訃報が入った。急遽、父のふるさとへそれも久しぶりに出向いた。
梅雨の晴れ間。(長野新幹線の車窓から) 鎮まった心を映し出してくれるような空…いえいえ、不安一杯の心が…でも、大丈夫!というような励ましが感じられて…複雑。
長野五輪の開催があったので、整備され長野の様子が少し変わってしまった。
如是姫の像が駅前を象徴していた印象があっただけに、今回はどこへ?と探した。善光寺の方向を指し示している如是姫は、バスターミナルの後ろ、階段を下りて視線を少し横に振れば、すぐ見える目立つはずの位置なのに…。
思い出に繋がる如是姫の像。父に連れられてよく長野の親類、本家を訪れた。駅に降り立つと必ず「ほら、如是姫像だよ」と、注意を促された。当時この像は駅前のロータリーの中心にあり、姫の像は長野駅を象徴しているように見えた。そう心に占めていた如是姫はどこに移ったかと探してしまった。
善光寺、信仰、お釈迦様に繋がる象徴。信仰で病が治ったという象徴。
如是姫を父が特に指し示したのは?…子供心にもかなり強い印象で今に残ったのは、尊い命を少しでも救えるのなら…と、医者になろうとしたのであろうか。そのことを父は私に伝えたかったのであろうか? 祖父が医者であったから当然の成り行きで医者になっただけではないと言いたかったのか?
親心として、どんな親でも子供は絶対的に可愛い、それこそ掌中の珠と思っているんだよ、と伝える手段にしたんだろうか?
とにかく何も思っていなかった子供時代の私は、この如是姫の像に会うと父の面影と重なり、父のふるさとへ帰ったという思いを濃くする。
梅雨の晴れ間。(長野新幹線の車窓から) 鎮まった心を映し出してくれるような空…いえいえ、不安一杯の心が…でも、大丈夫!というような励ましが感じられて…複雑。
長野五輪の開催があったので、整備され長野の様子が少し変わってしまった。
如是姫の像が駅前を象徴していた印象があっただけに、今回はどこへ?と探した。善光寺の方向を指し示している如是姫は、バスターミナルの後ろ、階段を下りて視線を少し横に振れば、すぐ見える目立つはずの位置なのに…。
思い出に繋がる如是姫の像。父に連れられてよく長野の親類、本家を訪れた。駅に降り立つと必ず「ほら、如是姫像だよ」と、注意を促された。当時この像は駅前のロータリーの中心にあり、姫の像は長野駅を象徴しているように見えた。そう心に占めていた如是姫はどこに移ったかと探してしまった。
善光寺、信仰、お釈迦様に繋がる象徴。信仰で病が治ったという象徴。
如是姫を父が特に指し示したのは?…子供心にもかなり強い印象で今に残ったのは、尊い命を少しでも救えるのなら…と、医者になろうとしたのであろうか。そのことを父は私に伝えたかったのであろうか? 祖父が医者であったから当然の成り行きで医者になっただけではないと言いたかったのか?
親心として、どんな親でも子供は絶対的に可愛い、それこそ掌中の珠と思っているんだよ、と伝える手段にしたんだろうか?
とにかく何も思っていなかった子供時代の私は、この如是姫の像に会うと父の面影と重なり、父のふるさとへ帰ったという思いを濃くする。