さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

だいだいリートvol.19

2016-06-08 | 歌のおけいこ

わたしが声楽のレッスンで習っているのは、おもにドイツリート。
リートとは、歌曲のこと。

師匠が橘 茂(たちばな しげる)なので、
橘(たちばな→みかん→だいだい)から、
そして、ドイツ語のDeinは、「あなたの」、
という意味であることから名づけられた、
Dein Dein Lied (だいだいリート…「あなたの、あなたの歌」の意)
は、橘 茂&その門下生によるコンサート。

そのコンサートももうはや、19回目。

なんとかぶじに終えました。

わたしは2回目のだいだいリートから
ずっと続けて歌っているのにもかかわらず、
いまだにすごくへたっぴで、
いまだに初めての人ように、おどおどと舞台に立っています。
初めてでも、もっと堂々と歌えるひとがたくさんおられます。
何回歌っても、あがり症がいちばん問題になっているのは
わたしくらいかも…

せっかくレッスンや練習では
いい感じに歌えるようになってきたかな~
(あくまでも、自分なりにという意味で)
歌詞の流れにも慣れてきたかな 
と思えていたところだったのに、
やっぱりひどくあがってしまい、
トホホな気持ちで終わったリハーサルにくらべれば
本番はいくぶんかましに歌えたかな、と思います。
まだまだといえばまだまだなのですが、
その点だけは、ちょっとホッ。

生来のあがり症は、とうていゼロにはなりませんが、
もうそれを、どうしてもあるもの、と前提して

 「あがっても歌える」

ようになりたいと、
これまで思いつくあらゆることを試みてきました。
そしてそのたび撃沈。。。

今回、川柳関係のあるかたに
何かアドバイスをください!
と泣きつく勢い?でお願いしたところ、

 ステージにあがる前に何度も深呼吸をする、
 そうするうちに不思議と落ちついてくるものだ

そしてもうひとつ、

 見ているほうは、あがっている姿を初々しくこのましく感じるものだ
 慰めではなく、本当にそうだから
 あがらないより、あがっているほうが純でかわいいと思いなさい

と言ってくださいました。

何回人前で歌ってるねんとツッコミを入れられそうなわたしが
今に至ってまだ初々しいのもどうなんだろう
と、複雑な思いがあるのもたしかですが、
実際何回歌っても治らないことに悩んでいるのだから、
ここは素直に従ってみるべし!
と思いました。


 「あがってもいい」ではなく、
 「あがったほうがいい」

とは、新鮮な発想でした。

こう思うようにすると、
むしろ少しちからを抜くことができるような気がします。

来月にもういちど、
ソロとデュエットおなじ曲目で歌うことになっているコンサートがあるので、
これらをおまじないにして、
もう一歩(半歩でも)前進できたらいいな、と思っています。




 
コメント (3)
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