いわき市生涯学習プラザの
季節あふれる生け花です。
季節季節に合わせる素材を
よく研究しているのですね。
11月新そば用として
「そば用辛み大根」を2日前に播きました。
次に播く予定の野菜たちです。
朝からこのような本を読めることは楽しい。
半藤さんのは再読。
向田邦子さんが購入した
長谷川利行の絵です。
向田邦子 暮しの愉しみから。
今朝のゴーヤージュース。
牛乳が多すぎたようです。
朝から
本3冊を読むことに集中していました。
☆歴史を歩く、文学を行く・・・半藤一利著(再読)
☆向田邦子 暮しの愉しみ
☆大往生・・・永六輔著(再読)
歴史を歩く、文学を行く・・・半藤一利著より
P141
“対話”
日露戦争に日本が負けたらどうなったでしょうね。
秋山真之像が答えた。
P141に答えが・・・・・
“対話”
どうして
明治三十七・八年の日露戦争において
大国ロシアに小島国の日本が勝てたのですか。
秋山真之像が答えた。
「一歩踏みはずしたら亡国だ、奈落だという強烈な危機意識が、
日本人を一つのものにした。
それだな。
日本人一人ひとりの弱者の自覚が弱者の知恵、弱者の勇気をうんだ。
国民はまじめに心を合わせた。それでやっと勝てた。
いまの日本も経済大国だの、アジア経済の盟主だのといい気にならんことだ。
もういっぺん、まじめさをとり戻すことだ」
“対話”
これからの日本は大丈夫でしょうか
秋山好古像が答えた。
「“公”のために尽くすという気持ちを失ってはいかんよ。
“公”とは国家だけをいうのじゃない。
社会はむろんのこと、仲間や町内や自然環境もさす。
人間が人間らしく生きるためにも、
他人を思いやるという広い心が基礎となっていなければな。
とくに自然を大切にしなきゃ。」
半藤一利著
歴史を歩く、文学を行く
司馬遼太郎「坂の上の雲」と松山の人
「文」の町 軍人兄弟の足跡を訪ねて
より
と
半藤さんは
書かれています。
この本が出版された14年前
日露戦争時の軍人、秋山兄弟(好古・真之)の生家跡へ
タクシーの運転手さんに聞いても
「かしこまりました」といって直ちに応じてもらえることはほとんどないと
半藤さんは書かれています。
NHKTVで紹介される前はこんな風だったのでしょう。
本を読みなおすことには
こんな楽しみもあります一例です。
向田邦子くらしの愉しみ
P70
ほしくてほしくて手に入れた長谷川利行「少女像」
長谷川利行は
1940年10月12日
行き倒れとして板橋の養育院で息を引き取った
49歳の画家です。
若くして樗牛賞もいただいた画家(1925年第14回二科展にて)で、
放浪・酒・借金等にて
アトリエを持たないで放浪しながら絵を描き
押し売り同然に自分の絵を売りつける生活をしていた画家でした。
いのししも好きな画家なので
向田さんが絵を購入した場面には
何度も長谷川さんの絵を眺めた。
読んだ本は
図書館の無料コーナーへと。
これからは
蔵書はできる限りしない。