主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
【旧記事】 風と友達に
本日の日記は、随分と昔の記事。
若い頃(笑 のツーリング記事を、
blogを始める前にやっていた私の旧HPで見つけまして
懐かしくなったので転載することに致しました。
【大井川SLツーリングの記事です】
今にして思うと、かなり文章表現も違ったり、
それこそ青く恥ずかしい発言が多かったりもしますが…
敢えて大きな修正をせずに、思い出として載せさせて頂きます。
今後も、似たような”妙な日付”な日記が掲載されるかもしれませんが
御容赦の程御願い申し上げます。
自分でも忘れかけている昔の事の備忘録としての意味もありますので。
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2005/10/31
今回の走行距離 482.3km。
こんなとこ行ってました!
場所は静岡県の大井川鐵道
職場のバイク乗りの同僚2人と、朝8時に中井SAに集合。(八王子・船橋・町田在住なので)
勢い余って30分前に着いてしまうおばか。
当日は、生憎の不明確な天気予報。
でも全員が全員多忙な中、1ヶ月前からこの日の為に休みを申請して勝ち取った休日。
行かないわけには参りません♪
流石にしっかりした人たちと一緒だったので遅刻もなく8時に中井に集合。
その中の一人が買ってお披露目前だった新車(冒頭写真の奥のバイクです
kawasaki Z750S を肴にみんなで話し込む。が、目的があるのでそこそこに切り上げ出発。
一路相良牧之原SAへ。走行距離は140kmといったところでしょうか。
途中、由比PAで(東海道五十三次の由比のとこですね)海を見つめてはしゃぐ。
しかる後、相良牧之原を降りて一路大井川沿線の国道64号へ。
最初の休憩ポイントに設定した 川根温泉PAへ。(ここが冒頭の写真の所です
駐車場からみてかなり奥の方の、更に離れにある東屋のような食堂へ。
おばちゃんが2人で営業してました。このおばちゃん達が親切で^^
ここの食堂で まいたけ天蕎麦 と、おばちゃん曰く日本でここでしか食べられないという
生茶の粉をふりかけたアイスを食す。 おいしかった!
ここで、SLの通過時間を教わりばっちりと冒頭の写真が撮れたわけです。
まぁ、1週間ほど前にデジカメ壊しちゃってたので携帯で撮る羽目になったわけですが。
当初の目的の一つを果たし、今度は寸又峡温泉へ。
ひなびた温泉街、という雰囲気の非常によさげな場所。
広場の敷地内に、ここの開発時に使ったという木材運搬用トロッコ列車が展示してあったり。
その列車の内部。いい雰囲気ですね~
残念ながら今回は泊まる事は出来なかったのですが、駐車場にバイクを停めて
都合2時間と表記のあったハイキングコースへ。
眼下に見ゆるは…て遠っ 注:左奥
夢を叶えてくれるとの、夢の吊り橋。あいきゃんふらーいで夢心地ではありません。
ここが夢の吊り橋。
定員制限10人とあるほどの、渡り幅30cmぐらいの吊り橋。
下の湖は、コロイド状になっているようで。なかなか綺麗な緑色でした
みんなで観光協会がバスクリン入れてるんじゃないかとか
ジャンピングシューズ持ってきて渡ろうぜとか、馬鹿なこと話つつ渡る。
他の観光客の女性の方々は悲鳴をあげていました。
まぁ生憎と吊り橋は苦手ではないので、怖くはなかったんですけど(笑
橋を渡りきり、その後にまさかの… 370段の急階段が。かはっ。
登り切って暫く歩くと、飛竜橋というこれまた資材運搬の谷間にかかる高架橋が。
橋からの眺望
これで水面まで高度70m以上あります。(100mとの話も)怖っ!!
一緒に行ったウチの一人は、橋の欄干に”外側に”脚をかけて
身を乗り出しつつ写真を撮ってましたけど。
ぜったいオカシイです。絶対。
秋の晴天の中、気持ちの良いハイキングを終え一路
奥大井へ。ここで雨にやられる。奥大井はかなり高度が高く気温が低いのです。
さらに秋も終わりの気候+ここ数日の寒気+雨+夕方…
指なんかが冷え切って死にそうでした。
井川の山道の木陰で雨を凌ぐ三人
奥に見える通行禁止看板は、丁度到着した頃まで土砂崩れ防止工事をしていたとかで
通行止めになっていた名残です。ここで雨よけしつつ通行可能まで足留め。
係員のおじさんが、親切な人で
「そこに居ると濡れるからこっちの木陰がいいですよ」 とか
「道はここ下って、井川ダムの横を抜けると良いよ」とか色々教えてくれました。
こういうふれあいがいいですね^^
震える中みんなで地図を見て、富士見峠PAなるパーキングエリアを発見!
ここなら或いは…と寒い中震えながら到着… ん?んんん?
パーキングエリアとは名ばかりのただの駐車場+展望台。
自販機は愚か街灯すらない。
展望台は晴れていれば南アルプスを一望できる…らしいのですがなんとも。
しかも、一番転びそうになかったイメージの仲間が
まさかの立ちゴケ。見てるこっちもショックでした。
本人は綺麗な新車がキズついてもっとショックだったでしょうけど。
体が無事でなにより。バイクの損傷も軽微でなによりでした。
ちょっと凹みながら、街灯一つない山道を1時間以上走る走る。
雨で視界が悪い上、道には濡れ落ち葉。かなり辛いコンディションでした。
ガソリンが無くなりかけて居たこともあり、無事に着くのかしら…と怖かったです。
ガソリンがリザーブタンクに入った辺りでようやく静岡市街に出る。
この時点で既に20時過ぎだったので、国道一号の静清バイパスに乗り
道の駅富士で一休憩。 ここで呑んだ抹茶オレ(自販機)がすごく温かかった。
100円分の重みを感じたのはかなり久しぶりでした。
子供の頃ってこんな感じで小銭でも大切に思えたっけ。
久々に初心に還る気持ちでしたよ。
更にバイパスを進んで沼津辺りでふらふらと夕飯を食う所を探す。
…ナイ。 というか店自体があまりにも少ない…
沼津に来るのは10年ぶりぐらいだったんですがここまで酷い街ではなかったはず。
ここ曲がれば街がありますよ!とか自信満々に言ってごめんなさい。
どうした!沼津!とか思いながら、高速のICの手前にあったラーメン屋に入る。
一度入ってみてください というコピーが泣かせるラーメン屋。
店の看板メニューである 屋台ラーメン の、”特製”を頼む。
あんかけの野菜が上にたっぷり乗った塩ラーメンだったのですが
美味い… が熱い。 口中火傷しながらやっと食べ終えました。
他の二人は 屋台ラーメン(特製でない)だったのであんかけがなく
食べるのが早かったのです。追いつくのに必死、大変でした
温かいものも食べたところで、沼津ICより東名に乗る。ここから一気に中井SAへ。
中井SAで止まったのは、そこから先流れで解散にしようという打ち合わせの為。
八王子から来た人は厚木で降り、私は横浜町田で降り、
最後の一人はそのまま東京IC→首都高→船橋まで。
実は今回の旅、ウチの2stローク250cc高回転型Vツインというエンジンの関係で
ずっと殿だったんですよ。自主的にやったことではあるのですが
常に併走していると後方へまき散らすオイルが凄いノデ。
ですが、中井SAを過ぎた辺りでガマンできなく。ふっ(自嘲
もう帰宅するだけだったという事情もあり
それまでは、先頭を走っていたXR250(ペースが一番遅い車両に合わせるため)
のペースで走っていたのですが、出発してトラックの追い越しをかけがてらすぐに全開。
…が、もう一人はZ750Sっていうバイクでして110psぐらい出てるんですよ。
私のバイクが180km/hに達した辺りでブチ抜かれる(笑
あっちは240km/hとかでますからね、全く。馬力もウチの2.5倍ぐらい出てるし。
とはいえ、そこまで400kmぐらい殿努めていたフラストレーションが爆発。
Z750Sがかっ飛んでいくのを追っかけて厚木まで。
厚木でZ750の人と手を振りながら別れ、そのままのペースで町田まで。
最初の2kmぐらいのとこで既にXR250の人は完全に見えなくなって居ました(笑
まぁXRは130kmとかが良いところなのでペースが合うハズはないんですよね。
最後の数十㎞3台は 200km/h>180km/h>110km/h とかの平均値でした。
そんなこんなで、中井SAから自宅まで45分で到着。
無事今回の482.3kmの旅が終わりとなりました。
総じて思うこと。やっぱり数台単位でいくツーリングは楽しいですね!
一人の時ではあり得ないテンションで馬鹿やったり。
また機会を作っていってやるんだ!と思える旅でした。
ご覧の皆様も是非バイクに乗って、私とツーリングしましょう。ちゃんと後ろ走りますから(笑
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2010年現在の目線で感想など。
ううむ。若いですね~
Z750Sの方と走ったのは、恐らくコレが最初で最後。
何度か「走りましょうよ!」と話はするものの、お互い違う仕事で多忙ゆえ不可能でした。
とりあえず土日が休みの仕事に就いて、いつか走りたいなと思っています。
XRの方とも走りにゆきたいなぁ。
山猫復活計画 -其の拾-
人生にも色々とありますが、
少しでも待って下さる方が居る以上は今日も更新させて頂きます!
(ネタがあるウチだけとも言いますが(笑 )
さて、前回でいよいよ形になったうちのMountainCAT!
今回の日記では実走テストとなります。
【MTB復活計画、クランク周りです】
今まで部屋に入りっぱなしだったMTBを、
ワクワクしながら玄関から出してゆきます。
家の前の道路で最後の確認をし、早速跨って出発です♪
----数十m程走って----
ありゃりゃ…こりゃダメだ(笑
部屋の中で行った調整や変速テストには問題無かったものの
自分の脚で強い負荷をかけると、
”35°に一回”程度の頻度で歯飛びを起こします。
そのままで走れない事もないのですが、
乗っていて不快なので一度自宅に戻って調整を行うことにしました。
整備当初…というより、以前正常に動いていた頃から
明らかにダメな場所で、現実から目を背けて居た箇所がありますが
そこは部品の入手難にてすぐにどうこう出来るわけではないので敢えて無視です(笑
構造的に一番気になる場所は、やはりチェーン周りです。
チェーンの長さを決める時に、通常は旧来利用のチェーン長を参考にしますが
今回の古いチェーンは完全に錆び付いて真っ直ぐにする事さえ困難だったのと、
ディレーラー自体を交換していたので、これまた現物合わせでカットしていました。
その時、余裕をとって1リンク長くカットしていたのです。
弛んだチェーンというのは、歯飛びの原因になりますので
まず出来ることとして、チェーンのリンク数を減らす事によって張りの適正化を行いました。
加えて、チェーンリンクピンのカシメを行ったときに
工具側の原因でカシメが強めになっており、少し気になっていた動きの硬いコマを
広げつつ、揉みだして動きをよくしておきました。
早速、再度テスト走行に出ます。
----数百m程走って----
症状こそ改善されたものの、やはり解決に至っていません。
そこで、いよいよ現実に目を向けることにしました。それは…
【 スプロケットが絶望的に減っている 】 のです。
まず気にしたのは、フロントのスプロケットです。
当復活計画の初期で、
”MountainCATの部品構成を選ぶときに、アルミ製のスプロケにした”と
申し上げましたが、当然鉄よりも素材的に弱い為に摩耗がし易いものでした。
購入当時、子供心に『フレームと違って交換が出来るし』と考えた気もします。
一番最初にスプロケの摩耗を気にしたのは、乗り始めて1年しない頃でした。
それというのも、当時は随分と活発に走りまわっており、
富士山から流れ出た湧き水の急流の岩場で、飛んだり跳ねたりしていた所
何度となくフロントのスプロケットを岩に擦った事があったのです。
そんな折、スプロケットを見ると歯が明らかに短くなっていたのが見てとれました。
そして現在。
短くなったスプロケットの山とは別に、典型的な摩耗としての症状も見られます。
”歯が尖る”、”ローラー受けの部分が斜めに摩耗”などの症状ですね。
もはや、スプロケットとチェーンの当たりが出ればいいという状態でもありません。
見て見ぬ振りをしていましたが、呆れるぐらい酷い状態です(笑
オートバイならばとっくに走行不能ですが、
自転車は力が掛からないのでなんとか誤魔化せていたというのが実状です。
そうそう、このスプロケットなのですが
よく見ると大変面白い特徴があったりします。
解りますでしょうか?
このスプロケットは、楕円形をしているのです。
通常のイメージは無論真円であり、オートバイのような定出力な乗り物は基本的にそうです。
この機構、Shimanoが当時鳴り物入りで登場させた
【 biopace 】という特殊なスプロケットです。
・・・といっても、当時12歳ぐらいだった私はそんなことを気にしていませんでしたが、
今になって調べてみると、色々と面白い意見があるものですね。
主に、否定的な意見が多いようですが、私は嫌いな機構ではありません。
構造的に、”負荷が掛かる部分で力が少なくて済む”発想のものですが
瞬間的に大トルクを出したい時には結構好都合なのですよね。
具体的には、岩や階段を超えるときなどは駆動をしたままフロントを上げやすく便利です。
そんな訳で、往生際よくスプロケットを交換する事にします。
ふっふっふ…
こんな事もあろうかと!こんな事もあろうかとッ!!!
実は買っていました( ̄ー ̄)ニヤリ
それというのも、某オークションで丁度良い出物を発見したので
勢いで入札しておいたものが落札出来たのです。
これまた【 biopace 】タイプの、鉄に樹脂でコーティングされたものです。
新旧を比較してみましょう。
クランク長は同じ(170mm)タイプですね。
ですが、”素材が鉄”だったりします。
実際に持ち比べてみると、元々のクランクセットと比べ倍近い重さがあります。
旧来より利用のアルミタイプの物に比べると、明らかに安物でして。
元々のものは、各ギアが個別に取り外せる組み立て式のものであるのに対し、
今回購入した鉄タイプは、リベット留めの非分解タイプのセット物です。
加えて、クランクのペダル取り付け穴が完全に錆防止の樹脂コートで塞がれています。
私のMTB用ペダルは、
六角のボルトタイプなのでレンチを入れる為の穴を開けました。
比較写真では既にクランクが外れていますが、
取り外す為の特殊工具を使用して外してあります。
バイクの、フライホイールプーラーによく似たクランク外しです。
この写真でも解りますが、中間のスプロケットも明らかに摩耗限界を超えています。
ボトムブラケット周りを掃除し、早速クランクとペダルを取り付けました。
こちらの側面から見ると、ちょっとだけ新車気分です(笑
写真をよく見ると解ってしまうのですが、反対側の左クランクは交換していません。
実は、そんなに都合良く左右のクランクが手に入るわけもなく
”反対側は入手不可にて、交換出来なかった”のが原因です。
コレばっかりは、当時ものの部品に拘ろうとするとどうにもなりませんね(苦笑
無事にクランク交換も終えたので、またテスト走行に出ました。
曇り空の下、丁度10km程を勢いよく走りまわって来ました。
流石にスプロケット交換後の調子は随分と良く、問題点はほぼ解消です。
高負荷での駆動にもほぼ問題はなさそうです。
ここで”ほぼ”と申し上げたのは…
やはり、ディレーラやチェーン、
フロントスプロケットが正常化した所今度はリアが気になり始めました(笑
具体的には、リアの最小ギア付近で歯飛びする傾向にあることです。
こちらも入手しないといけませんね。
本日出来る作業はこの辺りで終了です。それではまた次回に続きます!