私はこの地に久しぶりに住むことになって久しい。しかし道路も昔とは変わり、自分で運転もしてなかったし走ろうとする道路を殆ど知らない。
それでも、ナビゲーションは無いが、昔の友達を訪ねたり、母のショートステイ先を選択するため市内のあちらこちらの施設を探したりした。それこそ前の晩、地図帳とにらめっこして、信号を幾つ超えれば右に…さらに左に…と、ポイントを書いておいて、その予習に従って動いていた。パソコンにも親しんでは居なかった少し前のことであったのだが。
母が何度か入院したのだが、ここから結構遠い市外の病院の場合もあった。毎日、今日は東からとか、西から行ってみようかとか、探検や冒険や発見を狙って動いては、母の見舞いをした。
「ナビ」が無いため、目的地には間違って遠くに進んでしまっても、結構時間がかかりながらも、何とか行くことは出来たものだ。
それが、今回は、いつもご厄介になっているNissan-アプリーテのダイレクトメールによると、一番簡単な物で3万円足らずのところでナビが手に入りそう…。
いいチャンスだからお願いすることにした。ポータブル製品で取り付けも自分ですれば出来るだろうけれど、ディーラーさんにお願いすることにして、1時間の待機が必要となった。そこで、持参の本や週刊誌を読み、テレビに眼をやって、コーヒーをセルフサービスで飲みながら、待つことにした。
下に示すように、チャッチイ、おもちゃみたいなナビゲーション。もう少し資金を掛けるべきだったか?…なんて、チラッと思いはしたものの、知ってる道を走るのが殆どのことなので、「これでいいのだ!」と思いなおした。
次女の配偶者も「おかあさん、これが結構人気があるんですよ。」と勧めてもくれたんだし、自信を持たなくてはね、と。
いつも親切に対応してくれるOhdateさんに、写真を撮っていいかと許可をもらったので、このブログのアドレスをそっとお教えした。
Ohdateさんや、女性の事務の方も、とても親切な方で安心して寄りかかってもいるし、いつも、お世話になっていて少々の無理も聞いてもらったりしている。
さあ、これからはおゆみ野の旧友を訪ねて行く「お芋掘り」にも、余計なところに迷い込まなくて行けるに違いない。また別の友達の家には、よく迷ってしまい何とか辿り着くが、迷うところは過去にも迷っているところである。“ここは迷うよ”とインプットしてしまうと、不思議なことに、大抵次の機会にも迷う。
こんな記憶を大概の皆さんも経験しているらしいのである。 だから非科学的なことが通っていた昔は、“狐に化かされた”なんて言うのであった。