メッセージカードに、気の利いた言葉を書こうとするとなかなか書けないものだ。
先日の母の誕生日祝いの会に、メッセージを書いたひこ孫たちがそれぞれ読み上げたその言葉に感心した。
まず、11歳3ヶ月の姉が、曽祖母にメッセージ
ちゃーちゃんへ
89才のお誕生日、おめでとう (花束の絵が彩りよく描かれる。)
いつまでも元気でいてね。
Rioも、ちゃーちゃんみたいに、
元気で89才をむかえられると
いいな。 Rioより
(この呼び名は彼女がまだ幼児語時代に自身で考えた。ちゃーちゃんは、Rioママが私の母をおばあちゃんと呼んでいるのを真似てちゃぁちゃんと。なお祖母である私をあーちゃんと区別して呼んでくれた。まだまだ若かったから、周りの大人も、私を「お祖母ちゃん」とは言えず、この子のママがおかあさんと呼んでいたのを聞いていて、孫は、私をあぁちゃんと呼んだので、それがニックネームとして定着。)
そしてさらに傑作なのは6歳6ヶ月になる次女。字もこの年頃にしては綺麗でしっかり書けている。(ババ馬鹿という勿れ!)
ちゃーちゃんへ
89さいおめでとう
まだまだながいきしてね。
Saraの赤ちゃんもみてね。
(ちゃーちゃん…と書いて、若い可愛いちゃーちゃんの似顔絵。ウインクしている。)
周りにいた大人たちは、意表をつかれた。
6歳の子が、この先成長して結婚して、赤ちゃんを産んで、その赤ちゃんを見て欲しい…と言う。
その先の長さがかなり具体的に表現されている「凄い!」と思わず感心してしまう。
今や、老人保健施設で介護されながらも、生活している人たちの中には100歳もそんなに珍しくも無い。冬から春にかけて大丈夫かと案じた私にはとても考えられなかったことだった。
「そうだよね。頑張ればそういうお年よりは結構いるんだよね。」とひとり納得して、明るい気持ちになっていた。