さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

霜降・霎時施す~りん19歳

2024-10-29 | 愛犬りん
前回に書いた処暑から、
白露~秋分~寒露と、いくつもの時候を過ごして
すっかりごぶさた失礼しております。。。

体調や生活のペースは、
快調、好調とはいえないまでも、
まあぼちぼちなんとかなっているかなという感じでしょうか。

新暦の、およそ10月28日~11月1日ごろの今の時期は
旧暦では霜降の次候、
「霎時施す(しぐれときどきほどこす)」
です。

霜降とは、
朝夕ぐっと冷え込み、霜が降りるころのこと。
初めは山に、12月ごろには平野にも。

霎時施す とは、
時雨が降るようになるころ。

とはいえ、つい最近までも日中は夏日で
朝晩にようやく涼しいかと感じるようなぐあいでした。
季節外れの台風にも、また気をもまされそうですね。
むかしの暦どおりにはいかない昨今の気候、季節に合わせて
過ごしやすい工夫をしていく必要があります。

今月12日、りんが19歳の誕生日を迎えました。
加齢からくる問題課題が日替わりでやってきて
お世話は増していますが、ぼちぼち元気にしてくれています。
久しぶりに撮った最近の写真。。。

 


飼い主も同様で、加齢による不具合があちこち;;
まあむりせずやっていきましょう。

肩の痛みに改善みられず、着物のおけいこはお休み中。
それでも着られる機会があるときには、なんとか着ています。
どうにもならない帯は、もっぱらおかみさんに泣きついて??
先日の、ご近所でのオフ会におでかけしたときもそうでした。

しばらくは、自分でどうにかできる半幅帯専門でいこうかなぁ。。。
などと考えるこのごろです。

 


10月も後半なので、暑くなりそうなのを知りつつ袷にしましたが、
とても長襦袢までは着る気になれず、
下着は衿付き肌襦袢の筒袖で~;

色大島と黄色の博多帯は、いずれも母のものでした。
その季節ごとに、何度も身につけたいと思う母の着物と帯がたくさん。
それに加え、自分で買ってしまったものも。。。
断捨離に遠い暮らしをしながら、年をかさねている私です^^;

のんびりペースの更新が続くと思いますが、おゆるしを。


 まだ単衣着たい暑さの残る秋 さくら



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処暑・禾乃登る~移りゆく季節

2024-09-06 | たわごと・できごと
新暦の、およそ9月2日~6日ごろの今の時期は
旧暦では処暑のもう末候、
「禾乃登る(こくものみのる)」
です。

処暑とは、
暑さが少しやわらぐころのこと。
朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂いはじめます。

禾乃登る とは、
田に稲が実り、穂をたらすころ。
禾(のぎ)とは、稲や麦、稗、粟など穀物の総称で、
もともとは、稲などの穂先に生えている毛のことだとか。

なんとも亀さんペースの更新行進で。。。すみません。
仲良くしてくださっているブログのお友達のみなさんとも
ごぶさたでごめんなさい。

今年のこれまでは、
懐かしくうれしい再会と、かなしいお別れが交錯した日々でした。

沖縄の、親愛なる従兄のあとを追うように、
それとも従兄が連れて行ったのか…
ちょうどひと月あとに、宮古島に住むその母が亡くなりました。
私の母の姉にあたる伯母です。
そしてそのちょうど2週間後には、叔父が。
亡くなった伯母と、私の母の弟である叔父です。

その伯母にも叔父にも、こどもの頃からよく可愛がってもらいました。
もう一度どんなに会いたかったか。。。
このさき宮古島へ行っても、もう会えないのかと思うと
心残りでなりません。

すでに亡くなって久しい私の両親を含め、
仲睦まじいきょうだい、親子、親戚どうしであったので、
今はもうこの世のくるしみから救われて
あの世で仲良く楽しく暮らしてくれていると信じましょう。

前回に書いた大暑のころから、
季節はもう立秋、処暑へと移り、明日からは白露に入ります。
朝晩、いくらかしのぎやすくなりましたが、
日中はまだまだ厳しい暑さですね。

とりあえず、元気に過ごしています。
がんばるわがやの老犬、りんを中心にした毎日です。
粗相が増えて、足腰のふんばる力も弱って、
目や耳の衰えもあって、
お世話や見守りが多くなりました。
清潔作業中にヨゴレ作業に入る必要ができることもしばしば。
特に朝からの出勤日は、仕事あと帰宅すると、
まずケージ内の掃除&りんの汚れた足洗い
から始めないといけないことが多くなりました。

夜間も徘徊っぽい行動があったり
排泄を促すためベランダに連れ出したりなど、
途中で何度か起きる必要があることが増えました。

それでもまだまだ、それなりにボチボチとですが
りんの状態に合わせたペースで楽しく暮らしています。
よくがんばってくれていると思います。
歯にほとんど欠けはなく、
目は衰えているはずですが、濁りなく澄んでいます。
寝る時間は増えたし、足腰も弱りましたが
寝たきりではなく自分で歩けています。
ゴハンもなんとか食べてくれています。

来月19歳のお誕生日も、どうか元気に迎えられますように。


私の五十肩の痛みは継続中で、いまだ難儀しており
着物のお稽古もお休み中。
前結びでどうにか仕上げられる半幅帯で、
(それでも痛くてやっとのことですが;)
この夏は浴衣を何度か着ておでかけできました。
弟夫婦が一緒に行くはずだったのが、
急なことで行けなくなったお嫁さんの代わりにと
弟に誘ってもらったコンサートや、
お友達とのランチ会などで。

そろそろ浴衣の季節も終わり、
単衣の時期ですが、半幅帯でなんとかなる着物なら
そうしたいなあと思っています。
本当は基本のお太鼓と、できればつの出しをマスターしたいのですが。。。
こちらもあせらずボチボチです。

とりとめない日常ですが、またカメさんペースで書いていきます。

みなさま夏のお疲れが出ませんように。


 ぼんやりと暮らしていても伸びる爪  さくら

 
 

 

 

 

 

 


夏の名残りに、私の身近な金魚ちゃんたちを集めてみましたよ^^



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大暑・桐始めて花を結ぶ

2024-07-22 | たわごと・できごと
新暦の、およそ7月22日~27日ごろの今の時期は
旧暦では大暑の初候、
「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」
です。

大暑とは、
もっとも暑い真夏のころのこと。
土用のうなぎ、花火にお祭りと、風物詩が目白押しの季節です。
ゲリラ雷雨で、直前で中止になった花火大会があったようですね。
楽しみにしていた方々には、残念なことでしたが、
大きな事故がなかったのは幸いでした。

桐始めて花を結ぶ とは、
桐の花が梢高く、花を咲かせるころ。
和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきました。
我が家には桐だんすはありませんが、
着物を収納するにも、いちばんふさわしいものですね。

長らく書けなくて…
のぞいてくださっていた方には申し訳ありません。
とりあえず日常の日々を過ごしてはいるのですが、
心身あまり元気ともいえず。
暑いというだけでも、誰もがしんどい今の時期ですが
心身の予備力がない状態だなあ…
と自分で感じています。

それ以前から、調子がよいとはいえませんでしたが、
ひとつ大きなできごとは、
その存在が支えであった、従兄を亡くしたこと。
父母のときは、まがりなりにも
そのとき自分にできることをしたという思いがあるのですが、
その従兄との急なお別れには、悔いばかりが残ります。

25年ぶりに、沖縄へ飛びました。
何から何まで助けてくれた弟が一緒でなければ、
行けていたかどうかも自信がありませんが、
とにかく行かずにはいられなかったと思います。

この世のどこにも、もうそのひとがいないという寒さ、
さびしさ、こころのたよりなさ。
お別れはいつもつらいものですが、
ことのほか、身にしみるお別れでした。

またしばらく書けない日が続きそうですが、
仕事や、夫とりんとの(ハラハラしながらの)生活は
どうにかがんばっています。

川柳部屋のブログは、
遅れ遅れでもなんとか更新していこうと思っています。

暑さ本番のこの時期、
新型コロナもまた感染が広がっている現状で
心身の健康を保ち暮らすことが、
誰にとっても大仕事ですが、
なんとか乗りきりましょうね。


 ばた足で必死にもがき泳ぐ日々 さくら



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小満・麦秋至る~紫陽花と初浴衣

2024-06-04 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月31日~6月4日ごろの今の時期は
旧暦では小満の末候、
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」
です。

麦秋至る とは、
麦が熟して、収穫するころ。
実りの季節を、麦の秋と呼びならわしたそうです。

毎年、通勤道で楽しませてくれる紫陽花です。

 

 

 


先日、日常の食材を買うおなじみのスーパーで、
たまたまその日紫陽花が売られていました。
ひと株だけ売れ残っていた、その最後の鉢を買って
わがやに仲間入りしてもらいました。
(格安のおねだんでしたよ^^)

さっそく、少し大きめの鉢に植え替えてやって…↓

 


1週間ほどしたら、いっそう色あざやかな青に。↓

 


以前買った紫陽花は、私がいつまでも花を切らずにいたために
翌年花を咲かせることができず、
しばらく様子を見ましたが、結局だめにしてしまったのです。
育て方を知らないままに、かわいそうなことをしました。

山の紫陽花など、枯れたあとも花のかたちはそのままに
味わいがあるものですから、
おうちでもそのままでいいのかと…;;

今度は、いいタイミングでちゃんと切ってやろうと思います。
そうしないと、翌年に花を咲かせるための栄養が、
今年咲いている花のために使われてしまうのだとか。
毎年咲いてくれるようになったら、うれしいのですが、
さてどうなるやら。。。


五十肩の痛みで日常の動作にも難儀していますが、
着付けもなかなか困難で、
このところずっと行けていないおけいこ。

6月は浴衣ということで、
半幅帯なら何とかなるかな~と、がんばって参加してきました。
写真はおけいこ前の、おうちで着たときのものですが…
今年の初浴衣ですね。
そして、この浴衣を着るのもお初です。

 

 


が。。。

このろうけつ染めの花がナゾなんです。

はじめはカタクリの花だと思ったのですが…
葉っぱを見るとカタクリじゃなーい!
ユリでもないし、いったいコレは、なんの花??

わかる方がいらしたら、ぜひ教えてください^^

いつかわかればいいな~と思いながら、
ナゾの花を楽しんで着ています。

今年も、夏の間に浴衣をたくさん着られるといいなあ♪


 夏が来る前におさらいする浴衣 さくら





  
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小満・紅花栄う~久しぶりの着物は…

2024-05-27 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では小満の、もう次候、
「紅花栄う(べにばなさかう)」
です。

飛ばしてしまったみっつの時候…
立夏の次候は
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」
…土を肥やしてくれる、みみずが土の中から出てくるころ

立夏の末候は
「竹笋生ず(たけのこしょうず)」
…たけのこがひょっこり出てくるころ

小満の初候は
「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」
…蚕が、桑の葉をいっぱい食べて育つころ

でした。

小満とは、
いのちが次第に満ち満ちていくころのこと。
草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、
日を浴びて輝く季節。

紅花栄う とは、
紅花が一面に咲くころ。
黄色い花を咲かせ、紅の染料となりますね。

色とりどりの紫陽花が咲く季節になりましたね。

またまた間があいてしまいました。
日常動作でしばしばおそわれる肩の痛みやら
夜中にちょいちょい起きるりんのおつきあいやらで
なんとなく体力の消耗を感じます。

肩の痛みは、なんだか気力も持っていかれちゃう感じ。。。
着物のおけいこもずっとお休み中ですが、
先日オフ会がありまして、
運よく今回は夫の出張もなく、
りんとお留守番していてくれるというので
参加します~ということになっていました。

あいにくの雨でしたが
(たまにしか着られないでいる着物なのに、
 雨多いな、最近^^;)
ぶじ参加でき、楽しくランチ会してきました。
この日はランチ会だけ。
それでも、なんだかいろいろな意味でおなかいっぱいな会に。。。

自分でなんとか着物を着たあと、
肩の痛みで腕が不自由な状態で帯を締めにかかります。
やはりかなり無理があって、
仮紐はうまく結べないわ、帯枕はうまく上がらないわ…
夫にも手伝ってもらってどうにか形になりましたが、
おかみさんに直していただいてから行きました。。。

なんとなくおさまりが悪いようだったのが、
気持ちよい締めぐあいと安定感にほっとする思いで
おでかけできました。

ホントに、この肩の痛みがあると
 しょっちゅう着物を着ましょ♪
という気持ちにはなれません。
むかしの人は、毎日着ていらしたのにねえ。
もっと着慣れていたら、ちがうのでしょうが。。。


 

直していただいて、うまくグレー&ベージュ2色が前面に出ました♪
慣れた向きで自分で締めた最初は、
どうしても1色の部分しか出せなかったのです。 ↓

 

これはこれで、わるいわけではないのですが
2色の色合いのところが好きなので、そちらを出したかったのですよね^^

 

後ろはこんな感じです。

ちょうど1年ほど前、この麻の夏帯にひとめぼれ。
しばらく眺めては迷う日々を過ごし、わがやにお迎えしましたが
まだ締める機会がありませんでした。

今回はこの帯を締めたくて、
手持ちの着物の中から合いそうなものをと選んだのが
この、母の単衣の紬です。

昨年お稽古で着たあと、おでかけでは一度も着ていません。
お稽古のときには、白大島かな、ということでしたが
大島ではなく白鷹紬かも…と最近言われました。
どちらでも、
母から譲り受けた愛着あるものであることに変わりありませんが
自分の持っている着物が何であるか知っておくことは勉強になります。
ふさわしい時と場所で着るためにも。

事前から雨予報の日でしたが、
雨だからとこの白い着物をやめて、
いちから着物のコーディネートを考え直す気力はありませんでした~;;
今回締めたかった、この帯に合う今頃の着物も思いつかなかったし。。。

雨コート着たので大丈夫です!
着物によごれは見当たりませんでした。ホッ^^

もう単衣でも暑くなってきて、そろそろ浴衣が着たいですねえ。
単衣の時期のうちに着たかった着物もいくつかあるのですが、
また来年のお楽しみです。
肩の痛みが治っているといいなあ。

浴衣なら半幅帯なので、
名古屋帯でお太鼓にするよりは、まだ楽でしょうか♪
今年も何度か着て楽しみたいと思います。



 遅々とした歩み季節に追いつけぬ さくら



 
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立夏・蛙始めて鳴く~GW明けて

2024-05-07 | たわごと・できごと

ありゃあ、いくつの時候を飛ばしてしまったことやら;;

新暦の、およそ5月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦ではもう立夏の初候、
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
穀雨の次候は
「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」
…霜のおおいがとれ、苗が健やかに育つころ

穀雨の末候は
「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」
…牡丹の花が咲きだすころ

でした。

立夏とは、
次第に夏めいてくるころのこと。
青葉若葉のみどり、さわやかな風、
気持ちよい五月晴れの季節。

蛙始めて鳴く とは、
野原や田んぼで、蛙が鳴きはじめるころ。
オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だとか。
蛙も、恋の季節ですね。


さて、めずらしく長い連休だったわが職場も
今日から診療再開でした。
患者さんも、院長およびスタッフも、
GWのあいだ大きな変化や事故などはなく過ごせたようで何よりです。

今朝早くから、また出張に出かけた夫ですが、
GW中に予定されていた出張がひとつ、
行かなくてよくなったので、5連休できました。

おかげで、久しぶりに夫の実家にも行けて
両親の顔を見てくることができましたし、
夫にお留守番してもらい、
久しぶりの友人とゆっくり会うこともできました。

実家行きには、もう長時間置いてはいけないりんも連れて…
車の行き帰り、たびたびぐずるので
何度も車を止めてはしばらく外に出したりしながらです。

車の中ではカートに入ってもらっていますが、
もうそろそろ実家に着く、というときにぐずりだし、
膝に乗せてなだめていたら、
着く直前にやられました^^;
膝の上でオシッコジャ~;;;

高齢ながら、いまだにオムツほとんどしたことないんですよね。。。
夜間や留守中など、使ってみようとしたこともありますが
いまひとつうまくなじめず、活用できていないのです。

粗相に大わらわのこともしばしばあり。。。
そして、留守にして帰宅するときは、毎回スリル満点??
仕事からも買い物からも、大慌てで帰る毎日が続いており。。。

夜中のぐずりや徘徊もどきもしばしば。

りんの老いも、また一段階すすんだようではあるので、
それに合わせていろいろ変えていく必要があるのですが、
なかなかすべてうまくいくように、とはむずかしいものですね。

りんにも私たち飼い主にも、なるべくストレスや負担が少ないように
考えていきたいと思います。

亡き両親が長く住んでいた実家はもうありませんが、
その門扉の横に毎年咲いてくれていた、
プランターの紫蘭がありました。
紫蘭を見かけるたびに、いつもそれを懐かしく思い出します。

わがやでも咲いていてくれたらうれしいな、
とずっと思いながら、なかなか売っているのも見かけず
ご縁がありませんでしたが、
夫の実家にも咲いていました!
ひと株分けてもらってきて、さっそく植えましたよ。

 
 
うまく根付いて、これから毎年咲いてくれたらいいなあ。

 

↑ これは、職場のクリニックの紫蘭。

4月に撮ったものです。
掘って持って帰ってもらってもいいよ~と言われていますが、
せっかくここでキレイに咲いているのになあ…
それに、株を傷めないように掘ってもいい時期がよくわからないしで
遠慮しておりました~^^;


 なつかしい我が家に咲いていた紫蘭 さくら



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穀雨・葭始めて生ず~遅咲きの桜

2024-04-22 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。

飛ばしてしまった時候ひとつ…
清明の末候は
「虹始めて見る(にじはじめてみる)」
…春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ

でした。

穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりにはもう、
夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。

葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。


前回の記事から、特に大きなできごとやイベントはなく
毎日ジタバタしつつも、平和といえる日常を過ごしていました。

仕事や外出から、そそくさと帰宅して
りんの粗相のあるなしにドギマギするのも変わらず^^;
おでかけもしたいけれど、今はりんを置いての遠出や長時間の外出は
落ち着いてできず、ひかえています。

ソメイヨシノの今年の花は終わり、
ハナミズキやツツジ、フジたちにバトンタッチですね。

その中で、
遅咲きの種類の桜たちがきれいに花を咲かせています。

前回の記事の写真で、
デンタルケア帰りのりんを寒桜と一緒に撮ったものがありましたが、
あの線路沿いの桜たちのいくつかは、今が花の時期。


 

↑ 楊貴妃という名の桜です。
ウコンや松月など、ほかにもきれいに咲いている桜があり、お見せしたいのですが、
撮れていなくてゴメンナサイ;

咲くべき時期が来たら、
花たちは生き生きと自分の花を咲かせますね。
野の花たちも。。。

 

↑ 道端に咲く、ひと群れのシャガに目が留まったり。。。


 

↑ いただいたひと枝のコデマリとエニシダを、カゴに生けてみたり。。。


ささやかですが、日々の貴重なこころのうるおいです。


 遅咲きの桜見守るひとがいる さくら



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清明・鴻雁北へかえる~雨ニモマケズ?

2024-04-09 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は
旧暦では清明のもう次候;
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

またまた飛ばしてしまったふたつの時候…
春分の末候は
「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」
…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ

清明の初候は
「玄鳥至る(つばめきたる)」
…海を渡って、つばめが南からやってくるころ

でした。

清明とは、
すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来です。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。


3月も半ば過ぎになってから、
ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、
その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。
咲いたあとは、1週間ほどで散ってゆきます。

花びらがバラバラと散っていることもあれば、
花ごと落ちていることも。
散りかたで、またまた
サザンカなの?ツバキなの?
と悩ませるコ;;
サザンカだ、ということにしていますが^^;

 


こちらは、通勤途中の信号待ちで出会うオトメツバキ(たぶん)。
色も咲いたかたちも可愛らしい。。。
4月初めに撮ったものです。

 


着物でお花見のオフ会に行けなかった私のために??
(この日も雨で。。。)
お仲間さんたちが計画してくれた再びのお花見日は、
またまた雨予報。
各々の都合もあり、集まれる日が他になく
雨ならお花見弁当ランチ会ということで~
となっていました。
当日には「警報級の大雨」予報まで出て;;

しかし、
オフ会にも行けず、3月はおけいこにも出られず
長らく着物を着られずにいた私はウズウズしておりまして、
雨ニモマケズ着付け強行。
(何もこんな日にわざわざ…アホです^^;)

思ったとおり、こんなことをするのは私だけでした。
でも、どうしてもこの春のうちに着たかった着物なんだもん。

母が選ぶにしては珍しい緑色。
着ている姿も、写真も、見たことがありません。
晩年、母自身までが

「こんな着物持っていたかしら~」

などと言っていましたが。。。

出かける直前、レインコートを着るために
裾を上げようとしたとき、
しつけ糸がついたままなのに初めて気づきました。

母も着たことがないままだったんだ。。。

 

 

雨ニモマケズ、五十肩の痛みニモマケズ、
がんばりました。
ゆがんだ帯も、これが精いっぱいで、
私にしたら上出来なんです~;;
ずっと眠っていたこの着物…
ウン十年目にして、初めて袖を通すことができてよかったです。


 

ホントはもうちょっとかわいいし、
表情もあるのですが。。。
数か月ごとに予約して短時間でしていただく、
無麻酔デンタルケア(歯石除去)の帰り道。
ストレスと疲れで、はよ帰りたい。。。の気分かな;
帰り道の線路沿いには、違う種類の桜がいくつも植えられています。
あざやかな色の寒桜とりん。

この週末はお天気もよく、お花見びよりでしたね。
夫と一緒に、カートに乗せたりんを連れて、ご近所の公園にも行けました。
公園内ではゆっくり、りんもがんばって歩きました。
一緒に過ごせる今の毎日が、恵みです。


 お花見日雨に降られてランチ会 さくら

 


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春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

2024-03-26 | たわごと・できごと

新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では春分の次候、
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
啓蟄の末候は
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
…冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ

春分の初候は
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ

でした。

春分とは、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつです。

桜始めて咲く とは、
その春に初めて桜の花が咲くころ。

…ですが、
ご近所や通勤道の桜の木々は、まだつぼみのまま。
週末からここ数日、冷たい雨の降る寒い日が続き、
いまだにほころびる気配はみえません。

当初は早そうに思えた今年の開花、
思いのほか遅れています。
いつごろ咲いてくれるかな。

この3月はほとんど出張で夫が不在のため、
長時間の留守は心配なりんのことがあり
着物でお花見のオフ会も泣く泣く不参加でしたが、
当日はあいにくのお天気だったうえ桜もまだ咲かずで
ちょっと残念だったようです。
そのぶん、おいしいランチとおしゃべりを楽しまれたとか。
私も、次の機会を楽しみにしたいと思います。

オフ会だけでなく、3月はおけいこも2回ともお休み。
やはり夫がおらず、りんを置いて留守にするのが心もとないためです。
着るつもりで出していた着物たちですが、
椿と鳥の柄の母の着物は、4月には時期が外れてしまうので
もう今年は着られないかな。。。

お花見の会で初めて着るつもりだった、
母にしたら珍しい緑の着物は、まだチャレンジの機会があるかもしれません。

このような状態で、
仕事に出かけるのと最小限の外出以外はほとんど
りんとおうちにおこもり。
今はそれでいいやと思っていますが。。。

留守番中の心配もさることながら、
夜中に少々不穏になることがあるりんが不憫です。
ベランダに連れ出して用を足したあとも、
居心地がわるいのか、
どこかぐあいがよくないのか
ウロウロ徘徊したり、悲しそうな声で鳴いてみたり。

夜中にひとりでこんなりんをみていると心細い思いがします。
たとえ夫が気づかずスヤスヤ寝ていたとしても、
いるのといないのとでは違うのですよねー。

ところで、
これから桜が咲くのも楽しみのひとつですが、
わがやでのお楽しみがもうひとつ。

つぼみはたくさん出ているのに、
一向に咲かず固そうなつぼみのままで
心配していたサザンカが
(たぶんサザンカ。たぶんハルサザンカ^^;)

やっと咲いてくれたのです!
3月も半ばを過ぎたころからでした。
ひとつ、またひとつと開きだし、
つぼみが次々白くふくらんできています。

 

 

 


つぼみをつけ出す以前から?
時々虫を発見したり
虫の跡を見つけたりしていたので、
こんな時期になっても咲かないのは、
虫が悪さをして病気になったのか?
このまま咲いてくれないのかと心配し、

そしてそもそもキミはサザンカなのかい?ツバキなのかい?
どっちなんだい??
咲く時期はいつなんだい?
とやきもきしていましたから、
ホッとしましたよ。

朝な夕な、楽しみに眺めています。
こころが和みますね。

更新がこれからもちょっと遅れ遅れになるかもしれませんが、
元気にしていますのでご安心ください^^


 お花見はまだおあずけの寒戻り さくら




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啓蟄・桃始めて笑う~りんとお留守番

2024-03-12 | 愛犬りん
新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は
旧暦では啓蟄のもう次候、
「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」
です。

啓蟄とは、
陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。
ひと雨ごとに、春になっていくような季節ですね。

桃始めて笑う とは、
桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。
花が咲くことを、昔は「笑う」といったのですね。

飛ばしてしまったふたつの時候は

雨水の末候「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」
…次第にやわらぐ陽光のもと、草木が芽吹きだすころ

啓蟄の初候「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」
…冬ごもりしていた虫が、姿を現しはじめるころ

でした。


夫の出張が続き、りんとの長いお留守番中です。
先週は職場のナーススタッフの急病で代わりに勤務したり
シフト変更があったりで、ちょっとバタバタしました。
その中で、
朝からの半日勤務が3日あったのですが
他のスタッフさんの気遣いで、診療後の往診も代わってもらい
慌てて帰宅したにもかかわらず、
3日連続でりんはケージ内をウンまみれにしていました。。。

午後から勤務のときは、比較的無事であることが多いのですが、
朝から出かけてお昼に帰宅すると、このところアウト;;
が続いています。
時間帯のせいなのか。。。
誰かりんとお留守番していてくれるなら、安心して出かけられるのですが
夫は出張続きでずっと不在、
私もまったく出かけないわけにはいかず、毎回ハラハラです。

前から楽しみにしていた予定を、先月からいくつも取りやめて、
仕事以外の外出は最小限にして家にいるようになりました。
ハイキングやら、着物でのお花見やら、
着物のおけいこやら。
夫が不在では、いつもならいてくれる土日もままなりません。

それでも、
留守の間に粗相した状態で長らく置いてしまうのはつらいので…
りんといられるおうち時間をのんびり過ごそうと思います。

夜中も、用を足すため何度か起きてベランダに連れ出したり
そのまま寝付かずウロウロしたりぐずったりするときにはなだめたり、
見守りや必要なお世話がいっそう増えてきました。
こうしてあたらしい段階に、すこしずつ移行していくのでしょう。

人にも犬にも、老いはひとしく訪れますね。
だれもが行く道です。
それでも、寝たきりというわけではなく、
よくがんばってくれています。
衰えはあっても、たいしたものだと思います。

啓蟄の初候に誕生日を迎えた私も、ひとつ齢をとりました。
りんにはもう、すでに追い越されてしまっているので、
だいじに見守ってやらないと^^


 

2月の終わりに、
散りそめた沈丁花を摘みとり、沈丁花酒を漬けてみました。
リカーの量からすると、花が少なすぎるかも??
初めてやってみたので、うまくできるかどうかわかりませんが
楽しみに様子をみていきましょう。



 りんちゃんのためならエンヤコラの日々 さくら



コメント (4)
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