いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

環境で

2008年06月14日 | 会報お役立ち


 白秋の詩で感じてしまう…(昨日のアップロードした記事「薔薇」から)
 諦めにも似たどうしようもないことと、環境によって如何様にも変われるのだということ。別に白秋がそのことを言おうとしてはいないのだとは思うけれど…。
    薔薇の木に
    薔薇の花咲く。 

    なにごとの不思議なけれど。   白秋・詩

 あなたの子どもはあなたにそっくりなのよ、別に不思議ではないのよ、ね!
 あなたの子どもはなぜ切れやすいの?親のあなたが切れやすいのね。
 あなたの子どもが優しいのは、あなたが優しいということね。
 楽しみながら熱中できるのは、親譲りなのね。
…ということでしょう?


では、赤い鳥小鳥は?
    赤い鳥小鳥
    なぜなぜ赤い。
    赤い実を食べた。          白秋・詩

 友達はおとなしく物静かな人が多いね。朱にまじわれば赤くなる-と同じだね。
 教育面で言えば、「孟母三遷の教え」です。
 子どもはまだ何色にも染められていないから、育ち方でどんな色にも染まるのね。
 子どもが何を好むかで、周りの友達も決まってくるし…
…環境が子どもを育ててくれるということね。
          
 未来を支える子どもたち。その子たちを明るくまっすぐに育てていくのは大人たちの責任。
 秋葉原の事件は何故に起きてしまったのか? 人を傷つけて自分の立つ瀬ができるというような、そんな風にしか考えることができなかった狂った犯人…結局は周囲・環境が、彼を創り育ててしまったのではないか?
 大人たちは、このことを真摯に受け止め、これからの子どもを、もっと広い視野で考えられる子どもに創りあげていかねばならないのではないか?
 結果をただ論じても仕方がないこと。その現象を軽々しく言ってはいけないと思っては、いる。
 なぜ、深い闇の中に閉じこめてしまったのだろうと、推測して、何とかならなかったのかと、思ってしまうのだけれど、本当のことは、本人にもわかってはいないのかも知れない。 
 あ~、こんな考えしかできない今日は、単に堂々巡りの空虚な一日だった。