いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

兆し (侘助椿)

2009年01月23日 | SO-Color


 昨日は氷雨に見舞われた。一日中、降り続いて今日の昼過ぎまで小雨模様。
 これまでは朝早い運転に、冷えたハンドルを握って車の中が温まらないうちに目的地に着いてしまったので、手のひらが、つ~めたく指先が氷のようにカチカチになって困った。昨日もエアコンが効くまでの間が長く感じられた。
 そう、1月20日は大寒。寒いはずだ。
 その20日から3日経った今日、午後から雨が上がり、お日様が顔を出した。あぁ、和むような暖かさ。実感として受け取れる体感温度に、心もほぐれる。風景も暖かそうな、一雨あるとその分春に近づいて行っているような今日の景色。いやいや、立春までまだ少しある。風邪のひきなおしをしないように、気をつけよう。

 おとといアップした椿の花が、今日雨が上がったころは雨粒を湛えながら美しく咲き出していた。椿の花の名前は「浅香姫」?「桜里」?「不老庵」? ネットで調べましたが判明しませんでした。椿の名前は「侘助椿」または「侘助」と判りました(26日追記)。
 
 私は花を綺麗に撮りたいと思いながらもなかなかピントが合わずに出来が悪くて、なんとかならないものかと、自分でも思っていた。そんな写真でも言葉が詰まったブログの1ページに、撮った写真を織り交ぜて目休め程度の変化を期待して、載せていた。
 でも、今日の椿の写真は一昨日よりもよく撮れたと思う。コンパクト・デジカメだから一眼レフのデジカメのようにはとても撮れないと諦めの風情でいたが……。あれこれと撮りながらの研究?で、ついに、まあまあか!と自己満足ではあるが花の綺麗な写真が撮れる様になった。偶然の強みもあるけれどね。

 ピントもボケないでカッチリ! 露の丸みの中に薄桃色の花びらが見えているではないか!…感激。
 実はこの椿、直径10センチ足らずの小輪咲きで色合いも優しくて、品種改良もされない野生のごとくの目立たない花。咲き方も蕾のうちは上を向いているのに、咲き出すと恥じらいをみせるような静かな咲き方で、だんだん下向きになる。ラッパ咲きというのだそうだ。
 母が植えた小さな薄桃色の椿が一段と陽射しの加勢を受けて綺麗に見えた。花の姿を見つめ素敵な花だと、そのかわいらしさ、愛らしさ、いじらしさを表現したいと思いながらカメラを向けると、ちゃんと花は応えてくれることを発見した。
 ちょっと嬉しくなってきた。