
「人生、90歳からおもしろい!」 やなせ たかし著 (新潮文庫) 定価:550円
この本は、93歳・現役漫画家アンパンマンの作者による人生哲学であり、
高知新聞で10年以上続いている連載「オイドル絵っせい」からえらんだものだそうだ。
人生、90歳からおもしろいことがあるなら・・・と、色気爺は期待する。
ところが答えらしいものが出ないうちに読み終わった。
最後に「文庫版あとがき」を読んだら、
“「人生、90歳からおもしろい!」というタイトルにしたのは、実はぼくの願望であって、
老後ますます面白く人生すてたものでないという希望をもたせたかったからである。
でも老化は進行して実は大変なのである。
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それがまた生き甲斐になる。苦難もまた生きているあかしであり、生きているよろこびでもある。
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つかのまに過ぎていく人生なら、泣くよりも笑っていたい。たとえいくらか無理してでも・・・・・。”
そういうことだったのかと納得せざるを得なかった。