いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

West home’s Members

2008年06月21日 | SO-Color


 いつも待ち合わせている広場。時間になっても、豊田にお住まいの先輩のお顔が見えない。携帯でご自宅に問い合わせてみたらご主人がいらして、連絡が取れたお陰で無事一同揃う。
 名古屋駅は地方都市と言っても3大都市のうち。JR線は勿論のこと、名鉄、近鉄、市営地下鉄の駅改札口も隣接しているので、思い違いをなさったようだ。35年続いているメンバーと1年ぶりに、三重・湯ノ山温泉に行こうとして集まったのだ。
  

 このホテルのMembersとなっている方のお骨折りがあり、少なくとも1年に一度は1泊したいとの合言葉どおりに集まっている。
 ある時期、公務員合同宿舎に住んだというきっかけと、子どもたちが同じ幼稚園に通っていたという共通項を持った仲間だ。当時は毎年の夏休み一大イベントとして親たちが協力し、愛知・岐阜近郊の手軽な山や下呂温泉とその周辺とか、篠島・佐久島に船を使って渡ったり、浜名湖で楽しんだりと、行き先も内容も、キャンプや宿泊など子どもに体験を積ませる目的を持っていた。親たちも便乗のかたちで観光を楽しみ、遊んだ。夏の思い出は変化に富んだ時間を持つように心がけた。
 子どものために始まったお母さんたちの絆。それが35年という長い期間続いていることは奇跡に近いのではないか。
 子どもたちは幼稚園時代からなので、男の子・女の子という分け隔てなくのお付き合いだったけれど、そのうちお母さんたちだけの結びつきとなっていった。
  


 ここのお風呂はラドン温泉。無味無臭の透き通ったお湯。そして露天風呂風の外が眺められるお風呂は薬師湯と滝湯、檜湯。インターネットで開けてみると、女湯も男湯も同じ大きさのようだ。検索しての画像が私たちが入った女湯のだったからだ。今や、女湯が小さくて男湯が大きくて立派というのは時代遅れと言っても過言ではないようだ。利用される方々も平日は女性が多い訳であるし…。
…と書いて、私たちが利用したのは平日だから、土日は事によると小さいお風呂があるとすれば、女湯の暖簾はそちらに掛けられたかも知れないという考えに及んだ。しかしこのブログに載せる用意のときに気づいたので、今更確かめても仕方がないか!  次に湯ノ山に来るのはいつのことか?と思いながら…。 「次回は下呂温泉で会いましょう」と、日程もほぼ相談がまとまっている。楽しみはチェーン状になって繋げたいのはみんなの望みと言えるのだ。

 
 みんな、みんな魅力的な方々。しっかりと自分の生き方を持ち、個性がはっきりしている。35年も、またこれからも続くであろう、この友情が壊れないでこれからも「会いたい」と願い続けるだろうという秘訣は? 
 それぞれが自分を大事に思っていると同じく仲間其々の生き方に意見感想を述べ合いながらも、その場でけじめをつけて後に持ち越さないことか?
 長い付き合いだから、其々の立場や生き方の姿勢を理解できるから安心しておしゃべりし、楽しめるからか?
 そんな仲間の人と人のペースト役が、時に応じて適当に違ったり、バランスがうまく取れて微妙に惹かれあっているかも知れないからか?

 要するに相手を違う目線であったにせよ、踏み込める位置を知ったうえで、相手を尊重し認めているからであろうと思った。

                    (ホテルのフロントとロビー)