主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
小寒 新春ツーリング
というわけで!
昨日、2年ほど前にいつものダム湖で知り合った
東京湾を挟んで反対側にお住まいのお方に、ツーリングに誘って頂きました♪
【バンディッド乗りの方との房総ツーリングです】
この方のバイクはSUZUKIの 【Bandit1200S final edition】 です。
(勝手ながら、便宜上”バンディットさん”(仮名)と呼称させて頂きます)
今後、自由に時間がとれるチャンスがある保証もなく
正に一期一会ってなモンでお誘いに乗らせて頂くことにしました。
※本日の日記は、性質上写真が多めです。御容赦下さいませ
集合時間は AM9:00 東京湾フェリーの港のある浜金谷です。
遅刻をしないようにするのは、人として当然としまして。
ちょっと勢い余りまして、1時間近く早く着いてしまいました(笑
真冬の高速道路も快調で、すんなり通過出来たのも一因です。
到着した時点では、バンディットさんはまだ東京湾の向こう。
フェリーが出航する時点よりも更に前のタイミングでした。
そこで、1時間程の時間を消化するのに私が取った行動は・・・
【題:海のバカヤロー】
岸壁にバイクを横付けし、堤防の上に仁王立ちして30分ぐらい海を眺めていました。
荒れ気味の波打ち際から、砕けた波がバイクにかかります。
塩水はバイクの大敵ですが、そんな事は気にしません(笑 洗えばいいのです。
まだ朝は早く、東の空からは漸く日が昇りきった頃です。
”冬はつとめて”とはよく言ったもの、やはり早朝は気持ちよいですね。
温かいミルクティーなどを飲みながら、暫し待つと…
東京湾フェリーがやって参りました。
バイクは一番先頭で降りてきます。
アクアライン割引の影響か、本日もまた降りる車両は極端に少ないようです。
まずはコンビニで本日の作戦会議です。
”作戦会議”とは申しますが、その実”バイク談義”なのですけれどね(笑
本日の目的地、 【 赤山地下壕跡 】(館山市)に向かうルートなどを確認します。
バイク談義がついつい長引いた後、
バンディットさんの先導で赤山地下壕跡まで引っ張って頂きました。
地下壕入坑の受付、豊津ホールという建物です。
この時期は枯れていますが、周囲には大きな桜の樹がありました。春に来てみたいなぁ。
こちらの入り口で受付を済ませ、着用義務のあるヘルメットをお借りします。
絵に描いたようなドカヘルです(笑
ドカヘルを被り、建物の裏手にある壕の入り口へ。
砂岩や泥岩で出来た山を、刳り貫いて壕にしてあります。
元々、館山に存在した【 海軍航空隊 】の壕だったようです。
壕内に足を踏み入れていくと、
先ほどまで触れていた外気と違い、暖かで落ち着いた空気に満ちています。
壕内はこのような雰囲気。
碁盤の目のように、坑道が交わっています。
壁面には、至る所で地層が見てとれます。
内部には、ほぼ生物の気配がありませんでしたが
設置されている灯りの側には、逞しくもコケやシダ植物らしいものが。
おっと、コウモリさんが冬眠中のようです。
何ヶ月もの間、足だけで逆さにぶら下がっているのは凄い事だと思うのです。
刳り貫いた壁面の2m程の高さの場所に謎の穴が。直系40cmほどです。
穴があれば覗きたくなるのが人情(笑 腕でぶら下がって覗いてみました。
かなり奥深いようですが、流石に中には入れませんね。
様々な坑道を縦横無尽に探索。
地下壕の全長は1.6km程になるようですが、公開されているのは一部だけ。
ですが、それでも探検気分は充分でした。人力で掘ったとは思えない広さです。
地下壕を後に、山の裏手に回ると切り通しがありました。
側面には地下壕の入り口がいくつか残っていました。
綺麗に山肌が切り開かれて居ます。両脇の崖上は墓地でした(苦笑
付近の観光案内看板を見ると、
【 ヒカリモ群生地 】とありましたので、そちらへ向かってみます。
何気ない竹林の山肌に洞窟が顔を出しています。
「気候条件等が揃えば、黄金色に輝く藻が見られます」との事ですが…
どうやら、条件が悪かったようです。というか完全なる澱んだ水溜まりです。
ちょっぴり残念なヒカリモの洞窟を後にし、
そろそろお腹もすいてきたので、昼食を摂るために移動です。
この辺りから、バンディットさんだけに先導して頂くのも申し訳なく
時々入れ替わりながらの移動となりました。
食事の目的地は、お気に入りの【 BINGOバーガー 】。
非常に美味しく、その上巨大なアメリカン的雰囲気満点のバーガー。
・・・”水曜日・木曜日”が定休日でした!
バンディットさん本当にごめんなさいorz
気分は完全に昼食モードでしたので、記憶を頼りに次の目的地を模索します。
『そういえば、鴨川のおらが丼で”美味しい所がある”とTVでやっていたような…』
と思い出し、提案するとそちらに行ってみることになりました。
曖昧な記憶にあった街道までは先導して頂き、
そこからは私の先導でお店を目指します。数kmほど走ったあと・・・
ありました! 【 名代亭 】 さん。
早速店内に入り、平日の昼間だというのに混んでいる席に通されました。
メニューを眺め、暫し悩みます。よし決めたっ。
注文をしてから20分程待たされました。調理する方が1名なので大変そうです。
ようやく運ばれて参りました。
【 名代XX(ダブルエックス)丼 】 凄い名前です。
もともと、X丼というものがあり、上位グレードに”XX”と”DX”があるようです。
XXは、Xにないウニやイクラが入っています。DXは伊勢エビと鰻がさらに追加されるみたい。
色々なTVで取材がされるだけあり、ちゃんと美味しい丼ではありましたが
少々イクラとウニにやる気が感じられなかったのが残念かな(苦笑
でも、1800円出すだけの価値はあったと思います。
捌いたばかりのアジの刺身(尾頭付)や、鯛、マグロ、サザエなどがてんこ盛りです♪
ボリュームも満点で、食べ終わる頃にはすっかり満腹に。
この後のCBRの運転が思いやられます(笑
名代亭からは、私の先導で”千葉ライダーの聖地”こと高滝ダムへ。
案の定、満腹状態での運転は非常に腹が苦しかったですが、1時間程で到着しました。
流石に平日だけあって、先客は居ませんでしたが
休日は数多くの、県内外のライダーで溢れる休憩スポットです。
駐車場の中程にバイクを停め、自販機でお約束のMAXコーヒーを購入。
ここでもまた、バイク談義をしているとあっという間に1時間程経過です(笑
気が付くとすっかり太陽も山の向こうに沈み、
バンディットさんも帰りのフェリーの時間が迫っていたので帰ることにしました。
フェリー乗り場はここから40km程、残り時間は2時間少々です。
ここからも私の先導で、
高速道路を利用した方が到着が早いフェリー乗り場に向かうのに
最寄りのICまで向かうことにしました。
・・・の予定だったのですが、
ふと思い至って、TV撮影などでも頻繁に利用される房総半島のローカル線
【 小湊鉄道 】の駅に立ち寄ってみました。
古めかしい駅舎が、夕暮れの空によく似合います。
駅舎の中には、今年の干支”寅”の丸木彫りが置いてありました。
木目をほぐした表面が、虎の毛皮によく似せてあり、とてもリアルです。
駅の脇にバイクを停めて、ここでもまたバイク談義。
バイク乗り同士、なかなか尽きることのない話が続きます。
私は今回は殆ど聞き手だったのですが、貴重なお話が聞けて楽しかったです♪
勿論、ツーリングのお約束 【 アイスクリーム 】 も忘れなく頂きます。
そろそろタイムリミット。
すっかり暗くなった街道をICまで向かい、
IC入り口の交差点で挨拶を済ませた後バンディットさんと別れました。
走行距離こそ、180km程度と控えめだったものの
冬の短い昼間にツーリングするには十分な内容で楽しませて頂きました。
バンディットさん(仮名)、お誘い頂きありがとうございました!