「デフレの正体」 藻谷浩介著 (角川oneテーマ21) 定価:724円
「デフレの正体」の裏表紙
【この本を読んだ理由】
1ヶ月ほど前に本屋へ行ったとき、本のタイトルが先ず気になった。
更に、帯に書かれていた宣伝文句(写真上)が凄いと思った。
裏を返してみると“2010年新書経済部門ベスト1”(写真下)とある。
即、購入を決定した。
【読後感】
この本は、東北関東大震災が起きる直前に読み終わっていたので忘れかかっていた。
“日本を蝕む「内需不振」という病気。
その原因は地方も大都市も等しく襲う「現役世代の減少」と「高齢者の激増」。”
と著者は言う。
“つまり、生産年齢人口の急激な減少が国内需要の減少、ひいてはデフレの要因になっている。
端的に言えば、消費をリードする若い世代がお金を持たず、多くの金融資産は消費意欲の低い高齢者が持つ。
その結果内需は低迷し経済も停滞するのだ。”
と言うことらしい。
ではどうすればいいのか?
①高齢富裕層から若者への所得移転を。
②女性の就労と経営参加を当たり前に。
③労働者ではなく外国人観光客・短期定住客の受入を。
著者は上記3つのことを重点に考えを述べている。
しかし、わたしにはその考え方が本当に正しいのかは判断できなかった。
この意見に反論するようなことを書いている本があれば読んでみたい。