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電気バイクの悲劇 -即時解決篇-

 いやぁ~ネット販売って、本当にいいもんですね~(故 淀川長治さん風に)

 昨日朝に不具合が発覚した、ウチのCBR用バッテリですが、
”バッテリの放電や劣化=走らないバイク”な、近年の電気バイクゆえに
充電器の手配を急ぐ必要がありました。

04_charge【充電器を購入、使用した記事です】

 以前使用していたバッテリ充電器が壊れた頃より
狙っていた充電器を手配したのが大体AM10:00頃。

 今回業者を選んだ最大のポイントは【 発送処理時間が最短であること 】でした。
結果、 ”手配より僅か9分程” で発送処理が完了したとのメールが入り、
翌日の午前には商品が到着するというなんとも痛快な取引となりました。

 最近とみに思うようになったのですが、
『在庫さえ不安定なバイク用品屋で、無駄に高価なものを買うより良い』と感じます。
なにも解らずに商品の比較をしに行って、店員さんに少々の教えを請うならまだしも
自分で選べる物を買うのであれば、無駄なコストも時間も省ける分合理的ですね。
 専門職たる店員さんがもうちょっと意識面でも優れていれば良いのですが
専門職というよりバイト感覚な意識の店舗が多く、実際に行ってみると
『この店(店員さん)から買って良かった!』と思えるお店って本当に少ないんですよね。
別に知識や販売スキル面ばかりではなく、”良い笑顔”だけでも充分なのですが…。
それだけで3~4割ぐらい高かろうとも、全く嫌な気はしませんよね。

 基本的に「買わせていただく」「買っていただく」の
相手に対する感謝の意識が無い取引は、余りにも虚しいものです。
買ってやる、売ってやるという態度で人間関係が上手く行くはずがありませんよね。
 
 なればこそ、至極ドライな取引であるネット販売の方が嫌な気分もありません。
蛇足ですが、これは大手量販店の話です。大体どこの店も似たような感じですね。
商品の豊富さはありませんが、対照的に街のバイク屋さんは感じが良い事が多いです。
  
  
   
 そんな訳で、昼前に佐川急便さんがイキオイよく運んでくれた商品を受けとりました。
最近、かなりの頻度で佐川さんから自転車パーツの宅配物を受けとっている所為か
今日も感じよく運んで来てくれました(笑
 

01_whitebox

 このP2012Mは、
GSユアサ・古河の純正充電器や、DAYTONAの充電器としてもOEM供給されているようです。
元々、製造元のアルプス計器さんはオートバイ用充電器をOEM供給メインなようで、
製造元型番の物は、写真のような白箱に入ってきます。
PC系パーツではお馴染みの姿ですね。
今回の販売店が、製造元より直接買い付けているのだと思います。

 因みに、この同型の充電器をバイク用品店で買うと最低20,000円~するようです。
私が購入したものの元値は14,700円で、購入単価は9,800円。
企業努力でここまで安くなるという好例ですね。

 機能としては、オートストップ付きの充電器であり、
サルフェーション除去機能も搭載されているタイプです。
市販オートバイのほぼ全てのバッテリに対応する、2.3~32Ah対応です。
勿論、開放型、MFタイプの両方のバッテリに使用出来ます。
 
 
 早速車載のバッテリを外してゆきます。

02_underseat_battery

 シート下のボルトを2つ外すだけでバッテリベイにアクセスできます。

03_batt_bay

 ウチの場合、ターミナルからシガーアダプタとPPS(電装パーツ)、アラームを外し
ケーブル類を除けたあとに、固定バンドを外せば簡単に取り出せます。
 
 
 取り外したバッテリターミナルを清掃した後、充電器を繋いでスイッチON。

04_charge

 実は私、子供の頃叔父のレストア屋で12Vバッテリを悪戯して火傷した事があり、
バッテリが安全だという認識がありません。
故に車載状態で充電したり、屋内で充電したりというのが苦手なので
風通しの良い屋外にて、台を置いて充電をする事が多いです。

 この充電器、バッテリ内部抵抗が高い場合(=劣化)には
初期の段階でModeⅠと称して、高電圧充電を行いサルフェーション除去を行います。
そのタイミングで、テスタを当ててみたのですが・・・

05_precharge

 定格に近い12.32Vが印加されています。
どうやら機械的に劣化の診断はされなかったようです。
もしバッテリが劣化していれば、20V付近まで昇圧されてサルフェーションを除去します。
暫くModeⅠで動作した後は、本充電のModeⅡに移行します。

06_maincharge

 続いてのModeⅡでは、14.19V印加。
仕様書によると、このまま6時間程度の充電時間を要するようです。
 
 
 
 暫く放置して、充電インジケータが点滅(80%充電)に推移し、
7時間程で、インジケータが消灯した所で端子を取り外します。

07_charged

 バッテリ単体の電圧が、12.87Vまで戻りました。
オートバイ用バッテリとしては、実に正常な値で一安心です。

 時間は既に20:00頃になっており、
手早くバッテリを取り付けて一度だけエンジン始動を試みると、
気持ちよいぐらいにセルが回り、一発でエンジンが掛かりました。

 あとは跨ったまま、バッテリ外しでリセットされた時計を合わせ
セキュリティアラームを有効にした所で本日の作業は完了です。

 もし、また20程度乗れない時期が来たとしても
購入したバッテリ充電器があれば万全でもありますので、
これでまた当分気持ちよく走れそうです~♪

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山猫復活計画 -其の柒-

 さて、前回まででとりあえずの部品集めと、
構成パーツの状態確認が済みましたので仮組みして参りまます。

03_chain_delayler【MTB復活計画、ある部品で仮組みです】

『この時はまだ、あんなに悲惨な事になるとは想像だにしなかった…』

 などというナレーションも聞こえて来そうですが
その辺りは、行き当たりばったりないつものノリで参りたいと思います!

 早速暖房の効いた自室で、
ステアリング周りやフォーク、ホイールを組み付け
フロントディレーラーの仮留め、リアディレーラーの取り付けを行います。

 実は、写真を何枚か撮影したものの、
自室なので…その。”写ってはイケナイ物”が写り込んだりしてまして(笑
色々な意味で宜しくないので、テキストメインで状況報告となります。
 
 
●まずはフォーク及びヘッドセット取り付け

 上下のベアリング及び、ベアリングレースをパーツクリーナーで洗浄した後
再度ベアリングレースの状態を確認してゆきます。

01_bearing

 写真の通り、偏摩耗も打痕もなく問題ないようです。

 ヘッドパイプに操縦管を通し、ヘッドセットパーツを締め付けてゆきます。
自転車の締め付けトルクは、割とファジー(笑 な感じなので
感触を頼りに、操舵の抵抗などもなくガタも出ない程度で締めてゆきます。

 ステアリングステム及びハンドルバーを仮締めしてひとまず完成。
 
 
●ホイール取り付け

 前後のホイールを取り付けてゆきます。
他の部分の例に漏れず、
前後ともホイールシャフト…というか固定ボルトは著しく錆びており、
表面のメッキもすっかり浮いた状態となっていました。

 浸透潤滑剤を利用し、
錆を落としがてら、前後ホイールに装備されている
クイックリリース機構内部のカムを揉みだしてゆきます。
暫くして錆も浮き、有る程度可動するようになった所でパーツクリーナーで洗浄。
その後モリブデングリスを入れて、最終的な作動確認をします。

 正直申し上げると、購入したばかりの小学生の頃は
クイックリリース機構がどんな物なのかも考えずに乗っていました。
今更ですが、分解整備をしてみると、理由がよく解って良いですね。
 
 ホイールが入った所で、
エア圧も高めにしつつ、エア抜けの有無をチェックします。 
 
 前ホイールが入ったので、
ステアリングとホイールの平行状態を確認し、ライン出しをしました。
 
  
●前後変速機取り付け、調整

 仮留めしてあった前後変速機を調整しつつ取り付ける為、
ハンドルに、購入したDEORE XTのレバーを取り付けた後、
新品のシフトワイヤーを通してゆきます。
汎用品であるワイヤーは、様々な機種で自分で調整出来るように長めになっています。
セットに同梱されているアウターチューブも、現物合わせでカットして使用します。

 まずはフロントディレーラーから。
トップギア付近での、フロント大スプロケットとのクリアランスを取り
ワイヤーを可能な限り張った状態で仮留めします。
 
 
 続いて、リアのディレーラーのワイヤー取り付け。
こちらも現物合わせでちょちょいっとカットして取り回しました。
リアの最小ギア合わせでガイドプーリーの基準位置を出しておきます。
 
 
●チェーン交換

02_rust

 写真は分解・清掃前の、酷い状態のチェーン。
完全に”赤茶けた何か”になっておりますが、当初チェーンカッターを所有しておらず、
ワイヤー用のニッパで切ろうとしたところ、ニッパの歯が欠けたりしました(笑
バイク用のチェーンカッターは持っていますが、ピンのサイズが違いすぎて利用付加でした。
錆びたとはいえ、しっかりと芯の部分では鉄が残っていたようです。
 グラインダーでカットしても良かったのですが、
どの道、新しいチェーンを取り付ける際にもチェーンツールは必要なので購入しました。

 古いチェーンのピンを抜き、楽々とカット成功です。 

 続いて新しいチェーンを通し、
適当な長さで余分をカットした後、ピンを圧入してチェーン交換完了です。

03_chain_delayler

 こんな感じで、錆の一切ないチェーンになりました。
規格違いで交換出来なかったリアスプロケットとの差が激しいですね(笑
調整のペダリング用に、先日買ったマルキン自転車から外したペダルを着けています。 
 
 
 と、ここらで駆動系のパーツ交換は完了です。
前後のスプロケット(チェーンリングと後輪スプロケ)は、
互換性のあるものが用意できませんでしたので、とりあえずそのままです。
ちょっと不安も残りますが…無いものは仕方がないってことで(笑

 
 では今回はこの辺りで~
次回はブレーキ周りのチェックと調整、交換です。

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