CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「おみおくりの作法」

2015-09-17 12:29:52 | 映画・洋画
STILL LIFE  2013年  イギリス



≪ストーリー≫
ロンドン南部のケニントン地区、
公務員ジョン・メイは民生局に働く、
たったひとりの局員で、地区で孤独死した人々の身寄りを探し、葬儀を行い、墓へと送る、
律儀な彼は、どんな人に対しても、敬い死を悼み、出来得る限りの身寄りを探すのだが、

ある日、彼が住んでいるアパートの別棟でビリー・ストークが発見され、
いつものように遺品の中から身寄りを探すのだが、
上司に呼ばれ、彼の丁寧なやり方に行政は経費削減と解雇を言い渡される、

やり遂げたい最後の仕事にジョンは個人の手がかりを集め、 
彼の人生に思いを馳せる、
家庭を持ちながら仕事をしていたこと、
解雇され、そこから逃げ出し、新しい家族を設けたこと、
軍隊に入り、フォークランド戦争に行ったこと、
刑務所に入っていたこと、

そして、やっと実の娘ケリーに会うことができる、
しかし、葬儀に出席の旨を伝えるが断られる、

四角四面の彼の性格が少しずつ変わり初め
食事も違うものを食べたりするようになる、
最後、自分用に用意していた墓地を彼のために譲ることにする、

その後ケリーから葬儀に出席の電話を受け、また一緒にお茶することも誘われてこころは踊り、
その日のために買い物をしたり・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

※ネタバレあります

寸分の狂いもないジョンの私生活のなかで、
ビリーの人生をなぞっていくうちに、
また自分が解雇されるのも割り切れない奥に、
ビリーがやったように、自分も腹いせに上司の車におしっこをかけたりするんですけど、
全般的に辛気臭い映画です、

でもでも、
くすっと笑えるところもあったり、
次第と44歳、勤続22年の彼の生きざまを応援したくなったりしていきます、

「人に歴史あり」、それぞれが生きてきた証ちゅうんですかね、
ちょっと参りましたよ、

ラストシーンでジョンが車にはねられて死んでしまうんです
そこはないやろ!と突っ込みましたけど
最後にビリーの葬儀には訪ねた人々が参列していて、
片や、ジョンのそれは寂しい限りで、
でもでも、死者の霊がいっぱい集ってくる
彼への思いが呼び寄せるんですね、


「おくりびと」のリメイク?と思うような邦題ですけど、
全然違いましたね、

こんな人いますかね?
モデルケースはあるみたいですよ、
今の社会が投影されてます
じっくりと見られる人にはおススメです

エディ・マーサン時々見ますが、良かったです
コメント
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