今回、
たっちぃ師匠の門下生コンサート・だいだいリートvol.19で歌う2曲は
どちらもおなじみ?のドイツリートで、
メンデルスゾーンのソロとデュエット。
おそらくは誰もが耳にしたことのあるうつくしい旋律の
「歌の翼に」
と、
二重唱ならではのかけあいやハモリがなんとも楽しい、
歌い始めたら、最後まで駆けぬけるように曲が流れる
「秋の歌」。
どこかで入りそこねたりしようものならたいへん。
ノンストップの、気がぬけない歌(どの歌もそうですが…)。
流れるように歌いたい、うつくしい憧れの曲でありながら、
今まで選ばずにきた「歌の翼に」。
有名どころで、歌えそうで歌えない(おそれ多い)
と感じていたこの曲に、今回のソロでは向きあうことにした。
「秋の歌」も、ぬっくさんとデュエットを始めた頃から
いいな~歌いたいなーと思っていた曲だったが、
まだむりかな、むずかしいかな…と、静かにねかせておいた曲。
ようやく、
がんばれば…練習したら…歌えるかも??
という気持ちになれたので、今回チャレンジ。
訳詩をご紹介いたします。
「歌の翼に」 ハインリヒ・ハイネ:詩
歌の翼にのせて、心から愛するきみを
ガンジスの流れる土地へ連れてゆきたい
ぼくはそこに、世界のどこよりも
うつくしい場所を知っている
そこには、穏やかな月の光を浴びて
赤い花の咲く園があり、
蓮の花たちが
妹の来るように、いとしいきみを待っている
すみれの花はほほえんで、
高い空の星をあおぎ、
ばらの花はおたがいに
かぐわしいささやきをかわしている
おとなしくてかしこい鹿は
走って来て耳をかたむけ、
はるかに遠く
聖なる河の波音が響いている
そんなところの椰子の木陰に
ふたりで一緒に腰をおろし、
そして、恋と平和を味わって
たのしく、しあわせな夢をみよう
「秋の歌」 カール・クリンゲマン:詩
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
春が冬のときへと変わってしまうから
ああ、なんて素早く悲しみの沈黙へと
すべての幸せは変わってしまうの
すぐに最後の響きが消えるでしょう
すぐに最後の歌い手もいなくなる
すぐに最後の緑も枯れるのです
みんな故郷へと帰ってゆきたいのです!
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
喜びがあこがれる悲しみへと変わってしまうから
あなたは夢、愛の思いよ?
春のように甘く、そしてすぐに消えてゆくの?
ただひとつ、ただひとつだけ消えないもの
それはあこがれ、けっして褪せないもの
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
ああ、なんて素早く悲しみの沈黙へと
すべての幸せは変わってしまうの
意識して合わせたわけではないが、
どちらもうたっているのは、はるかな憧れ だろうか。
「歌の翼に」は、はるか手の届かない、
夢みてやまない桃源郷みたいなものへの憧れ。
「秋の歌」は、過ぎ去ってゆくものへの憧れ。
そして、長く憧れをもってみつめつづけていたこの曲たちを
歌わせてもらおうとしている、いまのわたし。
6月の第1週がコンサート本番。
1回1回の練習&レッスンに集中、集中。
当日のあがりは、もう想定内だけど
なるべくちからをぬいて、流れるように歌えたらいいな。
乗ってきた頃に無情のエンディング
ゆめゆめ、こんなことになりませんように。。。!
たっちぃ師匠の門下生コンサート・だいだいリートvol.19で歌う2曲は
どちらもおなじみ?のドイツリートで、
メンデルスゾーンのソロとデュエット。
おそらくは誰もが耳にしたことのあるうつくしい旋律の
「歌の翼に」
と、
二重唱ならではのかけあいやハモリがなんとも楽しい、
歌い始めたら、最後まで駆けぬけるように曲が流れる
「秋の歌」。
どこかで入りそこねたりしようものならたいへん。
ノンストップの、気がぬけない歌(どの歌もそうですが…)。
流れるように歌いたい、うつくしい憧れの曲でありながら、
今まで選ばずにきた「歌の翼に」。
有名どころで、歌えそうで歌えない(おそれ多い)
と感じていたこの曲に、今回のソロでは向きあうことにした。
「秋の歌」も、ぬっくさんとデュエットを始めた頃から
いいな~歌いたいなーと思っていた曲だったが、
まだむりかな、むずかしいかな…と、静かにねかせておいた曲。
ようやく、
がんばれば…練習したら…歌えるかも??
という気持ちになれたので、今回チャレンジ。
訳詩をご紹介いたします。
「歌の翼に」 ハインリヒ・ハイネ:詩
歌の翼にのせて、心から愛するきみを
ガンジスの流れる土地へ連れてゆきたい
ぼくはそこに、世界のどこよりも
うつくしい場所を知っている
そこには、穏やかな月の光を浴びて
赤い花の咲く園があり、
蓮の花たちが
妹の来るように、いとしいきみを待っている
すみれの花はほほえんで、
高い空の星をあおぎ、
ばらの花はおたがいに
かぐわしいささやきをかわしている
おとなしくてかしこい鹿は
走って来て耳をかたむけ、
はるかに遠く
聖なる河の波音が響いている
そんなところの椰子の木陰に
ふたりで一緒に腰をおろし、
そして、恋と平和を味わって
たのしく、しあわせな夢をみよう
「秋の歌」 カール・クリンゲマン:詩
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
春が冬のときへと変わってしまうから
ああ、なんて素早く悲しみの沈黙へと
すべての幸せは変わってしまうの
すぐに最後の響きが消えるでしょう
すぐに最後の歌い手もいなくなる
すぐに最後の緑も枯れるのです
みんな故郷へと帰ってゆきたいのです!
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
喜びがあこがれる悲しみへと変わってしまうから
あなたは夢、愛の思いよ?
春のように甘く、そしてすぐに消えてゆくの?
ただひとつ、ただひとつだけ消えないもの
それはあこがれ、けっして褪せないもの
ああ、なんて素早く踊りの輪は終わってしまうの
ああ、なんて素早く悲しみの沈黙へと
すべての幸せは変わってしまうの
意識して合わせたわけではないが、
どちらもうたっているのは、はるかな憧れ だろうか。
「歌の翼に」は、はるか手の届かない、
夢みてやまない桃源郷みたいなものへの憧れ。
「秋の歌」は、過ぎ去ってゆくものへの憧れ。
そして、長く憧れをもってみつめつづけていたこの曲たちを
歌わせてもらおうとしている、いまのわたし。
6月の第1週がコンサート本番。
1回1回の練習&レッスンに集中、集中。
当日のあがりは、もう想定内だけど
なるべくちからをぬいて、流れるように歌えたらいいな。
乗ってきた頃に無情のエンディング
ゆめゆめ、こんなことになりませんように。。。!