いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

クラスメイトで新年会(歌のこと)

2009年01月30日 | SO-Color

 1ヵ月前にお誘いのあったミニクラス会。駅前の波奈でお昼を頂こう!の呼びかけに、14名が顔を揃えるという。お昼の母の食事介助は私の役目で、この寒さもあり心配な様子だったので、手抜きはせずにおこうと予定していた。けれど、おとといあたりから少し良い方向への兆し、母の微笑みも見えてきたので、自分自身のことに早速切り替えて、ヘルパーさんにお願いしてクラス会へ出席してみた。
 この集まりは、いつも Isokoさんが連絡を取ってくださって、都合のつく方が集合する。彼女がマメにやってくださるからで、たびたびこのような機会がもてるのだ。友達と過ごせる時があることの幸せを感じている。
 
 私たちの集まりのメニューは、食事会からカラオケ、そして夕方からはアルコールも添えた食事と楽しいおしゃべりに、どんどん若さ溢れる雰囲気に移行していくところがミソというもの。
 カラオケには若い頃、“職場の花”で歌っていらしたんじゃないかと思わせる方、音楽的才能のある方、今もその方面で実際に活躍なさっている方…など多彩。聴かせてくださる。
 “Forever Friends” なんだと、実感する。 竹内まりやの作詞・作曲にあるがそうだねと頷く部分が多い。(歌詞は次のとおりです。)
 ♪ どんなに長く ごぶさたをしてても 電話ひとつかけるだけで 学生に戻れる
   懐かしい場所で 待ち合わせをしたら 思い切りはしゃぎながら ドライブに出かけよう
   それぞれに抱えてる悩み 打ち明けなくたって 瞳を見ればすぐわかる 恋のゆくえくらいは
   だって 彼よりもっと心許している
   そんな仲間 永遠の友達 いつまでも友達
               ―(以下略)― 

  
 今まで何度か会っているのに、共通の歌を歌うことは稀! “共通”とは、一番に校歌だ。
 先日母校のホームページを開いて校歌をクリックした。歌詞と同時にピアノでの旋律が流れてきた。思わずひとりでそれに合わせて歌っていたら、涙が出るほどに感極まってきたのだ。歌おうよ!と呼びかけた。卒業以来歌っていなかった人も、歌えるか心配の方もいたが、みんなで歌ったら不思議に歌えた!と、いう方もいらした。
 現在も歌われ親しまれている、朧月夜〔菜の花畑に入り日うすれ…〕紅葉〔秋の夕日に…〕故郷〔うさぎ追いし…〕日の丸〔白地に赤く…〕春の小川〔春の小川はさらさら流る…〕などの歌を作られた、作詞家高野辰之と作曲家岡野貞一のコンビが、我ら母校の校歌を作られたのである。  
  
           
                                      作詞 高野辰之
                                      作曲 岡野貞一
                                      編曲 山田礼子
        1 月の桂は手折るとも 言葉の花はかざすとも  
                  千葉野の松は色変へぬ 操あらずば何かせむ
        
               2 袖ヶ浦を漕ぐ船の おごらずうまず怠らず
          おのがつとめに励みつつ 御国の民と世に立たむ 


          
 文語調で、内容も古めかしく思うかもしれない。しかし、女性のあるべき姿、人として生きる姿を謳っていると思う。誇らしいことと思う。この精神はいつの世にも生きて行かねばなるまい。そしてこの思いを無意識ではあったが、胸に抱いて生きてきた半生を思うと感激に震えてくるのだ。
 校歌を歌わなくても、共通の気持ちに帰れるけれど、さらに校歌を一緒に歌えば…それこそ、“校歌の効果”である。

 「○○年度第○回卒業生同窓会」とか「クラス会」とか単語を並べ立て長々しいから、ひと言でその固有な年度を示す良い名前が欲しいと提案したいと思う。
 「千松会せんしょうかい」響きも意味合いもいいな!葉と変わらぬの色と…素敵じゃないかなぁ。
 「淡竹会はちくかい」これは学校文集の名前を貰ってみた。
 「月の桂会」「言の花会」「月華会」「桂樹会」「燦き会」…
 「・・・・・・」 あ~私の浅知恵では良いのが浮かばない。何か無いかな?…と言ってみて、おや?私は会の名前などを考えるのが好きなんだなぁと振り返って思う。実はこの文学散歩会が西暦2000年に出来た会だからと、「二千和会」と提案、命名したのは私だったじゃないの!
 (でも…名乗るも照れてしまう「セレブ会」は賛成はしたのだけれど、私の案の範疇にはない。念のため。)