「俳句いきなり入門」 千野帽子著 (NHK出版新書) 定価:780円
「俳句いきなり入門」というタイトルに轢かれて、つい買ってしまった本である。
帯の文句が興味深かった。
“俳句は一発芸。
俳人はDJだ。句会はゲームだ。季語にはこだわるな。
言葉を無限にひらく「座の文芸」にハマろう。”
さらに、帯の裏面には、
“モテ俳句への最短路は、きれいごと一切抜きで
第一章 句会があるから俳句を作る
第二章 俳句は詩歌じゃない
第三章 言葉は自分の「外」にある
第四章 だいじなのは「季語以外」だった
第五章 きわめて大雑把な「切れ」の考察
第六章 文語で作るのは口語の百倍ラク
第七章 ひとりごとじゃない。俳句は対話だ。”
一応、ざっと読んだ。
共感できるところもあった。
でも、わからないところも多々ある。
“読む相手に解釈を預けることこそが俳句の醍醐味”
と主張する著者。
俳句サークルに月一回通って悩んでばかりいる私に、
何かヒントが貰えそうな気もする。
もう一度読み直してみたい本である。