主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
思い出の歌
最近微妙にブームの過ぎた感もあるTwitter的なサービスに
YZF-R1に乗る友人(近畿地方在住)から呟きがuploadされていました。
見るに、
『 いま清水寺 』
と書いてあったのですが、多分R1で行ったんだと思います。
その言葉をトリガーに様々な思い出が脳裏を巡り出しました。
そもそも私、京都や奈良には良い思い出しかありません。
大抵の日本人が行く、修学旅行でしか訪れたことは無いのですが
中学、高校と修学旅行が西日本であり、特に中学の時の思い出が一番です。
尚、高校の時は、
前年度の不祥事で一切の自由行動を規制された広島行でした(苦笑
そんな良い思い出の一つに、清水寺があります。
クラス内でも賢い子達が集まった班で回った自由行動は実に有意義でした。
坂を登り、境内を通り清水の舞台に上がると
皆様もご存じの素晴らしい眺望がひらけました。記念写真を撮り、音羽の滝へ。
子供らしく真剣に御願いをし、更に境内を歩くと…
ここで班の女の子が
「私、地主神社に行きたい…」と言い出したんですよね。
当時から ”コーハ(笑” だった私は、
「境内までは行かないけど、神社の前までなら付き合うよ」
と、頑なに鳥居をくぐろうとしませんでした。
縁結びの神社など、好きな人としか来るつもりは無く
そもそも結ばれる為に神に願掛けをするようなつもりも無かったんだと思います。
根本的にこんな性格なので、その後もモテないんですけれど(笑
ひと歩きし、
清水寺の裏手にある茶屋で、初夏の汗を拭いながら宇治金時を食べました。
修学旅行のお小遣いで買うには高く、1200円ぐらいしたような気がします。
もちろん、格別の味でした。
帰りの二年坂では、漬け物屋で ”むらさき漬け”という漬け物を試食。
店のおじいさんの人柄と、NHKと共同で少量だけ作った限定の響きに惹かれ購入。
後日自宅で食べてみると、以来あの味を超える漬け物がない程に美味でした。
・・・と、このまま語り続けると、
法隆寺まで話が及び、この10倍ぐらいになりそうなのでこの辺りで(笑
そんな良い思い出と共に脳裏に甦ってきたのが、修学旅行で歌った歌。
うろ憶えですが、当時から数年前に中学校の先生が
生徒の為に作詞作曲された曲だとの事で、それも他校の先生だったと思います。
評判が良かったのか、市内の中学校に広まったようで、私の中学でも歌うことに。
完全にローカルな曲ゆえか、それ以来どこでも耳にしないのが残念ですが
独特な短調の曲が旅行の哀愁を誘い、思い出をより深くしてくれたのを憶えています。
実は、曲はすんなりと思い出せるのですが
歳の所為か、今となっては歌詞を忘れかけています。
でも、その中で印象的なフレーズがあります。
「 音羽の滝の 水にそっと 願いをかける 」
というフレーズなんですよね。
消え入るような曲の最後に、すーっと心に響く歌詞でした。
嗚呼、京都に行きたいなぁ。