連休で少しのお楽しみと息抜き。
妹のところで筍掘りと小川遊びをこの時期には毎年楽しませてもらっている。特に楽しみに待っている家族もいる。こちら私の一族が押しかけて、恒例の筍料理とバーベキューを味わい楽しませてもらった。
白木蓮の葉っぱは新鮮な緑色に。この樹の下で集いました。
バーベキューの準備が整うまで大縄跳びをして喜ぶ小学生3人と4歳の園児。
大縄跳びは小学校のお姉ちゃんやお兄ちゃんたち(小6、小2、小1)のように、4歳の子は縄に入れなくて、そのうち悔しい…というようなふくれ面、やや泣きべそ顔。
なかなか見所あるよ、次の機会にはきっと真っ先に跳ぶね!とあーちゃんは思う。
薪に火を着け炭火を起こす。庭の落ち葉も、少しずつ加えて火起こしに加勢する。煙も立つけれど、それさえ私世代は懐かしく嬉しい。煙に涙して咳き込んでも…!
そして分厚い鉄板が徐々に温められてバーベキューの準備完了。
黒毛和牛、豚の厚切り、ソーセージ、ハンバーグ、味噌だれ味付け肉に野菜を焼く。そして去年初めて味わったが、焼き芋ならぬ焼き筍が、いままで味わったことがなかったもので、ほんのり甘みさえ加わり、旨みが筍の中で凝縮しているような味わい! 少ししかないだけに更に旨い!!
筍料理は筍ご飯、筍旨煮、味噌汁にも筍とわかめ、筍の鰹節含め煮、そしてセリの胡麻味噌和え、極めつけは筍の木の芽和え。すべて筍料理は妹の手による。初めて参加だった Koi夫婦の旦那さんの感想は、「筍を美味しいとは思ってはいなかったが、今回は筍って美味しいものだなぁと、思った」と。主催した妹夫婦は、「それは、良かった!」「甲斐があるわね。喜んでくれるのが何より…」と逆に喜んでいた。
野外で食べる味はいつもの食事とは全く違う味わい。大人はその炭火の火起こしもガスで簡単に料理するのではない。炭をつついたり、ひっくり返したりして火力を調整するのも、変化のある良い時を与えられる。面白い!楽しい!美味しい!
ちょっと多すぎるかと思った肉も、カボチャ、キャベツ、玉ねぎ、人参、椎茸などが思いがけないほど、売れ行きがよくて、それぞれのお腹の中にどんどん入っていく。
母の誕生日祝いはこの前日だったが、そのときにメタボリック症候群の話がでて、男性は腹囲85センチ女性は90センチ以上は、メタボリックです…と、メジャーを出して計りながらの話の展開があった。もちろん我ら夫婦はメタボ夫婦なんだけれど…ね。
そんな話題がちらちらよぎるのに、今日はいつもよりもたっぷり食べてしまっている。
食べ終わって焚き火をしながら、後片付け。食べた紙皿もコップも火の中にくべて周辺が小奇麗になった。
左手前に並んでいるのは彼らの収穫、筍たち。「もう無いかも…」と言っていた筍が昨晩雨が降ったので随分たくさん掘れて「掘り隊組」も満足。筍掘りは掘る向きがあって、その方向から鍬を思い切って入れるとポロリと掘れるというが、やってみるとなかなか難しい。
その後もう一つのお楽しみは、水温む小川でザリガニをスルメで釣る遊びだ。子供だけではなく大人も昔を思い出して楽しんだ。
しかし、始まりが予定より遅かった。競馬開催日に当たっていたため大変な渋滞に巻き込まれて到着が遅くなった。だからザリガニ採りは暮色が一面覆う頃まで続いてしまった。名古屋からの「夜行運転組」は、かなりお疲れ~という結果にもなったけれど、満足した一日であった。