してみると、
こんな賞状が届いていて…

自分の句が こんなにおすましして
賞状などに書かれていると、てれてしまう。

秀作というのは、特選の次点の選。
佳作はその次。

でも、わたしにしたら 上出来上出来。
家宝になるかしら。

かざるのも気恥ずかしいので 
そっとファイルにはさんでおくだけだけど、
時々眺めて にやにやしたりするのかな。


投稿した句が どんなのかというと、

こちら をどうぞ。

秀作に2句、佳作に1句 入選した。

雑詠の2句は 自分でも気に入っている。

白萩…を選んでいただけたのは とくにうれしかった。


あいかわらず、
直球、そのまんま…の まったくひねりのない句が多いけれど、

おなじ失敗作なら、

ひねりすぎて意味がわかってもらえない句よりも
わかりやすくて単純すぎる句 のほうが 
わたしらしいスタイルのような気がしている。

だれにでもわかる言葉で詠んだ句のなかに、
人生や にんげんや 自然の深みを表現できたら…

それが、わたしのめざしたい句のかたち。

まだまだ だけど。





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ちょっとうれしかったできごと

2010-12-14 | 川柳に寄せて


こちらの記事 で書いた、

第24回 NHK学園 全国川柳大会に投稿した句


    定型に生きて破調の夢をみる


が、雑詠の部で 

9名おられるうちの おふたりの選者の先生に選んでいただき、

佳作 に入選しました。


特選・秀作に次いでの佳作で、
たくさんのすぐれた入選句のしっぽについて…ですが、

でも 素直にうれしいです。 励みになります。

賞をいただくために 投稿するわけではないけれど、
自分の句を ひろく多くの方々に読んでいただけるのは
うれしいし、
その句がもし、だれかの気持ちにふれることができたなら
なおさら うれしいことです。

これからも、自分の素直な気持ち、感覚を
自分なりの言葉で 五七五という器にこめて表現していきたい

と思います。


感性と 表現力…

もっとみがいていきたいです。

それらは、日々をたいせつに 人や自然をいとおしんで生きること

から はじまるのだと思っています。



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投句、やっとひとくぎり

2010-09-28 | 川柳に寄せて


この記事 に書いていたように
しめきりのラッシュ!?で、
どれも ぎりぎりに投稿をすませた
川柳の大会いくつか。


今月末日消印有効で しめきりのものを、
本日ようやく 郵送して、
これで ひとくぎり。


これまで ほとんどといっていいくらい、
全国大会規模の川柳大会には 参加したことがなかったし、
どういうものがあるのかも 知らなかった。

それが、ここ半年ぐらいの期間で

  こういうのがあるのかぁ、
  よし 枯れ木もナントカで わたしもやってみよう 

。。。と、

たてつづけに いくつかの大会に投稿。

  (だれでも 参加できるのです)


5月に、豊橋番傘の35周年記念大会 に出かけたことが
大きなきっかけ になったかも知れない。

川柳にたずさわるたくさんのかたとのであいがあり、
よい刺激を受け、
大会の情報も その場でいくつかいただいた。


わたしの もうひとつのブログ

   「川柳の部屋」

では、川柳のみにジャンルをしぼって
句を 書きつづけているのだが、

きょうは この機会に こちらでも

ごく最近の、記念大会ふたつに 投稿した句をざっとご紹介してみよう。



     [第24回 NHK学園全国川柳大会] 投稿句

       各題2句のところ、雑詠のみ 2口応募


  <雑詠>  

          定型に生きて破調の夢をみる


          すこしだけ遊びもあって折れぬ芯


          良妻が三歩うしろで引く手綱


          母の愚痴きょうも平和な午後のお茶


  <課題>

    「あなた」

          そつのない敬語あなたが遠くなる


          すっぴんで逢えるあなたと長い縁


    「満ちる」

          引き潮は満ちるちからをたくわえる


          ささやかなドラマを生きて満ちたりる



      [番傘100巻記念 誌上川柳大会] 投稿句

        雑詠・課題とも 各題1句

   <雑詠>

          ひとりよりさびしいこともあるふたり


   <課題>

     「意外」

          紅薔薇が百合になりたいなどと言う


     「白」

          白い手をよごしたがらぬ罪もある


     「嵐」

          嵐あと夫婦ならんで茶をすする


     「結ぶ」

          きょうこそはくずれぬように結ぶ帯


     「余韻」

          あのひとの残り香ほのかぬくい部屋


     「笑顔」

          修羅くぐり平凡を得た妻の笑み


     「期待」

          距離感が変化しそうな月の夜




未発表の句に限られる…という場合が多く、
投稿するには かなり気をつかうものだと実感した。

また、ヘタはヘタなりに
自分では愛着のある 捨てがたい句もあったりで 
句を選ぶ作業は なかなかむずかしく
時間も かかる。

まだまだ 着眼も 表現も、
深みや ひねりがないけれど、
わたしが めざしていきたいのは

だれにでも わかるやさしい言葉で
だれにでも 詠めそうな句なんだけど
意外とよめない…みたいな句。

うんうん そうだよねと共感・実感してもらえたり、
イメージをひろげてもらえたり、

平凡なあたりまえの情景を詠むなかに
あっという表現が できたら…

と 思っている。

  (あくまで目標ですよ、目標…!)


一生にひとつかふたつでも
そんな句が 詠めたら と 夢みつつ、

息をするように とはいかないけれど

ときに ひらめきで 

ときに ウンウンあたまを悩ませては??

毎日 自然体でいくつかの句をつくっている。


テーマは、ひとのこころと 自然の情景…かなあ。

どちらか、というのでなく わたしのなかでは
これらが 結びついている。


川柳というものじたいが 人間を詠む もので、
だれにとっても そういうテーマになるのだろうが、
わたしには まだ ばくぜんとしていて、

  ”じぶんのテーマ”

が みえていないのかも知れない。


まあ、生きて こころが動くかぎりは
川柳がつくれるはずなので、
ぼちぼちと 歩いていこう。

まだ テーマなどとたいそうに考えて
縛りをかけることもないだろうし…


興味のあるかたは、川柳の部屋にも

どうぞ おこし下さい。

  (ブックマーク欄からも リンクできます)


そして、あなたも つくってみませんか??

勉強できる掲示板 もありますよ 





 
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