第94回の院展が始まった。早速観賞に行った。
院展は日本画の、特に絵を、大学で学んだ方々の展示会だと、私の知る限りで受け取っている。中にはそうでない方も居るかもしれないのだが、多くは画家と呼ばれながらも大学で教鞭をとられている方が「同人」と称し、この流れを動かして居られる。
東京芸大の学長を務められた平山郁夫の『文明の十字路を往く』と題した作品と、向こうは福王寺一彦の作品。父親の法林(同人)に師事されている。(第2室)
月曜日の午前中から午後2時ごろまで、ゆっくり、とっぷりと日本画に浸かることができて、満足である。
…と、言ってもお腹が空いた。
都美術館に行く道筋で、大体目星をつけておいた「音 音 (おとおと)」で、お昼ご飯を摂った。
上野バンブーガーデン店。
「3時でお昼のオーダーを閉めますが…」とのことを、承知して「ひとり…」でと言うと、外を眺められる特等席に案内された。私のお気に入りになりそうな…。
香潤鶏の親子丼に、食後コーヒーか紅茶が付いている。カウンター席に新書版の読みかけ、岸田秀の「不惑の雑考」を置いて、外を眺めながら遅昼飯を摂った。
日本画観賞で満足の上、お腹も満腹となり、とても良い時間を娘からプレゼントされ帰路についた。あ~、満足(腹)よゥ~!