さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

今、ここを生きる

2015-03-12 | たわごと・できごと


あまり元気がでない。

昨年夏に父を見送って以来、
気持ちはずっと低空飛行状態。
ぽっかり空いた穴が、うまることはない。
すこしずつちいさくはなっていくだろうし、
薄いヴェールのような膜がはってきて
そのうちめだたなくはなるのだろうが…

完全にはうまりきらないままの穴をかかえて、
これからは生きていく。
それでいいと思っている。

でも、元気がでないのは
うしなった父のことでだけではないのかも知れない。
それは、うまく説明できないが。

それでも、日々はあわただしく過ぎてゆく。
そして今は、やるべきことをただ淡々とこなしている毎日。
そんななかで、
仕事と歌と川柳だけは、とにもかくにも
なんとか続けている。
続けようとしている。

そのどれもをほそぼそと、淡々と、
ただ続けているというだけの状態だが、
そういうものがあることに、日々助けられている面も
おおいにあるのだと思う。

むりはしないけれど、
手を抜くわけでもない。
多少のノルマは自分に課して、
でも疲れを感じたらやすむ。

そのバランスがうまくとれるようになればいいのだが。

これから先々のことを考えると、
なかなかしんどそうなことばかりが多く思い浮かんで
なんだか暗澹たる気持ちになってしまうので、
あまり先々を思い悩んで 今をウツウツと過ごすのは
やめにしたい。

さきに何があるかなんて、
いまの自分にはわからない。
予想はできても、すべてを正しく予想することなどできない。

予想外につらいこともあるかも知れないが、
思いもしなかったうれしい驚きや感動を
味わえることがあるかも知れない。

だから、さきを思いわずらうのはやめて、

楽しいときも、ちょっとつらいときも、

「今、ここ」

だけをしっかり見て感じて過ごそうと思う。

病床の父と過ごした日々にも、
それはつよく感じたことだった。
どれだけできたのかはわからないが、
毎日、自分に言いきかせて心がけることはしていた。
それを思いだせばいいのかも知れない。


今、ここをいかに思いきり楽しむか。

がんばるべき今ここを、いかにがんばれるか。

ゆっくりのんびりできる今ここの時間を、いかに満喫できるか。。。


ただそれを、まちがえないようにしなくては。

時々、わからなくなることがあるから。

今って、がんばるべきとき?
それとも、SOSを出すとき?
やすむべきとき?

って。

考えすぎてわからないときは、
直感を信じてみてもいいのかも知れない。


あいかわらず、迷いや憂いのなかで生きている。

すこしだけ、いまの日常から離れた時間を持ちたい気がする。
心身のうるおいみたいなものがほしい。

どうかすると、
ため息ばかりついてしまうから。

お天気も気温も不安定で、まだまだ寒い日が多いこの季節。
すこしのひざしにもホッとする。

うららかな春を迎えたら、気持ちもすこしは変わるかな。






コメント (2)
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